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公開番号
2024119066
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-03
出願番号
2023025652
出願日
2023-02-22
発明の名称
ウェーハの加工方法
出願人
株式会社ディスコ
代理人
個人
主分類
H01L
21/304 20060101AFI20240827BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】 半導体デバイスの更なる薄型化や、厚みばらつきの更なる低減の要求に応えるための新規な技術を提案する。
【解決手段】表面に複数のデバイスが形成されたウェーハの加工方法であって、該ウェーハの該表面に糊層を有さないシートを加熱して固定し複数の該デバイスを覆うシート固定ステップと、該シート固定ステップを実施した後、該ウェーハをバイト切削装置の保持テーブルで保持して該シートを露出させ、バイト工具で該シートを切削して平坦化するとともに、該シートの厚みを所定の厚みに薄化する薄化ステップと、該薄化ステップを実施した後、該シートを介してウェーハを保持テーブルで保持して該ウェーハの裏面を露出させ、該裏面から該ウェーハに加工を施す加工ステップと、を備えたウェーハの加工方法とする。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
表面に複数のデバイスが形成されたウェーハの加工方法であって、
該ウェーハの該表面に糊層を有さないシートを加熱して固定し複数の該デバイスを覆うシート固定ステップと、
該シート固定ステップを実施した後、該ウェーハを保持テーブルで保持して該シートを露出させ、露出した該シートの一部を除去して平坦化するとともに、該シートの厚みを所定の厚みに薄化する薄化ステップと、
該薄化ステップを実施した後、該シートを介してウェーハを保持テーブルで保持して該ウェーハの裏面を露出させ、該裏面から該ウェーハに加工を施す加工ステップと、
を備えたウェーハの加工方法。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
該薄化ステップでは、該保持テーブルで保持したウェーハに固定された該シートの表面の高さ位置を複数の検出点において検出し、検出した中で最も高い検出点の高さを最高高さとし、
該最高高さから所定の厚み分低い位置まで該シートを薄化する、
ことを特徴とする請求項1に記載のウェーハの加工方法。
【請求項3】
該薄化ステップでは、バイト工具で該シートの厚みを5μm以下に薄化する、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のウェーハの加工方法。
【請求項4】
該加工ステップでは、研削砥石で該ウェーハの該裏面を研削する、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のウェーハの加工方法。
【請求項5】
該デバイスはバンプを含み、該シート固定ステップでは、該バンプの高さよりも厚い厚みを有したシートをウェーハに固定する、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のウェーハの加工方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、表面に複数のデバイスが形成されたウェーハの加工方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
半導体デバイスの製造工程では、半導体ウェーハの表面に複数のデバイスを形成した後、裏面を研削して薄化し、その後個々のチップへと分割している。
【0003】
電子機器の小型化、薄型化に伴いデバイスも薄く形成することが求められており、半導体ウェーハは研削で極めて薄く加工し、その厚みのばらつきなく加工することが要求されている。
【0004】
研削に際し、半導体ウェーハの表面にはデバイスを保護するための表面保護テープが貼着される。表面保護テープは、基材に糊層が積層されたものであり、糊層が半導体ウェーハの表面に接着される。半導体ウェーハは、表面保護テープを介して保持テーブルに保持され、露出した裏面が研削砥石によって研削される。
【0005】
しかし、表面保護テープの糊層は弾性体であるため、研削中の表面保護テープの弾性変形により研削された半導体ウェーハには厚みばらつきが生じることがある。そこで、特許文献1に開示されるような研削方法が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2011-159707号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
半導体デバイスの更なる薄型化の要求は依然として存在し、厚みばらつきの更なる低減が切望されている。
【0008】
半導体デバイスの更なる薄型化や、厚みばらつきの更なる低減の要求に応えるための新規な技術を提案するものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0010】
本発明の一態様によれば、表面に複数のデバイスが形成されたウェーハの加工方法であって、該ウェーハの該表面に糊層を有さないシートを加熱して固定し複数の該デバイスを覆うシート固定ステップと、該シート固定ステップを実施した後、該ウェーハを保持テーブルで保持して該シートを露出させ、露出した該シートの一部を除去して平坦化するとともに、該シートの厚みを所定の厚みに薄化する薄化ステップと、該薄化ステップを実施した後、該シートを介してウェーハを保持テーブルで保持して該ウェーハの裏面を露出させ、該裏面から該ウェーハに加工を施す加工ステップと、を備えたウェーハの加工方法とする。
(【0011】以降は省略されています)
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