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公開番号2024066581
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-16
出願番号2022176024
出願日2022-11-02
発明の名称コネクタ嵌合体
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H01R 13/42 20060101AFI20240509BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】簡易形状でランスの撓み変形抑制効果を得ること。
【解決手段】コネクタ1の端子保持部22は、筒状の嵌合部22aと、嵌合部の筒内における端子収容室22bの室内で端子金具10を係止する端子係止突起22c1が設けられたランス22cと、を有し、ランスは、嵌合部の外周壁面22a1から飛び出る方向で且つ端子係止突起を端子金具から引き離す方向に撓み変形させる可撓部22c2を有し、相手方嵌合部品101の相手方嵌合部121は、その内部空間の内周壁面121aとの間に筒状の筒形空間部122aを空けて相手方端子金具110が収容され、かつ、筒形空間部に嵌合部を同心で嵌入させる相手方端子収容室122と、内周壁面から突出させ、かつ、嵌合完了位置でランスに対向配置させ、かつ、嵌合完了位置でランスを係止してランスの撓み変形を抑制するランス係止突起123と、を有すること。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
コネクタと、
前記コネクタが嵌合接続される相手方嵌合部品と、
を備え、
前記コネクタは、端子金具と、筒内の端子収容室に前記端子金具を収容し且つ保持する筒状の端子保持部が設けられたハウジングと、を備え、
前記端子保持部は、筒状の嵌合部と、前記嵌合部の筒内における前記端子収容室の室内で前記端子金具を係止する端子係止突起が設けられたランスと、を有し、
前記ランスは、前記嵌合部の外周壁面から飛び出る方向で且つ前記端子係止突起を前記端子金具から引き離す方向に撓み変形させる可撓部を有し、
前記相手方嵌合部品は、前記コネクタとの嵌合完了位置で前記端子金具を嵌合接続させる相手方端子金具と、前記嵌合部を内部空間に嵌入させ、前記嵌合完了位置で前記嵌合部を嵌合接続させる相手方嵌合部が設けられた相手方ハウジングと、を備え、
前記相手方嵌合部は、その内部空間の内周壁面との間に筒状の筒形空間部を空けて前記相手方端子金具が収容され、かつ、前記筒形空間部に前記嵌合部を同心で嵌入させる相手方端子収容室と、前記内周壁面から突出させ、かつ、前記嵌合完了位置で前記ランスに対向配置させ、かつ、前記嵌合完了位置で前記ランスを係止して前記ランスの前記撓み変形を抑制するランス係止突起と、を有することを特徴としたコネクタ嵌合体。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記ランス係止突起は、前記ランスが前記撓み変形に伴い前記ランス係止突起に係止されるまで前記端子係止突起による前記端子金具の係止状態を解消させない隙間を空けて前記ランスに対向配置させることを特徴とした請求項1に記載のコネクタ嵌合体。
【請求項3】
前記ランス係止突起は、前記相手方嵌合部の前記内周壁面の周方向に沿う自身の大きさが前記ランスの前記可撓部における前記嵌合部の前記外周壁面の周方向に沿う大きさと同等以上になる形状に形成されることを特徴とした請求項1に記載のコネクタ嵌合体。
【請求項4】
前記端子金具は、雌端子金具であり、
前記相手方端子金具は、雄端子金具であることを特徴とした請求項1,2又は3に記載のコネクタ嵌合体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタ嵌合体に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
コネクタは、端子金具と、この端子金具が収容される端子収容室を有するハウジングと、を備え、相手方嵌合部品に嵌合接続させることによって、端子金具を相手方端子金具に嵌合接続させる。コネクタ嵌合体とは、このコネクタと相手方嵌合部品とが嵌合接続された嵌合体のことをいう。ここで、コネクタのハウジングには、端子金具を端子収容室に係止するランスを有する。ランスは、端子金具を端子収容室に対して挿抜させる際に、端子収容室の室外側へと撓み変形する。下記の特許文献1から4には、この種のコネクタについて開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-068907号公報
特開2007-103087号公報
国際公開第2005/064754号
特開2002-033149号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、コネクタにおいては、ランスが端子収容室の室外側へと撓み変形してしまうと、このランスで端子金具を端子収容室に保持し続けることができなくなってしまう可能性がある。このため、例えば、上記特許文献1から3のコネクタにおいては、ハウジングに端子金具を組み付けた後、このハウジングに組み付けたフロントホルダでランスの撓み変形を抑制している。従って、このコネクタは、フロントホルダの形状を複雑にしてしまう虞がある。また、例えば、上記特許文献4のコネクタにおいては、端子収容室を有するインナハウジングとインナハウジングを内方で嵌合させるアウタハウジングとにハウジングが分割されており、インナハウジングにランスが設けられ、アウタハウジングにランスに対する撓み阻止部が設けられている。このコネクタにおいては、インナハウジングとアウタハウジングとが仮嵌合位置のときに端子金具が端子収容室に収容されて、この端子金具がランスで係止される。その後、このコネクタにおいては、インナハウジングとアウタハウジングを本嵌合させることによって、ランスの撓み変形を撓み阻止部で係止する。従って、このコネクタは、インナハウジングとアウタハウジングを仮嵌合位置で止めておく必要があるなど、このインナハウジングとアウタハウジングの形状を複雑にしてしまう虞がある。
【0005】
そこで、本発明は、簡易形状でランスの撓み変形抑制効果が得られるコネクタ嵌合体を提供することを、その目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、コネクタと、前記コネクタが嵌合接続される相手方嵌合部品と、を備え、前記コネクタは、端子金具と、筒内の端子収容室に前記端子金具を収容し且つ保持する筒状の端子保持部が設けられたハウジングと、を備え、前記端子保持部は、筒状の嵌合部と、前記嵌合部の筒内における前記端子収容室の室内で前記端子金具を係止する端子係止突起が設けられたランスと、を有し、前記ランスは、前記嵌合部の外周壁面から飛び出る方向で且つ前記端子係止突起を前記端子金具から引き離す方向に撓み変形させる可撓部を有し、前記相手方嵌合部品は、前記コネクタとの嵌合完了位置で前記端子金具を嵌合接続させる相手方端子金具と、前記嵌合部を内部空間に嵌入させ、前記嵌合完了位置で前記嵌合部を嵌合接続させる相手方嵌合部が設けられた相手方ハウジングと、を備え、前記相手方嵌合部は、その内部空間の内周壁面との間に筒状の筒形空間部を空けて前記相手方端子金具が収容され、かつ、前記筒形空間部に前記嵌合部を同心で嵌入させる相手方端子収容室と、前記内周壁面から突出させ、かつ、前記嵌合完了位置で前記ランスに対向配置させ、かつ、前記嵌合完了位置で前記ランスを係止して前記ランスの前記撓み変形を抑制するランス係止突起と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係るコネクタ嵌合体は、相手方嵌合部の簡易形状のランス係止突起でランスの撓み変形を抑制して、このランスによる端子金具の係止状態を保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態のコネクタを示す斜視図である。
図2は、実施形態のコネクタを示す平面図である。
図3は、図2のX-X線断面図である。
図4は、実施形態のコネクタを示す分解斜視図である。
図5は、図2のY-Y線断面を部分的に抜き出した拡大図である。
図6は、図2のY-Y線断面に相当するコネクタ嵌合体の要部を示す図である。
図7は、端子金具とインナハウジングを示す分解斜視図である。
図8は、実施形態の相手方嵌合部品を示す斜視図である。
図9は、実施形態の相手方嵌合部品を示す平面図である。
図10は、ランスとランス係止突起の隙間について説明する断面図である。
図11は、ランスとランス係止突起の隙間について説明する断面図である。
図12は、ランスとランス係止突起のそれぞれの幅の関係について説明する断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明に係るコネクタ嵌合体の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0010】
[実施形態]
本発明に係るコネクタ嵌合体の実施形態の1つを図1から図12に基づいて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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