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公開番号2024123903
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023031701
出願日2023-03-02
発明の名称コネクタ
出願人日本航空電子工業株式会社
代理人個人
主分類H01R 13/187 20060101AFI20240905BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】第1端子に対して第2端子を抜き差ししても、第1端子と第2端子を高い信頼性で電気的に接続することができるコネクタを提供する。
【解決手段】第2端子12が所定の挿入方向に沿って第2端子収容部13H内の所定の接続完了位置まで挿入された場合に、第1端子11の第1対向面11Aから突出する突起11Cが第2端子12の第2対向面12Cに形成された突起収容部12Dに収容されることにより、第2端子12は所定の接続完了位置に保持され、バネ部材13Fにより第2端子12の被押し付け部12Bを介して第2端子12が第1端子11に押し付けられ、第1端子11の第1接点部P1および第2端子12の第2接点部P2が互いに接触して第1端子11と第2端子12が互いに電気的に接続される。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
平板状の第1端子に対して平板状の第2端子を平行に移動させて重ね合わせることにより前記第1端子と前記第2端子を互いに接続するコネクタであって、
前記第1端子に取り付けられ且つ前記第2端子を前記第1端子に向けて押し付けるためのバネ部材を備え、
前記第1端子は、第1対向面と、前記第2端子に向けられた第1接点部を有し、
前記第1対向面と前記バネ部材の間に前記第2端子が挿入される第2端子収容部が形成され、
前記第2端子は、前記第1対向面に対向する第2対向面と、前記第1端子に向けられた第2接点部と、前記バネ部材に対向するバネ部材対向面に突出形成された被押し付け部を有し、
前記第1対向面および前記第2対向面のうちの一方から前記第1対向面および前記第2対向面のうちの他方に向かって突出する突起を有し、前記他方は、前記突起を収容する凹状の突起収容部を有し、
前記第2端子が所定の挿入方向に沿って前記第2端子収容部内の所定の接続完了位置まで挿入された場合に、前記突起が前記突起収容部に収容されることにより前記第2端子は前記所定の接続完了位置に保持され、前記バネ部材により前記被押し付け部を介して前記第2端子が前記第1端子に押し付けられ、前記第1接点部および前記第2接点部が互いに接触して前記第1端子と前記第2端子が互いに電気的に接続されるコネクタ。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記第2端子が前記所定の接続完了位置まで挿入された場合に、前記突起の頂部と前記突起収容部の底部の間に所定の間隙が形成される請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記第1端子は、前記第1対向面に突出形成された第1凸部を有し、
前記第1接点部は、前記第1凸部の頂部に配置され、
前記第2接点部は、前記第2対向面上に配置されている請求項1に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記第2端子は、前記第2対向面に突出形成された第2凸部を有し、
前記第2接点部は、前記第2凸部の頂部に配置され、
前記第1接点部は、前記第1対向面上に配置されている請求項1に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記第1接点部および前記第2接点部は、前記突起に対して前記所定の挿入方向に重ならない位置に配置されている請求項1に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記第1端子は、複数の前記第1接点部を有し、
前記第2端子は、前記複数の前記第1接点部に対応する複数の前記第2接点部を有する請求項5に記載のコネクタ。
【請求項7】
前記複数の前記第1接点部および前記複数の前記第2接点部は、それぞれ、前記所定の挿入方向に対して対称の形状を有する二等辺三角形の頂点に配置される3つの前記第1接点部および3つの前記第2接点部からなる請求項6に記載のコネクタ。
【請求項8】
前記突起および前記突起収容部は、前記二等辺三角形の辺の上、または、前記二等辺三角形の内側に配置されている請求項7に記載のコネクタ。
【請求項9】
前記突起および前記突起収容部は、前記二等辺三角形の外側に配置されている請求項7に記載のコネクタ。
【請求項10】
前記突起は、前記第1対向面および前記第2対向面のうちの前記一方に一体に形成されている請求項1に記載のコネクタ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、コネクタに係り、特に、平板状の第1端子に対して平板状の第2端子を平行に移動させて重ね合わせることにより第1端子と第2端子を互いに接続するコネクタに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、第1端子に対して第2端子を抜き差しすることにより第1端子と第2端子の接続を行うコネクタが知られている。
例えば、特許文献1には、図51に示されるようなコネクタが開示されている。このコネクタにおいては、第1端子1の一対の弾性接触片2の間に第2端子3が挿入されることにより、一対の弾性接触片2がそれぞれ所定の弾性力で第2端子3に接触し、これにより、第1端子1と第2端子3とが互いに電気的に接続される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-222621号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、第2端子3が第1端子1の一対の弾性接触片2の間に挿入される過程において、第2端子3は、常に、一対の弾性接触片2から所定の弾性力を受けて摺動されるため、弾性接触片2と第2端子3の摺動部位が摩耗しやすくなる。
また、第1端子1と第2端子3の接続状態において、何らかの外力を受ける等により、第1端子1と第2端子3が互いに相対的に移動することによっても、一対の弾性接触片2と第2端子3との間で摺動部位が摩耗しやすくなる。
このため、第1端子1と第2端子3の電気的接続の信頼性が低下するおそれがある。
【0005】
この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、第1端子に対して第2端子を抜き差ししても、第1端子と第2端子を高い信頼性で電気的に接続することができるコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係るコネクタは、
平板状の第1端子に対して平板状の第2端子を平行に移動させて重ね合わせることにより第1端子と第2端子を互いに接続するコネクタであって、
第1端子に取り付けられ且つ第2端子を第1端子に向けて押し付けるためのバネ部材を備え、
第1端子は、第1対向面と、第2端子に向けられた第1接点部を有し、
第1対向面とバネ部材の間に第2端子が挿入される第2端子収容部が形成され、
第2端子は、第1対向面に対向する第2対向面と、第1端子に向けられた第2接点部と、バネ部材に対向するバネ部材対向面に突出形成された被押し付け部を有し、
第1対向面および第2対向面のうちの一方から第1対向面および第2対向面のうちの他方に向かって突出する突起を有し、他方は、突起を収容する凹状の突起収容部を有し、
第2端子が所定の挿入方向に沿って第2端子収容部内の所定の接続完了位置まで挿入された場合に、突起が突起収容部に収容されることにより第2端子は所定の接続完了位置に保持され、バネ部材により被押し付け部を介して第2端子が第1端子に押し付けられ、第1接点部および第2接点部が互いに接触して第1端子と第2端子が互いに電気的に接続されるものである。
【0007】
第2端子が所定の接続完了位置まで挿入された場合に、突起の頂部と突起収容部の底部の間に所定の間隙が形成されることが好ましい。
また、第1端子は、第1対向面に突出形成された第1凸部を有し、第1接点部は、第1凸部の頂部に配置され、第2接点部は、第2対向面上に配置されているように構成することができる。あるいは、第2端子は、第2対向面に突出形成された第2凸部を有し、第2接点部は、第2凸部の頂部に配置され、第1接点部は、第1対向面上に配置されているように構成してもよい。
【0008】
第1接点部および第2接点部は、突起に対して所定の挿入方向に重ならない位置に配置されていることが好ましい。
第1端子は、複数の第1接点部を有し、第2端子は、複数の第1接点部に対応する複数の第2接点部を有することができる。
複数の第1接点部および複数の第2接点部は、それぞれ、所定の挿入方向に対して対称の形状を有する二等辺三角形の頂点に配置される3つの第1接点部および3つの第2接点部からなることが好ましい。
さらに、突起および突起収容部は、二等辺三角形の辺の上、または、二等辺三角形の内側に配置することができ、あるいは、二等辺三角形の外側に配置することもできる。
【0009】
突起は、第1対向面および第2対向面のうちの一方に一体に形成されることができる。
あるいは、第1接点部が露出するように第1対向面上に取り付けられた突起形成部品を備え、突起は、突起形成部品に形成されるように構成することができる。。
また、記突起は、第1対向面に形成され、突起収容部は、第2対向面に形成され、被押し付け部は、突起収容部と同じ位置におけるバネ部材対向面に形成されているように構成することができる。
さらに、第1端子に取り付けられ且つバネ部材を第1対向面に対向するように保持するバネ部材保持部を備えることが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
この発明によれば、第2端子が所定の挿入方向に沿って第2端子収容部内の所定の接続完了位置まで挿入された場合に、突起が突起収容部に収容されることにより第2端子は所定の接続完了位置に保持され、バネ部材により被押し付け部を介して第2端子が第1端子に押し付けられ、第1接点部および第2接点部が互いに接触して第1端子と第2端子が互いに電気的に接続されるので、第1端子に対して第2端子を抜き差ししても、第1端子と第2端子を高い信頼性で電気的に接続することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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