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公開番号
2025014459
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023117030
出願日
2023-07-18
発明の名称
光学フィルム
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
5/30 20060101AFI20250123BHJP(光学)
要約
【課題】コレステリック液晶を適切に配向させながら、光学フィルムの外観を損なわれにくくする。
【解決手段】光学フィルム10は、コレステリック液晶35を含む液晶層30を備える。液晶層30の第1面31には、凹凸形状32が形成されている。凹凸形状32の空間周波数に対するパワースペクトル密度の両対数グラフにおいて、空間周波数0.01/μmから0.1/μmの範囲の回帰直線の傾きαの、空間周波数0.1/μmから1/μmの範囲の回帰直線の傾きβに対する比α/βの値が、0.38以上0.72以下である。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
コレステリック液晶を含む液晶層を備え、
前記液晶層の第1面には、凹凸形状が形成されており、
前記凹凸形状の空間周波数に対するパワースペクトル密度の両対数グラフにおいて、前記空間周波数0.01/μmから0.1/μmの範囲の回帰直線の傾きαの、前記空間周波数0.1/μmから1/μmの範囲の回帰直線の傾きβに対する比α/βの値が、0.38以上0.72以下である、光学フィルム。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
コレステリック液晶を含む液晶層を備え、
前記液晶層の第1面には、凹凸形状が形成されており、
前記凹凸形状の空間周波数に対するパワースペクトル密度の両対数グラフにおいて、前記空間周波数0.01/μmから0.1/μmの範囲の回帰直線の傾きαと前記空間周波数0.1/μmから1/μmの範囲の回帰直線の傾きβとの差β-αの値が、-0.81以上-0.22以下である、光学フィルム。
【請求項3】
基材と、前記基材の第2面に積層された液晶層と、を備え、
前記液晶層は、コレステリック液晶を含み、
前記第2面には、第2凹凸形状が形成されており、
前記第2凹凸形状の空間周波数に対するパワースペクトル密度の両対数グラフにおいて、前記空間周波数0.01/μmから0.1/μmの範囲の回帰直線の傾きαの、前記空間周波数0.1/μmから1/μmの範囲の回帰直線の傾きβに対する比α/βの値が、0.38以上0.72以下である、光学フィルム。
【請求項4】
基材と、前記基材の第2面に積層された液晶層と、を備え、
前記液晶層は、コレステリック液晶を含み、
前記第2面には、第2凹凸形状が形成されており、
前記第2凹凸形状の空間周波数に対するパワースペクトル密度の両対数グラフにおいて、前記空間周波数0.01/μmから0.1/μmの範囲の回帰直線の傾きαと前記空間周波数0.1/μmから1/μmの範囲の回帰直線の傾きβとの差β-αの値が、-0.81以上-0.22以下である、光学フィルム。
【請求項5】
前記液晶層の第1面は、前記基材の前記第2面に対面し、
前記第1面には、前記第2凹凸形状と嵌合する凹凸形状が形成されている、請求項3または4に記載の光学フィルム。
【請求項6】
前記液晶層は、円偏光した赤外線を反射する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の光学フィルム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、光学フィルムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載されているような液晶層を有する光学フィルムが知られている。液晶層は、コレステリック液晶を含む。コレステリック液晶を螺旋状に配向させることで、液晶層は、コレステリック液晶の螺旋の回転方向に対応した方向の円偏光の光であって螺旋の1旋回のピッチに対応した波長の光を反射する。液晶層の製造工程においてコレステリック液晶が配向する螺旋の回転方向及び螺旋のピッチを制御することで、円偏光した所望の波長の光を反射する液晶層を製造できる。液晶層は、例えば赤外線を反射するように製造される。赤外線を反射する液晶層を有する光学フィルムは、例えば遮熱のために用いられる赤外線反射材として利用できる。
【0003】
コレステリック液晶を配向させるために、ラビング処理された配向膜が用いられる。配向膜がコレステリック液晶の配向を規制することで、コレステリック液晶が螺旋状に配向する。
【0004】
配向膜なしに、コレステリック液晶を配向させることができる。液晶層を支持する基材の表面に凹凸形状を形成することにより、コレステリック液晶を配向させることができる。配向膜なしに光学フィルムを製造することで、光学フィルムを薄くでき、光学フィルムの製造工程を簡略にできる。光学フィルムの製造コストを下げることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2004-233987号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
基材の表面に凹凸形状が形成されると、基材に支持された液晶層の表面にも凹凸形状が形成される。これらの凹凸形状は、光学フィルムの外観に悪影響を及ぼし得る。本開示は、コレステリック液晶を適切に配向させながら、外観の悪化を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一実施の形態は、以下の[1]乃至[6]に関する。
[1]
コレステリック液晶を含む液晶層を備え、
前記液晶層の第1面には、凹凸形状が形成されており、
前記凹凸形状の空間周波数に対するパワースペクトル密度の両対数グラフにおいて、前記空間周波数0.01/μmから0.1/μmの範囲の回帰直線の傾きαの、前記空間周波数0.1/μmから1/μmの範囲の回帰直線の傾きβに対する比α/βの値が、0.38以上0.72以下である、光学フィルム。
[2]
コレステリック液晶を含む液晶層を備え、
前記液晶層の第1面には、凹凸形状が形成されており、
前記凹凸形状の空間周波数に対するパワースペクトル密度の両対数グラフにおいて、前記空間周波数0.01/μmから0.1/μmの範囲の回帰直線の傾きαと前記空間周波数0.1/μmから1/μmの範囲の回帰直線の傾きβとの差β-αの値が、-0.81以上-0.22以下である、光学フィルム。
[3]
基材と、前記基材の第2面に積層された液晶層と、を備え、
前記液晶層は、コレステリック液晶を含み、
前記第2面には、第2凹凸形状が形成されており、
前記第2凹凸形状の空間周波数に対するパワースペクトル密度の両対数グラフにおいて、前記空間周波数0.01/μmから0.1/μmの範囲の回帰直線の傾きαの、前記空間周波数0.1/μmから1/μmの範囲の回帰直線の傾きβに対する比α/βの値が、0.38以上0.72以下である、光学フィルム。
[4]
基材と、前記基材の第2面に積層された液晶層と、を備え、
前記液晶層は、コレステリック液晶を含み、
前記第2面には、第2凹凸形状が形成されており、
前記第2凹凸形状の空間周波数に対するパワースペクトル密度の両対数グラフにおいて、前記空間周波数0.01/μmから0.1/μmの範囲の回帰直線の傾きαと前記空間周波数0.1/μmから1/μmの範囲の回帰直線の傾きβとの差β-αの値が、-0.81以上-0.22以下である、光学フィルム。
[5]
前記液晶層の第1面は、前記基材の前記第2面に対面し、
前記第1面には、前記第2凹凸形状と嵌合する凹凸形状が形成されている、[3]または[4]に記載の光学フィルム。
[6]
前記液晶層は、円偏光した赤外線を反射する、[1]乃至[5]のいずれかに記載の光学フィルム。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、コレステリック液晶を適切に配向させながら、光学フィルムの外観を損なわれにくくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、一実施の形態に係る光学フィルムを示す分解断面図である。
図2は、液晶層におけるコレステリック液晶を概略的に示す斜視図である。
図3は、凹凸形状の空間周波数に対するパワースペクトル密度の両対数グラフである。
図4は、光学フィルムの一変形例を示す分解斜視図である。
図5は、光学フィルムの他の変形例を示す分解斜視図である。
図6は、従来の光学フィルムの凹凸形状の空間周波数に対するパワースペクトル密度の両対数グラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図面を参照して本開示の一実施の形態について説明する。本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさのため、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張している場合がある。
(【0011】以降は省略されています)
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