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公開番号2024056378
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2022163203
出願日2022-10-11
発明の名称コイル装置
出願人東京パーツ工業株式会社
代理人
主分類H01F 30/10 20060101AFI20240416BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ボビン部同士の結合が強化されたコイル装置を提供する。
【解決手段】コイル装置10は、第1コイル装置部1101と、第2コイル装置部1201と、を具備する。第1コイル装置部1101は、第1コア部1102と、第1コア部1102が収納される第1ボビン部1107と、第1ボビン部1107に巻回される第1巻回部1115を有する第1コイル部1114と、を有する。第2コイル装置部1201は、第2コア部1202と、第2コア部1202が収納される第2ボビン部1207と、第2ボビン部1207に巻回される第2巻回部1217を有する第2コイル部1216と、を有する。第1ボビン部1107および第2ボビン部1207は、嵌合凸部および嵌合凹部を有し、嵌合凸部および嵌合凹部を嵌合することで強固に結合される。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項1】
第1コイル装置部と、第2コイル装置部と、を具備し、
前記第1コイル装置部は、第1コア部と、前記第1コア部が収納される第1ボビン部と、前記第1ボビン部に巻回される第1巻回部を有する第1コイル部と、を有し、
前記第2コイル装置部は、第2コア部と、前記第2コア部が収納される第2ボビン部と、前記第2ボビン部に巻回される第2巻回部を有する第2コイル部と、を有し、
前記第1ボビン部および前記第2ボビン部の何れか一方に嵌合凸部を設け、前記第1ボビン部および前記第2ボビン部の何れか他方に嵌合凹部を設け、
前記嵌合凸部は前記嵌合凹部に嵌合することを特徴とするコイル装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記第2ボビン部に収納される第3コア部を、更に有し、
前記第1コイル装置部によりインダクタが構成され、
前記第2コイル装置部によりトランスが構成されることを特徴とする請求項1に記載のコイル装置。
【請求項3】
前記嵌合凸部は、前記一方を、前記他方に接近する側に向かって突出させた部位であり、
前記嵌合凹部は、前記他方を、前記一方から離れる側に向かって窪ませた部位であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコイル装置。
【請求項4】
前記第1ボビン部は前記第2ボビン部に当接する第1当接面を有し、
前記第2ボビン部は前記第1ボビン部に当接する第2当接面を有し、
前記嵌合凸部および前記嵌合凹部は、前記第1当接面および前記第2当接面に対して傾斜するように形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコイル装置。
【請求項5】
前記一方は、前記他方に接近する側に向かって突出する当接部を有し、
前記他方は、前記一方から離れる側に向かって窪む当接受部を有し、
前記当接部が、前記当接受部に当接することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコイル装置。
【請求項6】
前記第1ボビン部は、第1巻芯部と、前記第1巻芯部の両端部に夫々形成された第1鍔部と、前記第1鍔部の側面を溝状に窪ませた第1溝部と、を有し、
前記第2ボビン部は、第2巻芯部と、前記第2巻芯部の両端部に夫々形成された第2鍔部と、前記第2鍔部の側面を溝状に窪ませた第2溝部と、を有し、
前記第1溝部に、前記第1コイル部を構成する第1導線を配設し、
前記第2溝部に、前記第2コイル部を構成する第2導線を配設することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコイル装置。
【請求項7】
前記嵌合凸部および前記嵌合凹部は、前記第1鍔部および前記第2鍔部の側面に形成されていることを特徴とする請求項6に記載のコイル装置。
【請求項8】
前記第1ボビン部は、前記第1鍔部の下方に形成された第1端子台部と、前記第1端子台部に配設された第1端子部と、を有し、
前記第2ボビン部は、前記第2鍔部の下方に形成された第2端子台部と、前記第2端子台部に配設された第2端子部と、を有し、
前記第1導線は、前記第1端子部と接続され、
前記第2導線は、前記第2端子部と接続されることを特徴とする請求項6に記載のコイル装置。
【請求項9】
前記第2導線の端部を、前記第2鍔部の下端よりも下方に延在することを特徴とする請求項6に記載のコイル装置。
【請求項10】
前記第1コア部は、第1コア基部と、前記第1コア基部から略直角に伸びる第1コア脚部と、を有し、
前記第2コア部は、第2コア基部と、前記第2コア基部から略直角に伸びる第2コア脚部と、を有し、
前記第1コア基部および前記第2コア基部の長手方向は、実装面に対して略垂直であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコイル装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コイル装置に関し、特に、複数のコイル装置部を有するコイル装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
コイル装置は、螺旋状また円状に巻かれた導線から成り、様々な機器に組み込まれて使用される。例えば、コイル装置は、インダクタ、トランス、スピーカ、マイク、モータ等として各種機器に用いられる。
【0003】
特許文献1には、複数のコイル機能素子を1つの装置とする発明が記載されている。具体的には、特許文献1には、電源供給装置を構成するに際し、コイル装置として、トランスとインダクタが一体化されたトランスフォーマーが記載されている。このトランスフォーマーは、第1コアおよび第2コアを有するトランスフォーマー部と、第3コアを有するインダクター部と、を具備する。係る構成により、システム構成を単純化することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5474893号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載されたトランスフォーマーでは、その構成の観点から改善の余地があった。
【0006】
具体的には、特許文献1に記載されたトランスフォーマーは、トランスフォーマー部とインダクター部とを有するが、トランスフォーマー部を構成するボビンと、インダクター部を構成するボビンの接合構造には言及されていない。よって、特許文献1に記載されたトランスフォーマーでは、両ボビンの接合構造に関して、改善の余地がある課題があった。
【0007】
また、特許文献1に記載されたようなトランスフォーマーでは、トランスフォーマー部とインダクター部とが適切に構成されない場合、逆にトランスフォーマーの大型化を招き、その結果、実装に多くの面積が必要とされ、トランスフォーマーが組み込まれる機器の小型化を阻害する課題があった。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、ボビン部同士の結合が強化されたコイル装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明のコイル装置は、第1コイル装置部と、第2コイル装置部と、を具備し、前記第1コイル装置部は、第1コア部と、前記第1コア部が収納される第1ボビン部と、前記第1ボビン部に巻回される第1巻回部を有する第1コイル部と、を有し、前記第2コイル装置部は、第2コア部と、前記第2コア部が収納される第2ボビン部と、前記第2ボビン部に巻回される第2巻回部を有する第2コイル部と、を有し、前記第1ボビン部および前記第2ボビン部の何れか一方に嵌合凸部を設け、前記第1ボビン部および前記第2ボビン部の何れか他方に嵌合凹部を設け、前記嵌合凸部は前記嵌合凹部に嵌合することを特徴とする。
【0010】
また、本発明のコイル装置では、前記第2ボビン部に収納される第3コア部を、更に有し、前記第1コイル装置部によりインダクタが構成され、前記第2コイル装置部によりトランスが構成されることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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