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公開番号2024060450
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-02
出願番号2022167821
出願日2022-10-19
発明の名称樹脂ブロック及び樹脂ブロックの製造方法
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H02G 3/16 20060101AFI20240424BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】複数のロックアームの性能のバラツキを抑えた樹脂ブロック及び樹脂ブロックの製造方法を提供する。
【解決手段】樹脂ブロック1は、左右方向に沿って溶融樹脂を押し出して設けた樹脂層、又は、樹脂粉末を左右方向に沿って溶融して設けた樹脂層、が積層されている。複数のロックアーム3は、ブロック本体2の外側面から突出し、電気接続箱のフレームに係止される。複数のロックアーム3の固定端31の突出方向が、互いに平行に設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
一方向に沿って溶融樹脂を押し出して設けた樹脂層、又は、樹脂粉末を前記一方向に沿って溶融して設けた樹脂層、が積層された樹脂ブロックであって、
電子部品を収容するブロック本体と、
前記ブロック本体の外側面から突出し、電気接続箱のフレームに係止される複数の係止部と、を備え、
複数の前記係止部の突出方向が、互いに平行に設けられている、
樹脂ブロック。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
請求項1に記載の樹脂ブロックにおいて、
複数の前記係止部は各々、前記ブロック本体の外側面から突出する固定端と、前記固定端に連なり、先端が前記外側面から切離する方向に撓む自由端と、を有するロックアームから構成され、
複数の前記ロックアームの前記固定端の突出方向が、互いに平行に設けられている、
樹脂ブロック。
【請求項3】
請求項1に記載の樹脂ブロックにおいて、
複数の前記係止部が、前記一方向及び前記樹脂層の積層方向の双方に交差する交差方向に沿って突出している、
樹脂ブロック。
【請求項4】
請求項1~3の何れか1項に記載の樹脂ブロックの製造方法であって、
ワーク上に複数の前記樹脂ブロックを並べて製造する際に、複数の前記樹脂ブロックの前記係止部の前記突出方向が互いに平行になるように製造する、
樹脂ブロックの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂ブロック及び樹脂ブロックの製造方法に関する、
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から車両等に搭載される電気接続箱(例えば、ヒューズ、リレー及びヒュージブルリンク等を内蔵した電力分配ボックス)は、各種の電装品に電線を介して接続され、それら電装品への電力の供給等を行うようになっている(特許文献1)。この種の電気接続箱は、ヒューズ等を取り付けるためのキャビティが設けられた樹脂ブロックを筒状のフレーム内に収容している。図5は、従来の樹脂ブロックの一例である。同図に示すように、樹脂ブロック100には、複数のロックアーム101を設け、フレームの内側面に設けた係止突起にロックアーム101を係止させて、樹脂ブロック100とフレームとを係止させている。
【0003】
ところで、上述した樹脂ブロック100を3Dプリンターで製造することが検討されている。しかしながら、3Dプリンターで製造した樹脂ブロック100は、金型で製造した樹脂ブロックに比べて複数のロックアーム101の性能(ロック保持力)のバラツキが大きい、という課題が見つかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-63648号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、3Dプリンターで製造した場合であっても、複数のロックアームの性能のバラツキを抑えた樹脂ブロック及び樹脂ブロックの製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した目的を達成するために、本発明に係る樹脂ブロックは、下記を特徴としている。
一方向に沿って溶融樹脂を押し出して設けた樹脂層、又は、樹脂粉末を前記一方向に沿って溶融して設けた樹脂層、が積層された樹脂ブロックであって、
電子部品を収容するブロック本体と、
前記ブロック本体の外側面から突出し、電気接続箱のフレームに係止される複数の係止部と、を備え、
複数の前記係止部の突出方向が、互いに平行に設けられている、
樹脂ブロックに存する。
【0007】
前述した目的を達成するために、本発明に係る樹脂ブロックの製造方法は、下記を特徴としている。
上記樹脂ブロックの製造方法であって、
ワーク上に複数の前記樹脂ブロックを並べて製造する際に、複数の前記樹脂ブロックの前記係止部の前記突出方向が互いに平行になるように製造する、
樹脂ブロックの製造方法に存する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、3Dプリンターで製造した場合であっても、複数のロックアームの性能のバラツキを抑えた樹脂ブロック及び樹脂ブロックの製造方法を提供することができる。
【0009】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の樹脂ブロックの一実施形態を示す上面図である。
図2は、図1に示す樹脂ブロックの側面図である。
図3は、図1のA-A線断面図である。
図4は、図1に示す樹脂ブロックの製造方法を説明するための説明図である。
図5は、従来の樹脂ブロックの一例を示す上面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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