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公開番号
2025013411
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2024191708,2019224102
出願日
2024-10-31,2019-12-12
発明の名称
デジタル放送変調波の伝送方法
出願人
マクセル株式会社
代理人
弁理士法人筒井国際特許事務所
主分類
H04N
21/238 20110101AFI20250117BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】高度デジタル放送サービスをより好適に送信または受信する技術を提供する。
【解決手段】伝送パラメータを格納するTMCC信号およびAC信号を生成する信号生成処理と、所定のキャリアに前記TMCC信号および前記AC信号を含むOFDMフレームを構成するOFDMフレーム構成処理を行うものであり、前記信号生成処理では、前記伝送パラメータを格納する格納フォーマットを選択可能であり、前記信号生成処理では、FFTサイズ若しくはOFDMキャリア間隔に基づいて、前記格納フォーマットを選択し、前記信号生成処理では、前記選択した格納フォーマットを適用して前記TMCC信号およびAC信号を生成し、前記OFDMフレーム構成処理では、前記生成したTMCC信号およびAC信号を含んだOFDMフレームを構成する。
【選択図】図16B
特許請求の範囲
【請求項1】
デジタル放送システムにおけるデジタル放送変調波の伝送方法であって、
伝送パラメータを格納するTMCC信号およびAC信号を生成する信号生成ステップと、
所定のキャリアに前記TMCC信号および前記AC信号を含むOFDMフレームを構成するOFDMフレーム構成ステップと、
前記TMCC信号および前記AC信号を含む前記OFDMフレームを構成した前記所定のキャリアに基づくOFDM変調波を伝送する伝送ステップと、
を備え、
前記信号生成ステップでは、前記伝送パラメータを分割して格納する格納フォーマットを選択可能であり、
前記信号生成ステップでは、FFTサイズ若しくはOFDMキャリア間隔に基づいて、異なる前記格納フォーマットを選択し、
前記信号生成ステップでは、前記選択した格納フォーマットを適用して前記TMCC信号およびAC信号を生成し、
前記OFDMフレーム構成ステップでは、前記生成したTMCC信号およびAC信号を含んだOFDMフレームを構成する、
デジタル放送変調波の伝送方法。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のデジタル放送変調波の伝送方法において、
前記信号生成ステップでは、FFTサイズ若しくはOFDMキャリア間隔として選択可能な選択数と同数若しくはそれ以上の種類の前記格納フォーマットを規定する、
デジタル放送変調波の伝送方法。
【請求項3】
請求項1に記載のデジタル放送変調波の伝送方法において、
前記格納フォーマットは、前記伝送パラメータを分割して、前記TMCC信号および前記AC信号に割り当てるように規定されている、
デジタル放送変調波の伝送方法。
【請求項4】
請求項3に記載のデジタル放送変調波の伝送方法において、
前記格納フォーマットは、FFTサイズが大きいほど、若しくはOFDMキャリア間隔が小さいほど、前記伝送パラメータの分割数が大きくなるように規定されている、
デジタル放送変調波の伝送方法。
【請求項5】
請求項1に記載のデジタル放送変調波の伝送方法において、
前記TMCC信号および前記AC信号は、前記適用した格納フォーマットを判別する識別情報をその中に含む、
デジタル放送変調波の伝送方法。
【請求項6】
請求項1に記載のデジタル放送変調波の伝送方法において、
前記OFDMフレーム構成ステップでは、前記適用した格納フォーマットに基づいて、前記TMCC信号およびAC信号のキャリアを決定してOFDMフレームを構成する、
デジタル放送変調波の伝送方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、放送送信技術または放送受信技術に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来のアナログ放送サービスに替わり、1990年代後半より各国でデジタル放送サービスが開始された。デジタル放送サービスは、誤り訂正技術を用いた放送品質の向上、圧縮符号化技術を用いた多チャンネル化およびHD(High Definition)化、BML(Broadcast Markup Language)やHTML5(Hyper Text Markup Language version5)を用いたサービスのマルチメディア化、等を実現した。
【0003】
近年では、さらなる周波数使用効率の向上、高解像度化や高機能化を目的として、各国において、高度デジタル放送方式の検討が進められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-14420号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
現行のデジタル放送はサービスを開始してから既に10年以上を経過しており、現行のデジタル放送サービスを受信可能な放送受信装置が充分に普及している。このため、現在検討を進めている高度デジタル放送サービスを開始するにあたっては、現行のデジタル放送サービスとの互換性を考慮する必要がある。即ち、現行のデジタル放送サービスの視聴環境を維持しつつ、映像信号のUHD(Ultra High Definition)化等を実現することが好ましい。
【0006】
デジタル放送サービスでUHD放送を実現する技術として特許文献1に記載のシステムがある。しかしながら、特許文献1に記載のシステムは現行のデジタル放送に置き換えるものであり、現行のデジタル放送サービスの視聴環境の維持を考慮したものではない。
【0007】
本発明の目的は、現行のデジタル放送サービスとの互換性も考慮した、より高機能な高度デジタル放送サービスをより好適に送信または受信する技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するための手段として、特許請求の範囲に記載の技術を用いる。
【0009】
一例を挙げるならば、デジタル放送システムにおけるデジタル放送変調波の伝送方法であって、伝送パラメータを格納するTMCC信号およびAC信号を生成する信号生成ステップと、所定のキャリアに前記TMCC信号および前記AC信号を含むOFDMフレームを構成するOFDMフレーム構成ステップと、前記TMCC信号および前記AC信号を含む前記OFDMフレームを構成した前記所定のキャリアに基づくOFDM変調波を伝送する伝送ステップと、を備え、前記信号生成ステップでは、前記伝送パラメータを分割して格納する格納フォーマットを選択可能であり、前記信号生成ステップでは、FFTサイズ若しくはOFDMキャリア間隔に基づいて、異なる前記格納フォーマットを選択し、前記信号生成ステップでは、前記選択した格納フォーマットを適用して前記TMCC信号およびAC信号を生成し、前記OFDMフレーム構成ステップでは、前記生成したTMCC信号およびAC信号を含んだOFDMフレームを構成する、デジタル放送変調波の伝送方法を用いる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、高度デジタル放送サービスをより好適に送信または受信する技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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