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公開番号
2025002615
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2023102916
出願日
2023-06-23
発明の名称
プリント配線板
出願人
イビデン株式会社
代理人
個人
主分類
H01L
23/12 20060101AFI20241226BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】高い品質を有するプリント配線板の提供。
【解決手段】プリント配線板は、第1電子部品を搭載するための第1電極と第2電子部品を搭載するための第2電極を有する搭載用導体層と、搭載用導体層下に位置し、第1電極と第2電極を電気的に接続する接続配線を有する接続用導体層と、搭載用導体層と接続用導体層の間に配置され、第1開口と第2開口を含む複数の開口を有する第2樹脂絶縁層と、接続用導体層下に位置し接続用導体層を支える第1樹脂絶縁層と、第1開口内に形成され第1電極と接続配線を電気的に繋ぐ第1接続ビア導体と、第2開口内に形成され第2電極と接続配線を電気的に繋ぐ第2接続ビア導体、とを有する。接続用導体層は第1樹脂絶縁層上に形成されている第1層と第1層上の第2層からなるシード層と電解めっき層で形成されていて、接続配線の断面において、第1層の幅は第2層の幅より大きく、電解めっき層の幅は第1層の幅より大きい。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
第1電子部品を搭載するための第1電極と第2電子部品を搭載するための第2電極を有する搭載用導体層と、
前記搭載用導体層下に位置し、前記第1電極と前記第2電極を電気的に接続する接続配線を有する接続用導体層と、
前記搭載用導体層と前記接続用導体層の間に配置され、第1開口と第2開口を含む複数の開口を有する第2樹脂絶縁層と、
前記接続用導体層下に位置し前記接続用導体層を支える第1樹脂絶縁層と、
前記第1開口内に形成され前記第1電極と前記接続配線を電気的に繋ぐ第1接続ビア導体と、
前記第2開口内に形成され前記第2電極と前記接続配線を電気的に繋ぐ第2接続ビア導体、とを有するプリント配線板であって、
前記接続用導体層は前記第1樹脂絶縁層上に形成されている第1層と前記第1層上の第2層とからなるシード層と前記シード層上の電解めっき層で形成されていて、前記接続配線の断面において、前記第1層の幅は前記第2層の幅より大きく、前記電解めっき層の幅は前記第1層の幅より大きい。
続きを表示(約 900 文字)
【請求項2】
請求項1のプリント配線板であって、前記接続配線の幅は、前記シード層と前記電解めっき層の境界部分で最小値を有する。
【請求項3】
請求項1のプリント配線板であって、前記第2樹脂絶縁層は無機粒子と樹脂によって形成されており、前記無機粒子は前記開口の内壁面を形成する第1無機粒子と前記第2樹脂絶縁層内に埋まっている第2無機粒子を含み、前記第1無機粒子の形状は前記第2無機粒子の形状と異なる。
【請求項4】
請求項1のプリント配線板であって、前記接続配線の側壁は凹みを有する。
【請求項5】
請求項3のプリント配線板であって、前記内壁面は前記第1無機粒子と前記樹脂によって形成されており、前記第1無機粒子は平坦部を有し、前記平坦部が前記内壁面を形成する。
【請求項6】
請求項5のプリント配線板であって、前記平坦部と前記内壁面を形成する前記樹脂の面は、ほぼ共通な面を形成する。
【請求項7】
請求項5のプリント配線板であって、前記第2無機粒子の形は球であり、前記第1無機粒子の形状は前記第2無機粒子を平面で切断することで得られる。
【請求項8】
請求項3のプリント配線板であって、前記開口を形成することは、前記開口の前記内壁面を形成する前記樹脂から突出する突出部分を有する前記無機粒子を形成することを含み、前記第1無機粒子は前記無機粒子の前記突出部分を除去することで形成される。
【請求項9】
請求項3のプリント配線板であって、前記開口を形成することは、前記第2無機粒子から突出部分を有する前記無機粒子を形成することを含み、前記開口の前記内壁面は前記突出部分を除去することで形成される前記第1無機粒子の露出面を含む。
【請求項10】
請求項1のプリント配線板であって、さらに、前記接続用導体層と前記第2樹脂絶縁層の間に接着層を有し、前記接着層は前記接続用導体層に接し、前記第2樹脂絶縁層は前記接着層に接している。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書によって開示される技術は、プリント配線板に関する。
続きを表示(約 3,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、導体回路上にCu-Ni-Pからなる粗化層を形成することを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-114719号公報
【発明の概要】
【0004】
[特許文献1の課題]
特許文献1は、導体回路上のCu-Ni-Pからなる針状合金により、導体回路と導体回路上に形成される層間樹脂絶縁層との密着性を確保することができると述べている。導体回路の幅が小さい。あるいは、導体回路の厚みが小さいと粗化層のみで導体回路と導体回路上に形成される層間樹脂絶縁層との密着性を確保することは難しいと考えられる。高速な信号が伝送される場合、導体回路の表面の粗さは小さいことが好ましい。導体回路の表面の粗さが小さい。あるいは、導体回路の表面が平滑であると、導体回路と導体回路上に形成される層間樹脂絶縁層との密着性を確保することは難しいと考えられる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のプリント配線板は、第1電子部品を搭載するための第1電極と第2電子部品を搭載するための第2電極を有する搭載用導体層と、前記搭載用導体層下に位置し、前記第1電極と前記第2電極を電気的に接続する接続配線を有する接続用導体層と、前記搭載用導体層と前記接続用導体層の間に配置され、第1開口と第2開口を含む複数の開口を有する第2樹脂絶縁層と、前記接続用導体層下に位置し前記接続用導体層を支える第1樹脂絶縁層と、前記第1開口内に形成され前記第1電極と前記接続配線を電気的に繋ぐ第1接続ビア導体と、前記第2開口内に形成され前記第2電極と前記接続配線を電気的に繋ぐ第2接続ビア導体、とを有する。前記接続用導体層は前記第1樹脂絶縁層上に形成されている第1層と前記第1層上の第2層とからなるシード層と前記シード層上の電解めっき層で形成されていて、前記接続配線の断面において、前記第1層の幅は前記第2層の幅より大きく、前記電解めっき層の幅は前記第1層の幅より大きい。
【0006】
本発明の実施形態のプリント配線板では、接続配線の断面において、第2層の幅は第1層の幅と電解めっき層の幅より小さい。接続配線の側壁はまっすぐに形成されない。側壁は凹みを有する。ヒートサイクルによるストレスが接続配線の側壁に沿って第1樹脂絶縁層に伝わりがたい。凹み部分によりストレスが分散されると考えられる。接続配線の側壁と第2樹脂絶縁層の界面の延長線に沿うクラックが第1樹脂絶縁層内に発生しがたい。接続配線の側壁が凹みを有するので、接続配線の側壁と第2樹脂絶縁層間の接触面積が大きい。第2樹脂絶縁層が接続配線の側壁から剥がれがたい。実施形態は高い品質を有するプリント配線板を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態のプリント配線板を模式的に示す平面図。
図1のII-II間の断面図。
図1のIII-III間の断面図。
実施形態のプリント配線板の一部を模式的に示す拡大断面図。
実施形態のプリント配線板の一部を模式的に示す拡大断面図。
実施形態のプリント配線板の一部を模式的に示す拡大断面図。
実施形態の改変例のプリント配線板を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す拡大断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
3つの接続用内部導体層を有するプリント配線板を模式的に示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[実施形態]
図1は実施形態のプリント配線板2を示す平面図である。図2は図1のII-II間の断面図である。図3は図1のIII-III間の断面図である。図4~図6は実施形態のプリント配線板2の一部を示す拡大断面図である。図1と図2に示されるように、プリント配線板2は上面2aと上面2aと反対側の下面2bを有する。プリント配線板2は、第1電子部品E1を搭載するための第1搭載領域A1と第2電子部品E2を搭載するための第2搭載領域A2を有する。第1搭載領域A1は第1電子部品E1直下に位置する。第2搭載領域A2は第2電子部品E2直下に位置する。図1中に実線で示されている丸は電子部品を搭載するためのバンプ(金属ポスト)241、242、243、244を示す。点線で描かれている配線はプリント配線板2内に埋まっている接続配線36を示す。第1電子部品E1と第2電子部品E2の例はロジックIC、メモリ等の電子部品である。
【0009】
図1~図3に示されるように、プリント配線板2は、導体層10と樹脂絶縁層(第1樹脂絶縁層)20と接続用導体層30とビア導体41、42、141、142、143、144と樹脂絶縁層(第2樹脂絶縁層)120と搭載用導体層130とバンプ241、242、243、244を有する。図2に示されるように、ビア導体41、141、143は第1搭載領域A1の直下に配置されている。バンプ241、243は第1搭載領域A1の直上に配置されている。ビア導体42、142、144は第2搭載領域A2の直下に配置されている。バンプ242、244は第2搭載領域A2の直上に配置されている。
【0010】
接続用導体層30は接続配線36を含む。接続配線36を介して、第1電子部品E1から第2電子部品E2へデータが伝送される。接続配線36は第1電子部品E1から第2電子部品E2へデータを送るための経路の一部である。搭載用導体層130は電極131、132、133、134を含む。第1電子部品E1と接続配線36間の経路(第1経路)内にバンプ241と電極131とビア導体141が配置されている。第1経路は第1電子部品E1直下に位置する。第2電子部品E2と接続配線36間の経路(第2経路)内にバンプ242と電極132とビア導体142が配置されている。第2経路は第2電子部品E2直下に位置する。バンプ241と電極131、ビア導体141、バンプ242、電極132、ビア導体142も経路の一部である。バンプ241、242を接続バンプ(接続金属ポスト)と呼ぶことができる。第1電子部品E1直下に位置する接続バンプ241は第1接続バンプ(第1接続金属ポスト)であり、第2電子部品E2直下に位置する接続バンプ242は第2接続バンプ(第2接続金属ポスト)である。電極131、132を接続電極と呼ぶことができる。第1電子部品E1直下に位置する接続電極131は第1接続電極であり、第2電子部品E2直下に位置する接続電極132は第2接続電極である。ビア導体141、142を接続ビア導体と呼ぶことができる。第1電子部品E1直下に位置する接続ビア導体141は第1接続ビア導体であり、第2電子部品E2直下に位置する接続ビア導体142は第2接続ビア導体である。第1接続バンプは第1バンプ(第1金属ポスト)と呼ばれても良い。第1接続電極は第1電極と呼ばれても良い。第1接続ビア導体は第1ビア導体と呼ばれても良い。第2接続バンプは第2バンプ(第2金属ポスト)と呼ばれても良い。第2接続電極は第2電極と呼ばれても良い。第2接続ビア導体は第2ビア導体と呼ばれても良い。第1電子部品E1直下に位置し、接続配線36に電気的に繋がっている第1バンプと第1電極と第1ビア導体は第1経路を形成する。第2電子部品E2直下に位置し、接続配線36に電気的に繋がっている第2バンプと第2電極と第2ビア導体は第2経路を形成する。
(【0011】以降は省略されています)
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