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公開番号2024065559
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-15
出願番号2022174485
出願日2022-10-31
発明の名称レバー式コネクタ
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01R 13/629 20060101AFI20240508BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】仮係止アームによって初期位置に保持されたレバーに意図しない外力が加わることで仮係止アームの係止が解除されることを抑制する。
【解決手段】レバー式コネクタ1は、インナーハウジング2及びフロントマスク3を有するコネクタ本体4と、初期位置から嵌合完了位置まで回動することによってコネクタ本体4と相手コネクタとを嵌合させるレバー7とを備えている。レバー7の第1側板71には、仮係止アーム76と、撓み規制部79とが形成されている。レバー7が初期位置に位置した状態で仮係止アーム76の突起75がフロントマスク3の開口部34内に位置し、突起75が開口部34の内縁部34aに当接することでレバー7の回動が規制される。初期位置に位置したレバー7に外力が加わった際、外力により変形した仮係止アーム76に撓み規制部79が当接することで仮係止アーム76の係止解除が抑制される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
インナーハウジング及び該インナーハウジングを収容したフロントマスクを有し、相手コネクタと嵌合するコネクタ本体と、
前記コネクタ本体に回動可能に装着され、初期位置から嵌合完了位置まで回動することによって前記コネクタ本体と前記相手コネクタとを近付けて嵌合させるレバーと、を備え、
前記レバーは、一端側に回動支点部を有し、前記インナーハウジングと前記フロントマスクとの間に進入する第1側板と、一端側に回動支点部を有し、前記第1側板との間に前記インナーハウジングを位置付ける第2側板と、前記第1側板及び前記第2側板の他端同士を連結した操作部と、を備え、
前記第1側板の一端側に、前記第2側板側に撓むことが可能なアーム部と、該アーム部の自由端から前記第2側板と反対側に突出した突起と、を有する仮係止アームが形成され、
前記コネクタ本体に、前記第1側板の前記回動支点部が嵌まる回動支点受け部と、前記第2側板の前記回動支点部が嵌まる回動支点受け部と、が形成され、
前記フロントマスクに開口部が形成され、
前記レバーが前記初期位置に位置した状態で前記仮係止アームの前記突起が前記開口部内に位置して該開口部の内縁部に当接することで前記レバーの回動が規制され、
前記仮係止アームの前記アーム部が前記第2側板側に撓み、前記突起が前記開口部から抜けることで前記レバーが回動可能となり、
前記初期位置に位置した前記レバーに外力が加わった際、前記外力により変形した前記仮係止アームに当接することで前記アーム部の前記第2側板側への撓みを規制する撓み規制部が前記第1側板の一端側に形成されている
ことを特徴とするレバー式コネクタ。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記仮係止アームの前記アーム部は、前記第1側板に切欠きが形成されることで片持ち梁状に形成されており、
前記撓み規制部は、前記切欠きを介して前記仮係止アームと隣接配置され、
前記撓み規制部は、前記仮係止アームの自然状態で、前記アーム部よりも前記第2側板側に位置して前記第2側板と対向した対向部と、該対向部から前記第2側板と反対側に延びかつ前記対向部に対し垂直な垂直部と、を有し、
前記初期位置に位置した前記レバーに外力が加わった際、前記外力により変形した前記仮係止アームは、前記対向部と前記垂直部とが交わった隅部に当接することで前記アーム部の前記第2側板側への撓みが規制される
ことを特徴とする請求項1に記載のレバー式コネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、レバー式コネクタに関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
コネクタ本体にレバーが回動可能に装着され、レバーが回動することによってコネクタ本体と相手コネクタとが近付けられて嵌合するレバー式コネクタが公知である(例えば特許文献1を参照)。
【0003】
図9~11は、本願発明者が設計したレバー式コネクタを示す図である。このレバー式コネクタ501は、相手コネクタと嵌合するコネクタ本体4と、スペーサ(雌端子を二重係止するためのものであり、図示を省略している)と、カバー6と、レバー507と、を備えている。
【0004】
コネクタ本体4は、複数の雌端子を収容したインナーハウジング2と、インナーハウジング2を収容したフロントマスク3と、で構成されている。前記雌端子は、電線の端末に接続されている。この電線は、図示を省略しているが、インナーハウジング2外に導出され、カバー6によって配索方向が規制されている。
【0005】
レバー507は、インナーハウジング2に回動可能に装着され、図9,10に示す初期位置から嵌合完了位置まで回動することによってコネクタ本体4と相手コネクタとを近付けて嵌合させるものである。レバー507の側板には、インナーハウジング2に嵌まった回動支点部81と、相手コネクタのカム突起が進入するカム溝82と、レバー507を初期位置に保持するための仮係止アーム76と、が形成されている。
【0006】
仮係止アーム76は、レバー507の側板に切欠き80が形成されることで片持ち梁状に形成されたアーム部74と、アーム部74の自由端から突出した突起75と、を有している。
【0007】
フロントマスク3には開口部34が形成されている。仮係止アーム76の突起75が開口部34内に位置して該開口部34の内縁部34aに当接することでレバー507の回動が規制され、レバー507が初期位置に保持される。即ち、図10(a)(b)に示す仮係止アーム76は弾性変形していない自然状態であり、この状態でフロントマスク3との係り代kがあることでレバー507が初期位置に保持される。
【0008】
このようなレバー式コネクタ501は、レバー507が初期位置に保持された状態で相手コネクタと嵌合開始されることで、レバー507を特に位置合わせしなくとも、カム溝82に相手コネクタのカム突起がスムーズに進入するようになっている。また、レバー式コネクタ501は、レバー507が初期位置に保持された状態で出荷・輸送される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2021-125403号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
上述したレバー式コネクタ501について本願発明者が試験を行った結果、以下のことが判明した。即ち、レバー式コネクタ501は、輸送中などにレバー507に嵌合完了位置側に回動する方向へ負荷が掛かった場合、仮係止アーム76が図11(a)(b)に示すように変形する。この状態ではまだフロントマスク3との係り代が確保できているが、さらに大きな負荷が掛かった場合、仮係止アーム76が図11(b)中の一点鎖線で示すように変形し、係り代がkからk2に減少して仮係止アーム76の係止が解除され得ることが判明した。
(【0011】以降は省略されています)

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