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公開番号2024062204
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-09
出願番号2022170057
出願日2022-10-24
発明の名称コイル部品
出願人TDK株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01F 27/29 20060101AFI20240430BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】素体から端子電極が剥離することを抑制できるコイル部品を提供する。
【解決手段】コイル部品1は、素体2と、コイル5と、第一端子電極3及び第二端子電極4と、を備える。コイル5は、一対の側面2e,2fの対向方向においてコイル軸AXが延在している。第一端子電極3及び第二端子電極4のそれぞれは、端面2a,2bに露出している第一電極部分3A,4Aと、主面2dに露出している第二電極部分3B,4Bと、を有し、一対の側面2e,2fのそれぞれには露出していない。一対の主面2c,2dの対向方向において、第一電極部分3A,4Aの主面2c側の端部3Ab,4Abと主面2dとの間の距離L1は、コイル5において主面2cに最も近接している頂部5Cと主面2dとの間の距離L2よりも長い。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
互いに対向している一対の端面と、互いに対向している一対の主面と、互いに対向している一対の側面と、を有し、一方の前記主面が実装面である素体と、
前記素体内に配置され、複数のコイル導体によって構成されているコイルと、
前記コイルと電気的に接続されている一対の端子電極と、を備え、
前記コイルは、一対の前記側面の対向方向においてコイル軸が延在しており、
一対の前記端子電極のそれぞれは、前記端面に露出している第一電極部分と、前記第一電極部分の前記実装面側の端部と接続されていると共に前記実装面に露出している第二電極部分と、を有し、一対の前記側面のそれぞれには露出しておらず、
一対の前記主面の対向方向において、前記第一電極部分の少なくとも一部における他方の前記主面側の端部と前記実装面との間の距離は、前記コイルにおいて他方の前記主面に最も近接している頂部と前記実装面との間の距離よりも長い、コイル部品。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
一対の前記端子電極のそれぞれは、前記第一電極部分の他方の前記主面側の端部と接続され、一対の前記主面の前記対向方向において前記第二電極部分と対向して配置されている第三電極部分を有している、請求項1に記載のコイル部品。
【請求項3】
一対の前記側面の前記対向方向から見た場合における前記端子電極の厚みは、複数の前記コイル導体のそれぞれの幅以下である、請求項1又は2に記載のコイル部品。
【請求項4】
前記コイルと前記第一電極部分とが接続部によって接続されており、
前記接続部の幅は、複数の前記コイル導体のそれぞれの幅以上である、請求項1又は2に記載のコイル部品。
【請求項5】
一対の前記側面の前記対向方向から見て、前記コイルの外形が円形状を呈している、請求項2に記載のコイル部品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コイル部品に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、素体と、素体内に配置されているコイルと、素体に配置されている一対の端子電極と、を備えるコイル部品が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-73536号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の一側面は、素体から端子電極が剥離することを抑制できるコイル部品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(1)本発明の一側面に係るコイル部品は、互いに対向している一対の端面と、互いに対向している一対の主面と、互いに対向している一対の側面と、を有し、一方の主面が実装面である素体と、素体内に配置され、複数のコイル導体によって構成されているコイルと、コイルと電気的に接続されている一対の端子電極と、を備え、コイルは、一対の側面の対向方向においてコイル軸が延在しており、一対の端子電極のそれぞれは、端面に露出している第一電極部分と、第一電極部分の実装面側の端部と接続されていると共に実装面に露出している第二電極部分と、を有し、一対の側面のそれぞれには露出しておらず、一対の主面の対向方向において、第一電極部分の少なくとも一部における他方の主面側の端部と実装面との間の距離は、コイルにおいて他方の主面に最も近接している頂部と実装面との間の距離よりも長い。
【0006】
本発明の一側面に係るコイル部品では、一対の主面の対向方向において、第一電極部分の少なくとも一部における他方の主面側の端部と実装面との間の距離は、コイルにおいて他方の主面に最も近接している頂部と実装面との間の距離よりも長い。これにより、コイル部品では、素体と端子電極とが接触(当接)する面積を増加させることができる。そのため、コイル部品では、素体と端子電極との接合強度の向上を図ることができる。したがって、コイル部品では、素体から端子電極が剥離することを抑制できる。その結果、コイル部品では、信頼性の低下を抑制できる。
【0007】
(2)上記(1)のコイル部品において、一対の端子電極のそれぞれは、第一電極部分の他方の主面側の端部と接続され、一対の主面の対向方向において第二電極部分と対向して配置されている第三電極部分を有していてもよい。この構成では、素体と端子電極とが接触する面積をより一層増加させることができる。そのため、コイル部品では、素体と端子電極との接合強度の向上をより一層図ることができる。したがって、コイル部品では、素体から端子電極が剥離することを抑制できる。
【0008】
(3)上記(1)又は(2)のコイル部品において、一対の側面の対向方向から見た場合における端子電極の厚みは、複数のコイル導体のそれぞれの幅以下であってもよい。この構成では、端子電極の体積を小さくすることができる。そのため、コイル部品の製造工程において、素体と端子電極との熱収縮率の差に起因して素体にクラックが発生することを抑制できる。
【0009】
(4)上記(1)~(3)のいずれか一つのコイル部品において、コイルと第一電極部分とが接続部によって接続されており、接続部の幅は、複数のコイル導体のそれぞれの幅以上であってもよい。この構成では、端子電極と接続部との接合強度の向上を図ることができる。これにより、コイル部品では、素体から端子電極が剥離することを抑制できる。
【0010】
(5)上記(1)~(4)のいずれか一つのコイル部品において、一対の前記側面の前記対向方向から見て、前記コイルの外形が円形状を呈していてもよい。この構成では、端子電極とコイルとの間の距離を確保できる。そのため、コイル部品では、端子電極とコイルとの間に発生する浮遊容量を小さくすることができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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