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公開番号2024175809
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2023093839
出願日2023-06-07
発明の名称変圧器
出願人愛知電機株式会社
代理人
主分類H01F 27/28 20060101AFI20241212BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】タフリードを用いることなく、かつ、接合部における電気抵抗の増加を抑制することのできる、高圧リード線と高圧巻線間の接続方法を提供する。
【解決手段】変圧器巻線にアルミニウム条を使用し、当該変圧器巻線をブッシングへ接続する高圧リード線11に銅条を使用した変圧器において、前記変圧器巻線の端部と前記高圧リード線11間をアルミ導体からなる接続導体13によって接合する。接続導体13と変圧器巻線の端部間は溶接にて接合し、接続導体13と高圧リード線11間は圧着端子16にて接合する。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
鉄心と巻線からなる変圧器本体を備え、前記巻線の導体にアルミニウム線を使用し、前記巻線をブッシングへ接続する高圧リード線に銅線を使用した変圧器において、前記巻線端部と前記高圧リード線間を接続導体にて接合することを特徴とする変圧器。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記接続導体がアルミ導体であることを特徴とする請求項1記載の変圧器。
【請求項3】
前記接続導体と巻線端部が溶接にて接合されることを特徴とする請求項2記載の変圧器。
【請求項4】
前記接続導体が、高圧リード線に取り付けた圧着端子によって接合されることを特徴とする請求項2又は請求項3の何れかに記載の変圧器。
【請求項5】
前記接続導体の表面と前記圧着端子の表面に、酸化被膜生成を防止するための処理が施されていることを特徴とする請求項4記載の変圧器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、変圧器において、アルミニウム導体からなる変圧器巻線の端部と、銅導体からなる高圧リード線の端部の接合技術に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
変圧器を構成する変圧器本体は鉄心と、これに巻回される巻線(変圧器巻線)からなる。当該変圧器巻線は高圧巻線と低圧巻線から構成される。高圧巻線の端部は、高圧ブッシングを構成する高圧リード線に接続され、低圧巻線は、口出し導体を介して低圧ブッシングに接続される。
【0003】
前記高圧リード線は、高圧ブッシング内を挿通し、高圧ブッシングの外部端子を介して外部の電線やケーブルに接続される。低圧の口出し導体は、低圧ブッシングの内部端子に接続され、低圧ブッシング内を挿通して、低圧ブッシングの外部端子を介して、外部の電線やケーブルに接続される。
【0004】
図5は前述した変圧器の一例を示す。図5において、21は脚部に変圧器巻線22を巻装した鉄心であり、変圧器巻線22は、例えば、内側に低圧巻線を、外側に高圧巻線を巻装している。
【0005】
23,24は鉄心21を上下方向から挟み込んで固定するクランプであり、変圧器巻線22ととともに変圧器本体Bを構成する。25は変圧器本体Bを収容する変圧器タンクであり、26は変圧器タンク25内において、変圧器本体Bを浸漬する絶縁油26を示している。27は変圧器タンク25の上部開口を閉塞する変圧器カバーであり、28は変圧器カバー27に取り付けた高圧ブッシング、29は変圧器カバー27に取り付けた低圧ブッシングを示している。
【0006】
30は高圧ブッシング28の外部端子31に接続され、高圧ブッシング28内部を挿通して、変圧器タンク25内に引き込まれる高圧リード線であり、32は、高圧リード線30の端部に接続される、変圧器巻線22の高圧巻線の口出し線である。高圧ブッシング28の外部端子31は、外部の配電線またはケーブル等が接続される。
【0007】
32は低圧ブッシング29の内部端子であり、33は変圧器巻線22の低圧巻線に接続される口出し導体を示している。34は口出し導体33の端部を低圧ブッシング29の内部端子32に接続するボルト,ナット等の固定部材を示している。35は低圧ブッシング29の外部端子であり、外部端子35は、外部の配電線またはケーブル等に接続される。
【0008】
上記構成の変圧器において、変圧器巻線22は、その導電率の高さから銅線が使用されることが多い。これに伴い、変圧器巻線22に接続される高圧リード線30にも銅線が使用されることになる。
【0009】
一方、変圧器巻線22にアルミ線を使用することもある。アルミは銅に比べて導電率で劣るが、軽量であり、銅の1/2の重量があれば銅を使用した場合と同じ電流を流すことができる。また、アルミは銅に比べて安価といったメリットもある。
【0010】
この場合、高圧リード30にアルミ導体を使用することも可能であるが、変圧器本体のみ銅巻線からアルミ巻線に変更し、その他の構成物の仕様は変更前の仕様を継続して活用することもある。この場合、高圧リード線30は、銅線のままとなる。
(【0011】以降は省略されています)

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