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公開番号2024117365
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-29
出願番号2023023429
出願日2023-02-17
発明の名称扁平形電池
出願人マクセル株式会社
代理人個人,個人
主分類H01M 50/109 20210101AFI20240822BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】優れた封止性を確保しながら内容積を大きくして電池の高容量化を図ることができる扁平形電池を提供する。
【解決手段】扁平形電池は、外装缶2と封口缶3とガスケット5とを有する。外装缶2は、底部21と筒状側壁部22とを有する。封口缶3は、上面部31と周壁部32とを有する。周壁部32は、上面部31側の基端部32aと、基端部32aの外径よりも大きく形成されて外装缶2の底部21と対向する先端を有する筒状部32bと、基端部32aと筒状部32bとの間に位置する段部32cとを有する。筒状部32bは、段部32c側の端部から筒状部32bの先端に向かって径方向外方に傾斜し、軸方向に対して0.5°~4°の傾斜角を有している。基端部32aは、上面部31側の端部から段部32c側の端部に向かって径方向内方に傾斜し、軸方向に対して0.5°~5°の傾斜角を有している。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
底部と筒状側壁部とを有する外装缶と、
上面部と周壁部とを有し、前記外装缶に対向する封口缶と、
前記筒状側壁部と前記周壁部との間に配置されるガスケットとを備え、
前記周壁部は、前記上面部側の基端部と、前記基端部の外径よりも大きく形成されて前記外装缶の底部と対向する先端を有する筒状部と、前記基端部と前記筒状部との間に位置する段部とを有し、
前記筒状部は、前記段部側の端部から前記筒状部の先端に向かって径方向外方に傾斜し、軸方向に対して0.5°~4°の傾斜角を有し、
前記基端部は、前記上面部側の端部から前記段部側の端部に向かって径方向内方に傾斜し、軸方向に対して0.5°~5°の傾斜角を有する、扁平形電池。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
請求項1に記載の扁平形電池であって、
前記封口缶の周壁部は、0.185~0.215mmの厚みを有する、扁平形電池。
【請求項3】
請求項2に記載の扁平形電池であって、
前記外装缶の筒状側壁部は、前記周壁部の厚みに対して92~108%の厚みを有する、扁平形電池。
【請求項4】
請求項1に記載の扁平形電池であって、
前記封口缶は、冷間圧延鋼板からなる、扁平形電池。
【請求項5】
請求項1に記載の扁平形電池であって、
前記外装缶は、ステンレス鋼板からなる、扁平形電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、扁平形電池に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、コイン形又はボタン形の非水電解質電池などの扁平形電池は、一般的に各々ステンレス鋼板からなる外装缶と封口缶との間に正極及び負極を有する発電要素を収容することによって構成されている。外装缶は、底部と筒状側壁部と有し、封口缶は、外装缶に対向し、上面部と周壁部とを有する。
【0003】
特開2018-18797号公報(特許文献1)は、コイン形リチウム一次電池を開示している。コイン形リチウム一次電池は、底板部および底板部の周縁から立ち上がる側部を有するケースと、天板部および天板部から側部の内側へ延びる周縁部を有する封口板とを含む。封口板の周縁部の先端は、周縁部の外周面に沿うように天板部側へと折り返されている。
【0004】
国際公開第2012/132373号(特許文献2)は、コイン形電池を開示している。コイン形電池は、底面部および底面部の周縁から立ち上がる第1側壁を有する円筒形の電池缶と、天板部および天板部の周縁から第1側壁の内側へ延びる第2側壁を有する封口板とを有する。第2側壁には、外側に膨らむ膨出部が形成されている。封口板の第2側壁は、先端で折り返された折り畳み構造を有する。
【0005】
特開平8-162075号公報(特許文献3)は、コイン形リチウム電池を開示している。コイン形リチウム電池は、周縁がU字状に折り返されていない封口板と、有底筒状の正極ケースとを有する。封口板の開口部は、正極ケースの高さ方向に対して外径方向に傾斜している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2018-18797号公報
国際公開第2012/132373号
特開平8-162075号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1のコイン形リチウム一次電池は、電池の内部空間の封止性を向上させるため、封口板の周縁部の先端を折り返している。そのため、封口板の周縁部の厚みが大きくなり、電池の内容積が制限されてしまい、電池の高容量化が妨げられる。
【0008】
特許文献2のコイン形電池は、耐漏液性を確保するために、封口板の第2側壁に比較的幅広のフランジ部を設ける必要がある。したがって、封口板に膨出部が設けられているにもかかわらず、必ずしも電池全体の内容積の増加には繋がらず、電池の高容量化が妨げられる。
【0009】
特許文献3のコイン形電池は、耐漏液性を向上させることが可能となるものの、電池の高容量化を図ることは何ら提案されていない。
【0010】
そこで、本開示は、優れた封止性を確保しながら内容積を大きくして電池の高容量化を図ることができる扁平形電池を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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