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公開番号
2025011388
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023113474
出願日
2023-07-11
発明の名称
反射防止フィルム及びそれを用いた成形品
出願人
アイカ工業株式会社
代理人
主分類
G02B
1/111 20150101AFI20250117BHJP(光学)
要約
【課題】良好な反射防止特性を有し、且つ破断伸度が高く成形性が良好であり、延伸しても白化しにくい、インモールド成形やアウトモールド成形などに適した反射防止フィルム及びそれを用いた成形品を提供する。
【解決手段】光透過性を有する基材フィルムにハードコート層と低屈折率層がこの順に積層されており、前記低屈折率層が、ウレタン(メタ)アクリレートと、中空シリカと、アルミナ微粒子と、表面調整剤と、光重合開始剤と、を含む低屈折率樹脂組成物の硬化物であって、前記ウレタン(メタ)アクリレートがエチレングリコールとイソホロンジイソシアネートを反応させたジイソシアネートに、ペンタエリスリトールトリアクリレートを更に反応させた構造を有するウレタンアクリレートと、9官能以下のウレタン(メタ)アクリレートを含むことを特徴とする反射防止フィルムである。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
光透過性を有する基材フィルムにハードコート層と低屈折率層がこの順に積層されており、前記低屈折率層が、ウレタン(メタ)アクリレート(A)と、中空シリカ(B)と、アルミナ微粒子(C)と、表面調整剤(D)と、光重合開始剤(E)と、を含む低屈折率樹脂組成物の硬化物であって、前記(A)がエチレングリコールとイソホロンジイソシアネートを反応させたジイソシアネートに、ペンタエリスリトールトリアクリレートを更に反応させた構造を有するウレタンアクリレート(a1)と、9官能以下のウレタン(メタ)アクリレート(a2)(但し(a1)を除く)を含むことを特徴とする反射防止フィルム。
続きを表示(約 250 文字)
【請求項2】
前記(D)の配合量が組成物の固形分全量に対し20~45重量%であることを特徴とする請求項1記載の反射防止フィルム。
【請求項3】
前記(A)における(a1)の配合比率が、(A)固形分全量に対し15~35重量%であることを特徴とする請求項1記載の反射防止フィルム。
【請求項4】
成形用のフィルムであることを特徴とする請求項1~3いずれか記載の反射防止フィルム。
【請求項5】
請求項4記載の反射防止フィルムを用いて成形された成形品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はハードコート層と低屈折率層が積層された反射防止フィルム及びそれを用いて成形された成形品に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
アクリル系の光硬化型樹脂は、プラスチックフィルムやプラスチック成形物表面に特別な性能を付与するために多くの分野で用いられており、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム上に塗布して高硬度を付与したハードコートフィルムは、タッチパネル用フィルムや成形用フィルムとして大量に使用されている。
【0003】
これらのなかで特に成形用としては、フィルム表面に絵柄を印刷後、加熱により軟化させた状態で3次元成形を行うインサートフィルムが良く知られているが、フィルムに塗布されたハードコート樹脂層を硬くすると、立体形状に加工する際に曲面においてマイクロクラックが入りやすくなり、加工形状には制約があった。そのため過去に出願人は、表面硬度と成形性を両立させるインサート成形用のハードコート樹脂として、トリアジン環含有(メタ)アクリレートプレポリマーと平均一次粒子径が80~500nmの有機微粒子を含むハードコート剤を発明した(特許文献1)。このハードコート剤は膜厚が1~10μmで十分な柔軟性と表面物性が両立可能な優れるものであった。
【0004】
こうした成形用途に適したハードコート剤を選定することで、加工面での制約はある程度緩和されてはきたが、近年では更に反射防止特性を要求される場合もでてきている。反射防止特性を有するフィルムとしては、例えばハードコート層(又は高屈折率層)上に低屈折率の反射防止層が形成された構成が知られている。このような反射防止フィルムを成形フィルムとして用いると、反射防止層の延伸性が不足し、成形時に皮膜が白化する場合があった。そのため、良好な反射防止特性に加えて、耐摩耗性と成形性を併せ持ち、延伸しても白化しにくいような反射防止フィルムとするには改善の余地があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第4848200号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の課題は良好な反射防止特性を有し、且つ破断伸度が高く成形性が良好であり、延伸しても白化しにくい、インモールド成形やアウトモールド成形などに適した反射防止フィルム及びそれを用いた成形品を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するため請求項1の発明は、光透過性を有する基材フィルムにハードコート層と低屈折率層がこの順に積層されており、前記低屈折率層が、ウレタン(メタ)アクリレート(A)と、中空シリカ(B)と、アルミナ微粒子(C)と、表面調整剤(D)と、光重合開始剤(E)と、を含む低屈折率樹脂組成物の硬化物であって、前記(A)がエチレングリコールとイソホロンジイソシアネートを反応させたジイソシアネートに、ペンタエリスリトールトリアクリレートを更に反応させた構造を有するウレタンアクリレート(a1)と、9官能以下のウレタン(メタ)アクリレート(a2)(但し(a1)を除く)を含むことを特徴とする反射防止フィルムを提供する。
【0008】
請求項2の発明は、前記(D)の配合量が組成物の固形分全量に対し20~45重量%であることを特徴とする請求項1記載の反射防止フィルムを提供する。
【0009】
請求項3の発明は、前記(A)における(a1)の配合比率が、(A)固形分全量に対し15~35重量%であることを特徴とする請求項1記載の反射防止フィルムを提供する。
【0010】
請求項4の発明は、成形用のフィルムであることを特徴とする請求項1~3いずれか記載の反射防止フィルムを提供する。
(【0011】以降は省略されています)
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