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公開番号2024057376
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-24
出願番号2022164073
出願日2022-10-12
発明の名称ハウジングユニット
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H01R 31/08 20060101AFI20240417BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】端子金具と相手側端子との間の電気的接続の信頼性を向上可能なハウジングユニットを提供すること。
【解決手段】ハウジングユニット1は、複数の第1タブ部18が延出した第1端子部12と、複数の第2タブ部21が延出した第2端子部14と、第1・第2端子部12,14を繋ぐ連結部13と、第1タブ連設部17に繋がり且つ外部端子6に接続される接点部16と、を有する一繋がりの導体板からなる端子金具2と、収容室31~33の内部に端子金具2が所定の挿入向きに挿入されて収容されるハウジング3と、を備える。端子金具2は、連結部13及び第2タブ連設部19の少なくとも一方から上記挿入向きとは異なる向きに延出する放熱板部24,25を有し、放熱板部24,25の少なくとも一部は、ハウジング3の外部に露出する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数の第1タブ部が間隔をあけて並ぶように第1タブ連設部から延出した第1端子部と、複数の第2タブ部が間隔をあけて並ぶように第2タブ連設部から延出した第2端子部と、前記第1端子部と前記第2端子部とを繋ぐ連結部と、前記第1タブ連設部に繋がり且つ外部端子に接続されることになる接点部と、を備え、前記第1端子部、前記第2端子部、前記連結部、及び、前記接点部が一繋がりの導体板から構成される、端子金具と、
前記端子金具を収容する収容室を有し、前記収容室の内部に前記端子金具が所定の挿入向きに挿入されて収容されるハウジングと、
を備える、ハウジングユニットであって、
前記端子金具は、
前記連結部及び前記第2タブ連設部のうちの少なくとも一方から前記挿入向きとは異なる向きに延出する放熱板部を有し、
前記放熱板部の少なくとも一部は、前記収容室の外部に露出する、
ハウジングユニット。
続きを表示(約 80 文字)【請求項2】
請求項1に記載のハウジングユニットにおいて、
前記端子金具は、複数の前記放熱板部を有する、
ハウジングユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のタブ部が配置された端子金具と、その端子金具を収容するハウジングと、を備えるハウジングユニットに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、相手側端子と電気的に接続される複数のタブ部を有する端子金具が提案されている。このような端子金具は、一般に一繋がりの導体板を加工して製造されることから、複数の回路を接続するジョイント端子や、複数の回路を接地接続するアース端子として、用いられる。
【0003】
従来のハウジングユニットの一つは、この種の端子金具をハウジングの収容室に収容するとともに、アース端子として用いている。具体的には、端子金具の一部が所定のアースポイント(例えば、自動車の車体フレーム)に電気的に接続され、複数のタブ部に接続される相手側端子に繋がる複数の回路を、一括して接地接続するようになっている(例えば、特許文献1を参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-073911号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した従来のハウジングユニットでは、相手側端子(いわゆるメス端子)が有するバネ状接点が端子金具のタブ部に弾性的に接触することで、相手側端子とタブ部とが電気的に接続されている。ここで、一般に、バネ状接点とタブ部とが点接触や面接触によって接触することから、両者の接触面積が小さく、両者の接点での接触抵抗値が大きくなる。そのため、通電時には、特にその接点におけるジュール熱に起因した発熱量が大きくなる。更に、相手側端子とタブ部との接点は一般にハウジングの収容室内に存在するため、接点で生じた熱をハウジングの外部に効率良く放出することも難しい。
【0006】
上述したようにバネ状接点とタブ部との接点に生じた熱がバネ状接点に伝わることで、バネ状接点の弾性力が低下する場合がある。この場合、接点での両者の接触荷重が低下することで、更に接点での接触抵抗値が増大することになる。接点での接触抵抗値の増大は、相手側端子とバネ状接点との電気的接続の信頼性を低下させる要因となり得るため、出来る限り抑制されることが望ましい。特に、端子金具が複数のタブ部(即ち、複数の接点)を有する場合、端子金具全体での合計発熱量が大きくなることで、上述した電気的接続の信頼性が損なわれる可能性が更に高まると考えられる。
【0007】
本発明の目的の一つは、端子金具と相手側端子との間の電気的接続の信頼性を向上可能なハウジングユニットの提供である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前述した目的を達成するために、本発明に係るハウジングユニットは、下記を特徴としている。
【0009】
複数の第1タブ部が間隔をあけて並ぶように第1タブ連設部から延出した第1端子部と、複数の第2タブ部が間隔をあけて並ぶように第2タブ連設部から延出した第2端子部と、前記第1端子部と前記第2端子部とを繋ぐ連結部と、前記第1タブ連設部に繋がり且つ外部端子に接続されることになる接点部と、を備え、前記第1端子部、前記第2端子部、前記連結部、及び、前記接点部が一繋がりの導体板から構成される、端子金具と、
前記端子金具を収容する収容室を有し、前記収容室の内部に前記端子金具が所定の挿入向きに挿入されて収容されるハウジングと、
を備える、ハウジングユニットであって、
前記端子金具は、
前記連結部及び前記第2タブ連設部のうちの少なくとも一方から前記挿入向きとは異なる向きに延出する放熱板部を有し、
前記放熱板部の少なくとも一部は、前記収容室の外部に露出する、
ハウジングユニットであること。
【発明の効果】
【0010】
本発明のハウジングユニットによれば、端子金具が有する放熱板部が、端子金具の連結部及び第2タブ連設部のうちの少なくとも一方から、ハウジングへの端子金具の挿入向きとは異なる向きに延出する。そして、放熱板部の少なくとも一部が、ハウジングの収容室の外部に露出する。よって、通電時には、複数の第1タブ部及び複数の第2タブ部の各々と相手側端子との接点に生じた熱が、一繋がりの導体板である端子金具自身を通じて放熱板部に伝達され、放熱板部から収容室の外部に放出される。その結果、放熱板部を有さない従来の端子金具を用いたハウジングユニットに比べ、各タブ部と端子金具との接点に生じる熱に起因する接触抵抗値の増大を抑制できる。したがって、本構成のハウジングユニットは、端子金具と相手側端子との間の電気的接続の信頼性を向上可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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