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公開番号2025007972
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023109743
出願日2023-07-04
発明の名称蓄電装置
出願人株式会社GSユアサ
代理人個人
主分類H01M 50/271 20210101AFI20250109BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】信頼性が向上した外装体を備える蓄電装置を提供する。
【解決手段】蓄電装置は、蓄電素子100と、蓄電素子を収容する外装体と、を備え、外装体は、第一方向に開口を形成する開口部13を有する外装体本体11と、開口を塞ぐ蓋体50と、を備え、外装体本体は、開口部に配置され、かつ、第一方向に突出した突出部16を備え、蓋体は貫通孔52を備え、突出部は、貫通孔に挿入されており、かつ、蓋体と溶着された溶着部17を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
蓄電素子と、
前記蓄電素子を収容する外装体と、を備え、
前記外装体は、
第一方向に開口を形成する開口部を有する外装体本体と、
前記開口を塞ぐ蓋体と、を備え、
前記外装体本体は、前記開口部に配置され、かつ、前記第一方向に突出した突出部を備え、
前記蓋体は貫通孔を備え、
前記突出部は、前記貫通孔に挿入されており、かつ、前記蓋体と溶着された溶着部を備える、
蓄電装置。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記溶着部は、前記第一方向から見た場合、前記貫通孔を覆う、
請求項1記載の蓄電装置。
【請求項3】
前記開口部は、前記蓋体に対向する開口端面を備え、
前記開口端面は、前記蓋体と接合される接合部を備える、
請求項1または2記載の蓄電装置。
【請求項4】
前記突出部は、前記第一方向から見た場合、前記接合部と隣り合う、
請求項3記載の蓄電装置。
【請求項5】
複数の前記突出部は、前記第一方向と直交する第二方向に沿って配置されている、
請求項1または2記載の蓄電装置。
【請求項6】
前記突出部は、前記開口部の内周面に接続されている、
請求項1または2記載の蓄電装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、蓄電装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、電池パックが開示されている。この電池パックは、電池モジュールと、電池モジュールを収容する筐体と、を備える。筐体は、開口が設けられた本体部と、開口を塞ぐように本体部に固定された板状の蓋部材と、を有する。本体部は、底壁と、底壁と対向するとともに、開口が設けられた上壁と、を有する。蓋部材には複数の貫通孔が設けられている。複数の貫通孔のそれぞれは、上壁に設けられたネジ孔と重なる位置に設けられている。複数の貫通孔のそれぞれにはボルトが挿通され、ボルトはネジ孔に締結される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-168300号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の電池パックでは、蓋部材の本体部への固定は、複数のボルトのみによってなされる。そのため、例えば1つのボルトの緩みは、蓋部材の本体部に対する固定力の低下につながる。当該固定力の低下により、異物が筐体の内部へ侵入するおそれがある。
【0005】
本発明は、本願発明者が上記課題に新たに着目してなされたものであり、信頼性が向上された外装体を備える蓄電装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る蓄電装置は、蓄電素子と、前記蓄電素子を収容する外装体と、を備え、前記外装体は、第一方向に開口を形成する開口部を有する外装体本体と、前記開口を塞ぐ蓋体と、を備え、前記外装体本体は、前記開口部に配置され、かつ、前記第一方向に突出した突出部を備え、前記蓋体は貫通孔を備え、前記突出部は、前記貫通孔に挿入されており、かつ、前記蓋体と溶着された溶着部を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、信頼性が向上された外装体を備える蓄電装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施の形態に係る蓄電装置の外観を示す斜視図である。
図2は、実施の形態に係る蓄電装置の分解斜視図である。
図3は、実施の形態に係る突出部の拡大斜視図である。
図4は、実施の形態に係る突出部及びその周辺の構成を示す平面図である。
図5は、実施の形態に係る突出部及びその周辺の構成を示す断面図である。
図6は、実施の形態の変形例1に係る突出部及びその周辺の構成を示す断面図である。
図7は、実施の形態の変形例2に係る突出部の拡大斜視図である。
図8は、実施の形態の変形例2に係る突出部及びその周辺の構成を示す断面図である。
図9は、実施の形態の変形例3に係る突出部の拡大斜視図である。
図10は、実施の形態の変形例3に係る凸部及び突出部を示す側面図である。
図11は、実施の形態の変形例3に係る突出部及びその周辺の構成を示す斜視図である。
図12は、蓋体が備える貫通孔を貫通しない突出部及びその周辺の構成を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(1)本発明の一態様に係る蓄電装置は、蓄電素子と、前記蓄電素子を収容する外装体と、を備え、前記外装体は、第一方向に開口を形成する開口部を有する外装体本体と、前記開口を塞ぐ蓋体と、を備え、前記外装体本体は、前記開口部に配置され、かつ、前記第一方向に突出した突出部を備え、前記蓋体は貫通孔を備え、前記突出部は、前記貫通孔に挿入されており、かつ、前記蓋体と溶着された溶着部を備える。
【0010】
上記(1)に記載の蓄電装置によれば、蓋体を外装体本体に配置する際に、外装体本体に設けられた突出部が蓋体の貫通孔に挿入されるため、蓋体を効率よくまたは精度よく位置決めできる。突出部はさらに、少なくとも溶着部において蓋体と溶着される。そのため、突出部は、蓋体を外装体本体に固定する役割も担うことができる。このように、本態様に係る蓄電装置は、信頼性の高い外装体を備える蓄電装置である。
(【0011】以降は省略されています)

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