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公開番号
2025008947
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023111597
出願日
2023-07-06
発明の名称
蓄電装置
出願人
株式会社GSユアサ
代理人
個人
主分類
H01M
50/593 20210101AFI20250109BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】外装フィルムの腐食を抑制できる蓄電装置を提供する。
【解決手段】蓄電装置は、第一方向で積層された第一蓄電素子21a及び第二蓄電素子21bを備える蓄電装置であって、第一蓄電素子及び第二蓄電素子のそれぞれは、電極体と、電極体を覆う外装フィルムとを備え、外装フィルムは、電極体に対向する本体フィルム212と、本体フィルムの端縁であって、第一方向Xに交差する第二方向Zの端縁から突出した突出片241とを備え、第一蓄電素子の突出片及び第二蓄電素子の突出片の間には、絶縁体が設けられている。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
第一方向で積層された第一蓄電素子及び第二蓄電素子を備える蓄電装置であって、
前記第一蓄電素子及び前記第二蓄電素子のそれぞれは、
電極体と、
前記電極体を覆う外装フィルムとを備え、
前記外装フィルムは、
前記電極体に対向する本体フィルムと、
前記本体フィルムの端縁であって、前記第一方向に交差する第二方向の端縁から突出した突出片とを備え、
前記第一蓄電素子の前記突出片及び前記第二蓄電素子の前記突出片の間には、絶縁体が設けられている、
蓄電装置。
続きを表示(約 740 文字)
【請求項2】
前記第一蓄電素子の前記突出片は、前記第一蓄電素子の前記本体フィルムとともに空間を形成する姿勢で、前記絶縁体に向けて折り曲げられており、
前記第二蓄電素子の前記突出片は、前記第二蓄電素子の前記本体フィルムとともに空間を形成する姿勢で、前記絶縁体に向けて折り曲げられている、
請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項3】
前記第一蓄電素子の前記突出片及び前記第二蓄電素子の前記突出片の少なくとも一方は前記絶縁体に接着されている、
請求項1または2に記載の蓄電装置。
【請求項4】
前記第一蓄電素子の前記突出片は、一部が露出された状態で前記絶縁体に接着されている、
請求項3に記載の蓄電装置。
【請求項5】
前記第二蓄電素子の前記突出片は前記絶縁体から離れている、
請求項4に記載の蓄電装置。
【請求項6】
前記本体フィルムは、前記第二方向の端部に傾斜部を有し、
前記第一蓄電素子の前記突出片の端部と、前記絶縁体の端部とは、前記第一方向から見て重なる領域を有し、
前記重なる領域は、前記第一方向から見て、前記傾斜部と重なっている、
請求項4に記載の蓄電装置。
【請求項7】
前記重なる領域は、前記第一方向において、前記第一蓄電素子における前記第一方向の端部と、前記端縁との間に配置されている、
請求項6に記載の蓄電装置。
【請求項8】
前記絶縁体は、前記第一蓄電素子の前記本体フィルム及び前記第二蓄電素子の前記本体フィルムの間にあるスペーサの少なくとも一部である、
請求項1または2に記載の蓄電装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、蓄電装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、電池パックにおいては、複数のパウチ型セルが積層された状態で電池パックハウジング内に収容されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-205247号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、積層された複数のパウチ型セルにおいて、隣り合う2つのパウチ型セルの端縁同士が接触してしまうと短絡が生じうる。この短絡を起因としてパウチ型セルの外装フィルムが腐食するおそれがある。
【0005】
本発明の目的は、外装フィルムの腐食を抑制できる蓄電装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る蓄電装置は、第一方向で積層された第一蓄電素子及び第二蓄電素子を備える蓄電装置であって、前記第一蓄電素子及び前記第二蓄電素子のそれぞれは、電極体と、前記電極体を覆う外装フィルムとを備え、前記外装フィルムは、前記電極体に対向する本体フィルムと、前記本体フィルムの端縁であって、前記第一方向に交差する第二方向の端縁から突出した突出片とを備え、前記第一蓄電素子の前記突出片及び前記第二蓄電素子の前記突出片の間には、絶縁体が設けられている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、外装フィルムの腐食を抑制できる蓄電装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施の形態に係る蓄電装置の外観を示す斜視図である。
図2は、実施の形態に係る蓄電装置を分解した場合の各構成要素を示す分解斜視図である。
図3は、実施の形態に係る複数の蓄電素子及び複数のスペーサのそれぞれを分離して示す斜視図である。
図4は、実施の形態に係る複数の蓄電素子及び複数のスペーサが一体化された状態を示す側面図である。
図5は、実施の形態に係る第一蓄電素子の第一突出片及び第二蓄電素子の第二突出片と、スペーサとを拡大して示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(1)本発明の一態様に係る蓄電装置は、第一方向で積層された第一蓄電素子及び第二蓄電素子を備える蓄電装置であって、前記第一蓄電素子及び前記第二蓄電素子のそれぞれは、電極体と、前記電極体を覆う外装フィルムとを備え、前記外装フィルムは、前記電極体に対向する本体フィルムと、前記本体フィルムの端縁であって、前記第一方向に交差する第二方向の端縁から突出した突出片とを備え、前記第一蓄電素子の前記突出片及び前記第二蓄電素子の前記突出片の間には、絶縁体が設けられている。
【0010】
本発明の一態様に係る蓄電装置によれば、第一蓄電素子の突出片及び第二蓄電素子の突出片の間には絶縁体が設けられているので、この絶縁体により、各突出片同士の接触(短絡)が抑制される。したがって、各突出片の短絡を起因とした外装フィルムの腐食を抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)
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