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公開番号2024127584
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023036830
出願日2023-03-09
発明の名称インターホン機器
出願人アイホン株式会社
代理人個人
主分類H01H 9/04 20060101AFI20240912BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】防水性が高く、本体ケースの前面側に多くの水が存在する状況であっても、水滴が本体ケース内の各種基板等に到達するようなことのないインターホン機器を提供する。
【解決手段】本体ケースの前面に、操作部材10の操作突起を貫通させるための操作孔12を設けたものにおいて、操作孔12よりも下方に、本体ケース内に連通する引き込み口13、13を設けるとともに、本体ケースの底面に、引き込み口13、13を介して本体ケース内へ引き込んだ水を本体ケース外へ排出するための排水口15、15を設けている。そのため、従来のように操作孔12から浸入した水滴のみを排水するようにしていた排水構造と比較すると、本体ケースの前面側にある水を積極的に本体ケースの下方へ排水することができる。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
本体ケースの前面に、後方へ押し込み操作可能な操作部が設けられたインターホン機器であって、
前記本体ケースの前面に、前記操作部を構成する操作孔が設けられ、前記操作孔よりも下方に、前記本体ケース内に連通する引き込み口が設けられているとともに、
前記本体ケースの底面に、前記引き込み口を介して前記本体ケース内へ引き込んだ水を前記本体ケース外へ排出するための排水口が設けられていることを特徴とするインターホン機器。
続きを表示(約 120 文字)【請求項2】
前記引き込み口及び前記排水口が左右方向へ長い孔として形成されているとともに、
前記引き込み口と前記排水口とが、左右方向について正面視で少なくとも一部重なっていることを特徴とする請求項1に記載のインターホン機器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、たとえば住戸の玄関に設置されるインターホン子機等のインターホン機器に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来のインターホン機器としては、本体ケースの前面に開設された操作窓から本体ケース内へ浸入した水滴を、本体ケースの底板に開設された排水口から本体ケース外へ排水するための排水構造を設けてなるものがある(たとえば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-192215号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の排水構造では、たとえば本体ケースの前面と本体ケースの前面を覆う化粧カバーとの隙間に多くの水が入り込む等して、本体ケースの前面側に多くの水が存在する状況になると、本体ケース内へ浸入した水を十分に排水することができず、本体ケース内において水滴が各種基板に到達してしまうおそれがある。
【0005】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、防水性が高く、本体ケースの前面側に多くの水が存在する状況であっても、水滴が本体ケース内の各種基板等に到達するようなことのないインターホン機器を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、本体ケースの前面に、後方へ押し込み操作可能な操作部が設けられたインターホン機器であって、本体ケースの前面に、操作部を構成する操作孔が設けられ、操作孔よりも下方に、本体ケース内に連通する引き込み口が設けられているとともに、本体ケースの底面に、引き込み口を介して本体ケース内へ引き込んだ水を本体ケース外へ排出するための排水口が設けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、本体ケースの前面に、操作部を構成する操作孔を設けたものにおいて、操作孔よりも下方に、本体ケース内に連通する引き込み口を設けるとともに、本体ケースの底面に、引き込み口を介して本体ケース内へ引き込んだ水を本体ケース外へ排出するための排水口を設けている。そのため、従来のように操作孔から浸入した水滴のみを排水するようにしていた排水構造と比較すると、本体ケースの前面側にある水を積極的に本体ケースの下方へ排水することができる。したがって、防水性が高く、本体ケースの前面側に多くの水が存在する状況であっても、水滴が本体ケース内の各種基板に到達するようなことのないインターホン機器とすることができる。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、引き込み口及び排水口が左右方向へ長い孔として形成されているとともに、引き込み口と排水口とが、左右方向について正面視で少なくとも一部重なっていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、引き込み口及び排水口を左右方向へ長い孔として形成するとともに、引き込み口と排水口とを、左右方向について正面視で少なくとも一部重なるように設けているため、引き込み口を介して本体ケース内へ引き込んだ水をスムーズに排水口から排水することができ、本体ケースの前面側にある水を一層効率良く本体ケースの下方へ排水可能なインターホン機器とすることができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、本体ケースの前面に、操作部を構成する操作孔を設けたものにおいて、操作孔よりも下方に、本体ケース内に連通する引き込み口を設けるとともに、本体ケースの底面に、引き込み口を介して本体ケース内へ引き込んだ水を本体ケース外へ排出するための排水口を設けている。そのため、従来のように操作孔から浸入した水滴のみを排水するようにしていた排水構造と比較すると、本体ケースの前面側にある水を積極的に本体ケースの下方へ排水することができる。したがって、防水性が高く、本体ケースの前面側に多くの水が存在する状況であっても、水滴が本体ケース内の各種基板に到達するようなことのないインターホン機器とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
インターホン子機を正面から示した説明図である。
インターホン子機を底面から示した説明図である。
化粧カバーが取り外されたインターホン子機を正面から示した説明図である。
操作部材が取り外されたインターホン子機を正面から示した説明図である。
前ケースを前面側から示した斜視説明図である。
前ケースを後面側から示した斜視説明図である。
図4中のA-A線断面を示した説明図である。
図7における排水構造部分を拡大して示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態となるインターホン子機について、図面にもとづき詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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