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公開番号
2025011796
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023114131
出願日
2023-07-12
発明の名称
ズームレンズおよび撮像装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
15/20 20060101AFI20250117BHJP(光学)
要約
【課題】高い光学性能を有するズームレンズを提供する。
【解決手段】物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力を有する第1レンズ群(B1)と、正の屈折力を有する複数のレンズ群(B2、B3)と、絞り(STO)と、少なくとも1つのレンズ群を含む後群とからなるズームレンズ(1a)であって、広角端から望遠端へのズーミングに際し、隣り合う各レンズ群の間隔は変化し、複数のレンズ群は、無限から至近へのフォーカシングに際して移動する第1フォーカス群(F1)および第2フォーカス群(F2)を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する複数のレンズ群と、絞りと、少なくとも1つのレンズ群を含む後群とからなるズームレンズであって、
広角端から望遠端へのズーミングに際し、隣り合う各レンズ群の間隔は変化し、
前記複数のレンズ群は、無限から至近へのフォーカシングに際して移動する第1フォーカス群および第2フォーカス群を含むことを特徴とするズームレンズ。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
広角端における無限から至近へのフォーカシングに際し、前記第1フォーカス群と前記第2フォーカス群は、互いに異なる方向に移動することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項3】
広角端における無限から至近へのフォーカシングに際し、前記第1フォーカス群は像側に移動し、前記第2フォーカス群は物体側に移動することを特徴とする請求項2に記載のズームレンズ。
【請求項4】
広角端における無限から至近へのフォーカシングに際し、前記第1フォーカス群の移動量をmo1w、前記第2フォーカス群の移動量をmo2wとするとき、
0.00<|mo2w|/|mo1w|<1.00
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項5】
前記第1レンズ群に対する前記第1フォーカス群のズーム移動量をmF1、前記ズームレンズにおける最も物体側のレンズ面から像面までの距離をTTLとするとき、
0.00<movF1/TTL<0.15
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項6】
前記ズームレンズのうち、前記絞りよりも物体側に配置されたレンズ群の合成焦点距離をff、前記絞りよりも像側に配置されたレンズ群の合成焦点距離をfrとするとき、
0.20<ff/fr<1.00
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項7】
前記第1フォーカス群の焦点距離をfF1、前記第2フォーカス群の焦点距離をfF2とするとき、
0.3<fF1/fF2<1.7
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項8】
広角端から望遠端へのズーミングに際し、
前記第1レンズ群は、像面に対して固定であり、
前記第1フォーカス群および前記第2フォーカス群は、物体側に移動することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項9】
前記後群を構成する前記レンズ群は、負レンズ群と、変倍に際し像側から物体側に移動する正レンズ群とを有することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項10】
前記後群を構成する前記レンズ群は、最も像側に配置された正の屈折力のレンズ群を有し、
広角端におけるバックフォーカスの空気換算長をBFw、広角端における前記ズームレンズの焦点距離をfwとするとき、
0.2<BFw/fw<2.0
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ズームレンズおよび撮像装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、合焦時に第1レンズ群を物体側に移動するとともに第2レンズ群を物体側に移動し、画角の変化を低減するズームレンズが開示されている。特許文献2には、第1レンズ群内の合焦群と最終レンズ群との2つの合焦群を設け、ズーム位置に合わせて合焦時に移動する群を切り替えるズームレンズが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-235862号公報
特開2021-15195号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されたズームレンズでは、ズームカムを利用してズーミングで補正するため、交換レンズのような電動ズームができない構成では補正が難しい。特許文献2に開示されたズームレンズでは、レンズ径が大きく重い第1レンズ群内のレンズを移動させるため、電動化が難しく、またズーム全域で画角変化を低減することが難しい。このため、特許文献1および特許文献2に開示された構成では、高い光学性能を有するズームレンズを実現することが困難である。
【0005】
そこで本発明は、高い光学性能を有するズームレンズを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面としてのズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する複数のレンズ群と、絞りと、少なくとも1つのレンズ群を含む後群とからなるズームレンズであって、広角端から望遠端へのズーミングに際し、隣り合う各レンズ群の間隔は変化し、前記複数のレンズ群は、無限から至近へのフォーカシングに際して移動する第1フォーカス群および第2フォーカス群を含む。
【0007】
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施例において説明される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、高い光学性能を有するズームレンズを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例1におけるズームレンズの断面図である。
実施例2におけるズームレンズの断面図である。
実施例3におけるズームレンズの断面図である。
実施例4におけるズームレンズの断面図である。
実施例1におけるズームレンズの縦収差図である。
実施例2におけるズームレンズの縦収差図である。
実施例3におけるズームレンズの縦収差図である。
実施例4におけるズームレンズの縦収差図である。
各実施例のズームレンズを備えた撮像装置の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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