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公開番号
2025011189
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-23
出願番号
2024176287,2021109317
出願日
2024-10-08,2021-06-30
発明の名称
空間浮遊映像表示装置
出願人
マクセル株式会社
代理人
弁理士法人筒井国際特許事務所
主分類
G02B
30/56 20200101AFI20250116BHJP(光学)
要約
【課題】より好適な空間浮遊映像表示装置を提供し、持続可能な開発目標の「3すべての人に健康と福祉を」、「9産業と技術革新の基盤をつくろう」、「11住み続けられるまちづくりを」に貢献する。
【解決手段】空間浮遊映像表示装置は、表示部と、表示部からの映像光を反射させ反射した光により空中に空間浮遊映像を形成せしめる再帰反射板とを備え、空間浮遊映像の表示範囲においては、オブジェクトが表示されている領域があり、当該領域を取り囲む黒表示領域が配置されており、空間浮遊映像を周囲から取り囲むように配置される物理枠を有し、物理枠は表示部と再帰反射板を格納する格納部を覆うカバー構造の開口窓を形成しており、カバー構造の内部に開口窓と表示部と再帰反射板を格納する格納部の間に配置される遮光板であって、開口窓の少なくとも上端と下端の両者から表示部と再帰反射板を格納する格納部に向かって延伸する遮光板を有する。
【選択図】図46
特許請求の範囲
【請求項1】
映像を表示する表示部と、
前記表示部からの映像光を反射させ、反射した光により空中に空間浮遊映像を形成せしめる再帰反射板と、
を備え、
前記空間浮遊映像の表示範囲においては、オブジェクトが表示されている領域があり、
前記オブジェクトが表示されている領域を取り囲む黒表示領域が配置されており、
前記空間浮遊映像を周囲から取り囲むように配置される物理枠を有し、
前記物理枠は、前記表示部と前記再帰反射板を格納する格納部を覆うカバー構造の開口窓を形成しており、
前記カバー構造の内部に、前記開口窓と前記表示部と前記再帰反射板を格納する前記格納部の間に配置される遮光板であって、前記開口窓の少なくとも上端と下端の両者から前記表示部と前記再帰反射板を格納する前記格納部に向かって延伸する遮光板を有する、
空間浮遊映像表示装置。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の空間浮遊映像表示装置において、
前記黒表示領域とは、前記空間浮遊映像に対応する前記表示部の表示映像において、輝度を有する映像情報がない領域である、
空間浮遊映像表示装置。
【請求項3】
請求項1に記載の空間浮遊映像表示装置において、
前記オブジェクトに対してタッチ操作を行うユーザの指の位置を検出するセンサを備える、
空間浮遊映像表示装置。
【請求項4】
請求項3に記載の空間浮遊映像表示装置において、
前記オブジェクトの近傍に、前記オブジェクトがタッチ操作が可能なオブジェクトである旨を示すメッセージを表示する、
空間浮遊映像表示装置。
【請求項5】
請求項4に記載の空間浮遊映像表示装置において、
前記メッセージに加えて、前記オブジェクトを指し示すマークを表示する、
空間浮遊映像表示装置。
【請求項6】
請求項1に記載の空間浮遊映像表示装置において、
前記遮光板は筒型の四角柱を構成する、
空間浮遊映像表示装置。
【請求項7】
請求項1に記載の空間浮遊映像表示装置において、
前記遮光板は四角錐台を構成する、
空間浮遊映像表示装置。
【請求項8】
請求項7に記載の空間浮遊映像表示装置において、
前記四角錐台の形状は、前記開口窓の近傍から前記表示部と前記再帰反射板を格納する格納部に向かって広がっていく形状である、
空間浮遊映像表示装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、空間浮遊映像表示装置に関する。
続きを表示(約 3,200 文字)
【背景技術】
【0002】
空間浮遊情報表示システムとして、直接外部に向かって映像を表示する映像表示装置と空間画面として表示される表示法は既に知られている。また、表示された空間像の操作面における操作に対する誤検知を低減する検知システムについても、例えば、特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-128722号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、空間浮遊映像に対するタッチ操作は、物理的なボタンやタッチパネル等に対し行うものではない。このため、タッチ操作がなされたか否かを、ユーザが認識できない場合がある。
【0005】
本発明の目的は、より好適な空間浮遊映像表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、空間浮遊映像表示装置は、映像を表示する表示部と、前記表示部からの映像光を反射させ、反射した光により空中に空間浮遊映像を形成せしめる再帰反射板と、を備え、前記空間浮遊映像の表示範囲においては、オブジェクトが表示されている領域があり、前記オブジェクトが表示されている領域を取り囲む黒表示領域が配置されており、前記空間浮遊映像を周囲から取り囲むように配置される物理枠を有し、前記物理枠は、前記表示部と前記再帰反射板を格納する格納部を覆うカバー構造の開口窓を形成しており、前記カバー構造の内部に、前記開口窓と前記表示部と前記再帰反射板を格納する前記格納部の間に配置される遮光板であって、前記開口窓の少なくとも上端と下端の両者から前記表示部と前記再帰反射板を格納する前記格納部に向かって延伸する遮光板を有する、ように構成すればよい。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、より好適な空間浮遊映像表示装置を実現できる。これ以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明において明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像表示装置の使用形態の一例を示す図である。
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像表示装置の主要部構成と再帰反射部構成の一例を示す図である。
空間浮遊映像表示装置の設置方法の一例を示す図である。
空間浮遊映像表示装置の設置方法の他の例を示す図である。
空間浮遊映像表示装置の構成例を示す図である。
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像表示装置の主要部構成の他の例を示す図である。
空間浮遊映像表示装置で用いるセンシング装置の機能を説明するための説明図である。
空間浮遊映像表示装置で用いる3次元映像表示の原理の説明図である。
反射型偏光板の特性を評価した測定系の説明図である。
反射型偏光板透過軸の光線入射角度に対する透過率特性を示す特性図である。
反射型偏光板反射軸の光線入射角度に対する透過率特性を示す特性図である。
反射型偏光板透過軸の光線入射角度に対する透過率特性を示す特性図である。
反射型偏光板反射軸の光線入射角度に対する透過率特性を示す特性図である。
光源装置の具体的な構成の一例を示す断面図である。
光源装置の具体的な構成の一例を示す断面図である。
光源装置の具体的な構成の一例を示す断面図である。
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像表示装置の主要部を示す配置図である。
本発明の一実施例に係る表示装置の構成を示す断面図である。
光源装置の具体的な構成の一例を示す断面図である。
光源装置の具体的な構成の一例を示す断面図である。
光源装置の具体的な構成の一例を示す断面図である。
映像表示装置の光源拡散特性を説明するための説明図である。
映像表示装置の拡散特性を説明するための説明図である。
映像表示装置の拡散特性を説明するための説明図である。
映像表示装置の構成を示す断面図である。
従来技術におけるゴースト像の発生原理を説明するための説明図である。
本発明の一実施例に係る表示装置の構成を示す断面図である。
本発明の一実施例に係る表示装置の表示の一例を説明する図である。
仮想影を用いたタッチ操作の補助方法の一例を説明する図である。
仮想影を用いたタッチ操作の補助方法の一例を説明する図である。
仮想影を用いたタッチ操作の補助方法の一例を説明する図である。
仮想影を用いたタッチ操作の補助方法の他の例を説明する図である。
仮想影を用いたタッチ操作の補助方法の他の例を説明する図である。
仮想影を用いたタッチ操作の補助方法の他の例を説明する図である。
仮想光源の設定方法を説明する図である。
指の位置の検出方法の一例を示す構成図である。
指の位置の検出方法の他の例を示す構成図である。
指の位置の検出方法のその他の例を示す構成図である。
入力した内容を表示してタッチ操作を補助する方法を説明する図である。
入力内容を強調表示してタッチ操作を補助する方法を説明する図である。
振動によりタッチ操作の補助を行う方法の一例を説明する図である。
振動によるタッチ操作の補助方法の他の例を説明する図である。
振動によるタッチ操作の補助方法のその他の例を説明する図である。
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像の表示例の一例を説明する図である。
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像の表示例の一例を説明する図である。
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像表示装置の構成例の一例を説明する図である。
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像表示装置の一部分の構成例の一例を説明する図である。
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像の表示例の一例を説明する図である。
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像表示装置の構成例の一例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は実施例の説明に限定されるものではなく、本明細書に開示される技術的思想の範囲内において当業者による様々な変更および修正が可能である。また、本発明を説明するための全図において、同一の機能を有するものには、同一の符号を付与し、その繰り返しの説明は省略する場合がある。なお、以下の実施例の説明において、空間に浮遊する映像を「空間浮遊映像」という用語で表現している。この用語の代わりに、「空中像」、「空間像」、「空中浮遊映像」、「表示映像の空間浮遊光学像」、「表示映像の空中浮遊光学像」などと表現してもかまわない。実施例の説明で主として用いる「空間浮遊映像」との用語は、これらの用語の代表例として用いている。
【0010】
以下の実施例は、映像発光源からの映像光による映像を、ガラス等の空間を仕切る透明な部材を介して透過して、前記透明な部材の外部に空間浮遊映像として表示することが可能な映像表示装置に関する。
(【0011】以降は省略されています)
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