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公開番号2024120455
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-05
出願番号2023027266
出願日2023-02-24
発明の名称アンテナ取付装置
出願人株式会社CTK
代理人個人
主分類H01Q 1/12 20060101AFI20240829BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】アンテナの姿勢変更作業を容易にし、アンテナの中心及び鉄塔の柱体の中心間での芯ズレを抑制し、アンテナの固定姿勢を安定的に維持する。
【解決手段】本発明は、アンテナ取付装置1に関する。アンテナ取付装置1は、アンテナ2の取付具10を取り付けられ、かつ柱体B1の周囲に配置される支持機構20と、支持機構20を柱体B1と一緒に保持する保持機構30とを有する。支持機構20は、柱体B1の径方向にて互いに対向するように組み合わされる2つのフレーム部材21を有し、保持機構30が、柱体B1を挟み込む2つのクランプ部材31と、2つのクランプ部材31を締め付け可能とし、かつ保持機構30を支持機構20に対して固定可能とする締結具32とを有し、支持機構20が、2つのクランプ部材31を締結具32により締め付ける前の状態で、柱体B1に対して旋回可能となる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
細長形状の柱体にアンテナを取り付け可能とするように構成されるアンテナ取付装置であって、
前記アンテナを直接的又は間接的に取り付け可能に構成される取付具と、
前記取付具を支持可能に構成され、かつ前記柱体の周囲に配置される支持機構と、
前記支持機構を前記柱体と一緒に保持するように構成される保持機構と
を備え、
前記支持機構が、前記柱体の径方向にて互いに対向すると共に互いに組み合わされる2つのフレーム部材を有し、
各フレーム部材が、前記柱体の周方向に間隔を空けて配置される左側及び右側対向部と、前記左側及び右側対向部を連結する頂上側及び底側連結部とを有し、
各フレーム部材の頂上側及び底側連結部が、互いに前記柱体の長手方向に間隔を空けて配置され、
前記2つのフレーム部材の一方における前記左側対向部が前記2つのフレーム部材の他方における前記右側対向部と組み合わされ、
前記2つのフレーム部材の一方における前記右側対向部が前記2つのフレーム部材の他方における前記左側対向部と組み合わされ、
前記保持機構が、前記柱体を挟み込むように配置される2つのクランプ部材と、前記2つのクランプ部材を締め付け可能とし、かつ前記保持機構を前記支持機構に対して固定可能とするように構成される締結具とを有し、
前記保持機構が、前記2つのフレーム部材の頂上側及び底側連結部間に配置され、
前記支持機構が、前記2つのクランプ部材を前記締結具により締め付ける前の状態で、前記柱体に対して旋回可能となるように構成されている、アンテナ取付装置。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
前記保持機構が、2つの前記締結具を有し、
前記2つの締結具の一方が、前記2つのクランプ部材を前記2つのフレーム部材の一方における前記左側対向部及び前記2つのフレーム部材の他方における前記右側対向部に対して固定可能に構成され、
前記2つの締結具の他方が、前記2つのクランプ部材を前記2つのフレーム部材の一方における前記右側対向部及び前記2つのフレーム部材の他方における前記左側対向部に対して固定可能に構成されている、請求項1に記載のアンテナ取付装置。
【請求項3】
前記柱体に取り付けられ、かつ前記支持機構を位置決め可能とする位置決め機構をさらに備え、
前記位置決め機構が、前記柱体の周囲に配置される摺動体を有し、
前記摺動体の横断面の外周が円形状又は楕円形状に形成され、
前記2つのフレーム部材の底側連結部が、前記摺動体に摺動可能な状態で当接している、請求項1又は2に記載のアンテナ取付装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鉄塔等の柱体にアンテナを取り付け可能とするように構成されるアンテナ取付装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
移動通信システムは、携帯電話端末等の通信のための重要なインフラである。このような移動通信システムにおいては、主にセルラー方式が採用されている。セルラー方式の移動通信システムは、多数の基地局間の通信によって、効率的に広範囲の通信エリアを確保できる。
【0003】
このような基地局それぞれには、通信のためのアンテナが設置されている。最近では、第5世代移動通信システム(5G)の普及が進められており、5Gに対応可能なアンテナ(5G対応アンテナ)を基地局に設置する作業が進められている。5G対応アンテナ等のようなアンテナは、基地局において鉄塔に設置されることがあり、この場合、アンテナは、金具等のアンテナ取付装置を介して鉄塔の柱体に取り付けられる。
【0004】
また、移動通信システムのアンテナは、通常時には、外部との間で電波を送受信し易いように鉄塔の外方を向いた姿勢で設置される。その一方で、メンテナンス時には、アンテナは、メンテナンスの作業性向上の観点から鉄塔の内方を向いた姿勢に変更することが望まれる。このような場合、典型的には、アンテナの姿勢を変更可能とするアンテナ取付装置が用いられる。
【0005】
アンテナの姿勢を変更可能とするアンテナ取付装置の一例としては、支柱(柱体)に固定される第1金具と、この第1金具に対して第1回転軸を中心に所定範囲の角度で回動可能に固定される第2金具と、アンテナを直接又は間接的に取り付け可能とする共に、第2金具に対して第2回転軸を中心に所定範囲の角度で回動可能に固定される第3金具とを有する回転軸付機器取付金具が挙げられる(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2022-067697号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記アンテナ取付装置の一例において、回転軸付機器取付金具は、第1~第3金具、並びに第1及び第2回転軸のような多数の要素から成る機構を用いている。そのため、回転軸付機器取付金具の部品点数は多く、かつその重量も大きくなっている。また、回転軸付機器取付金具は、第1及び第2回転軸の少なくとも一方を起点として複雑に折り曲げ変形するように構成されている。
【0008】
このような回転軸付機器取付金具の構成は複雑になっており、かつ回転軸付機器取付金具を折り曲げ変形させる作業は煩雑になっている。特に、回転軸付機器取付金具を、アンテナを鉄塔の外方に向けた姿勢から鉄塔の内容に向けた姿勢に変形させる作業は煩雑である。さらに、上記回転軸付機器取付金具においては、アンテナの中心及び鉄塔の支柱の中心間での芯ズレも発生し易くなっている。
【0009】
回転軸付機器取付金具においては、支柱及びアンテナ間に第1~第3金具が設けられるので、支柱からアンテナまでの距離が長くなっている。そのため、風等に起因してアンテナに外力が加えられた場合、この外力及び上述の回転軸付機器取付金具の大重量によって支柱に作用するモーメントが大きくなる傾向にある。この場合、アンテナの固定姿勢を安定的に維持し難くなるという問題が生ずる。
【0010】
上記実情を鑑みると、アンテナ取付装置においては、アンテナの姿勢変更作業を容易にし、アンテナの中心及び鉄塔の柱体の中心間での芯ズレを抑制し、アンテナの固定姿勢を安定的に維持することが望まれる。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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