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公開番号2024061514
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-07
出願番号2022169505
出願日2022-10-21
発明の名称発光装置
出願人サンケン電気株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01L 33/50 20100101AFI20240425BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】
明るさを飛躍的に向上させた平均演色評価数Raが80以下の白色の発光装置を提供することを目的とする。
【解決手段】
青色LEDと、第一の蛍光体と第二の蛍光体の2種類からなる蛍光体を含み、平均演色評価数Raが80以下の白色光を発光する発光装置であって、前記第一の蛍光体は、前記青色LEDの光により励起されて緑から黄色の光を発光し、Yサイトに対するCeの濃度が0.25%~1.75%の範囲にあるYAG系蛍光体である発光装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
青色LEDと、第一の蛍光体と第二の蛍光体の2種類からなる蛍光体を含み、平均演色評価数Raが80以下の白色光を発光する発光装置であって、
前記第一の蛍光体は、前記青色LEDの光により励起されて緑から黄色の光を発光し、Yサイトに対するCeの濃度が0.25%~1.75%の範囲にあるYAG系蛍光体であることを特徴とする発光装置。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記第一の蛍光体は、色度xが0.415~0.455の範囲にある光を発光するものであることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
【請求項3】
前記第一の蛍光体は、Yサイトに対するCeの濃度が0.80%~1.20%の範囲ものであることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
【請求項4】
前記第二の蛍光体は、前記青色LEDの光により励起されて、前記第一の蛍光体の発光ピーク波長よりも大きく625nm以下の発光ピーク波長を有する光を発光するものであることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
【請求項5】
前記第二の蛍光体は、発光ピークの半値幅が80nm以下であり、発光ピーク波長が615nm以下のSCASN系蛍光体であることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
【請求項6】
前記発光装置は発光する白色光の色温度が5000~6500Kのものであり、前記発光装置に含まれる前記第一の蛍光体及び前記第二の蛍光体の総量に対する前記第二の蛍光体の量が12質量%以下のものであることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の発光装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、白色を発光する発光装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
白色の発光装置として、蛍光灯から白色LEDへの置き換えが進んでいる。白色LEDが開発された当初は、青色LEDと黄色蛍光体を組み合わせた方式が主流だったが、赤色成分が不足していることから疑似白色と揶揄された。しかし、窒化物の赤色蛍光体が開発されるとこの問題は解決され、白色LEDの普及が加速した。この青色LEDと黄色蛍光体と赤色蛍光体を組み合わせた方式は、平均演色評価数Raが80を超えるものが多かった。
【0003】
その後、発光素子や蛍光体の発光効率改善が進むが、白色LEDの発光効率改善は飽和してきている。そうすると、蛍光体の組合せで白色LEDの発光効率を上げる技術が求められている。白色LEDが普及する前から、照明の設置場所によって必要な平均演色評価数が提案されている(例えば、非特許文献1)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
JIS Z 9110:2010 照明基準総則
「質の高いあかりを提供する超高演色LED SEP1A・SEP2Aシリーズ」、インターネット<URL: https://www.semicon.sanken-ele.co.jp/guide/high_color_rendering_led.html>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
カーボンニュートラルやSDGsの観点からも、設置場所によって演色性を変えることは必要である。普及した白色LEDは平均演色評価数Raが80以上であったが、Raが90以上の高演色の開発が進むなか(例えば、非特許文献2)、Raが80以下の発光装置の開発も必要である。
【0006】
本発明は、平均演色評価数Raが80以下の白色LEDの明るさを改善することを課題とするものである。白色LEDが開発された当初は、青色LEDと黄色蛍光体を組み合わせた白色LEDの平均演色評価数Raが80以下の疑似白色であった。また、その後開発された平均演色評価数Raが80以上の白色LEDは、青色LEDと黄色蛍光体と赤色蛍光体を組み合わせた白色LEDであり、疑似白色に対して演色性は高いが暗いという、明るさと演色性のトレードオフの関係がある。
【0007】
本発明は、明るさを飛躍的に向上させた平均演色評価数Raが80以下の白色の発光装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記目的を達成するためになされたものであり、青色LEDと、第一の蛍光体と第二の蛍光体の2種類からなる蛍光体を含み、平均演色評価数Raが80以下の白色光を発光する発光装置であって、前記第一の蛍光体は、前記青色LEDの光により励起されて緑から黄色の光を発光し、Yサイトに対するCeの濃度が0.25%~1.75%の範囲にあるYAG系蛍光体である発光装置を提供する。
【0009】
このような発光装置によれば、従来の青色LEDと黄色蛍光体の組合せで構成される白色の発光装置に対して、明るさを飛躍的に向上させた白色の発光装置となる。
【0010】
このとき、前記第一の蛍光体は、色度xが0.415~0.455の範囲にある光を発光するものとすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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