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公開番号2025014092
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-29
出願番号2021204600
出願日2021-12-16
発明の名称融着接続機
出願人住友電工オプティフロンティア株式会社
代理人個人,個人
主分類G02B 6/255 20060101AFI20250122BHJP(光学)
要約【課題】ファイバクランプに付着している異物によってファイバクランプが光ファイバを適切に押さえ付けることができなくなってしまうのを抑制すること。
【解決手段】光ファイバを融着接続する融着接続機1は、光ファイバ群3が設置されるV溝群17を有するベース部材11と、ベース部材11の上面と対向する平坦な下面26を有するファイバクランプ21Bとを備えている。そして、ファイバクランプ21Bの下面26のうち、ベース部材11の上面におけるV溝群17が形成されている領域に対向している領域の一部には、凹部25が形成されている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
光ファイバを融着接続する融着接続機であって、
前記光ファイバが設置されるV溝を有するベース部材と、
前記ベース部材の上面と対向する平坦な下面を有するファイバクランプと、を備え、
前記ファイバクランプの前記下面のうち、前記ベース部材の上面における前記V溝が形成される領域に対向している領域の一部には、凹部が形成されている、
融着接続機。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
前記凹部は、前記ベース部材に形成された前記V溝の延在方向に非平行な方向に延びるように形成されている、
請求項1に記載の融着接続機。
【請求項3】
前記凹部は、少なくとも一端が前記ファイバクランプの側面に開口するように構成されている、
請求項1又は請求項2に記載の融着接続機。
【請求項4】
前記ファイバクランプは、前記ベース部材に形成された前記V溝の延在方向に平行な軸の回りに揺動可能となるように構成されている、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の融着接続機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、融着接続機に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、接続対象の光ファイバをV溝内に位置決めし且つファイバクランプで押さえ付けて融着接続する融着接続機が知られている(特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2020/162044号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には、光ファイバに付着した異物を除去するための融着接続機の動作が開示されている。しかしながら、この融着接続機は、積極的に異物を除去するための動作を通常の融着接続のための動作に加えて行う必要がある。そこで、異物除去のための追加的な動作をなるべく少なくすることが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施形態に係る融着接続機は、光ファイバを融着接続する融着接続機であって、前記光ファイバが設置されるV溝を有するベース部材と、前記ベース部材の上面と対向する平坦な下面を有するファイバクランプと、を備え、前記ファイバクランプの前記下面のうち、前記ベース部材の上面における前記V溝が形成される領域に対向している領域の一部には、凹部が形成されている。
【発明の効果】
【0006】
上述の融着接続機は、ファイバクランプに付着している異物によってファイバクランプが光ファイバを適切に押さえ付けることができなくなってしまうのを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、融着接続機の一部の斜視図である。
図2Aは、融着接続機の一部の上面図である。
図2Bは、融着接続機の一部の上面図である。
図3は、融着接続機の一部の断面図である。
図4は、融着接続機を制御する制御系統を示すブロック図である。
図5Aは、融着接続機の一部の断面図である。
図5Bは、融着接続機の一部の断面図である。
図6Aは、ファイバクランプの斜視図である。
図6Bは、ファイバクランプの斜視図である。
図7Aは、融着接続機の一部の断面図である。
図8Aは、ファイバクランプの下面図である。
図8Bは、ファイバクランプの下面図である。
図8Cは、ファイバクランプの下面図である。
図8Dは、ファイバクランプの下面図である。
図8Eは、ファイバクランプの下面図である。
図8Fは、ファイバクランプの下面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[本発明の実施形態の説明]
最初に、本発明の実施態様を列記して説明する。
【0009】
(1)本発明の一態様に係る融着接続機は、光ファイバを融着接続する融着接続機であって、前記光ファイバが設置されるV溝を有するベース部材と、前記ベース部材の上面と対向する平坦な下面を有するファイバクランプと、を備え、前記ファイバクランプの前記下面のうち、前記ベース部材の上面における前記V溝が形成される領域に対向している領域の一部には、凹部が形成されていてもよい。この構成は、ファイバクランプの下面に凹部を形成することにより、ファイバクランプの下面とベース部材の上面又はV溝に設置された光ファイバとの間に異物が挟まってしまう確率を低下させることができる。異物が凹部内に収まる確率が高まるためである。そのため、この構成は、V溝に設置された光ファイバとファイバクランプとを適切に接触させることができるという効果をもたらす。換言すれば、この構成は、V溝に設置された光ファイバとファイバクランプとが全く接触しないといった状況が生じてしまうのを抑制できるという効果をもたらす。その結果、この構成は、光ファイバがファイバクランプによって適切に押圧されていないために光ファイバの位置が所定の位置からずれてしまうといった不具合が発生するのを抑制できるという効果をもたらす。なお、光ファイバのうち、V溝内に設置される部分は、被覆材が除去されてガラスファイバが露出した部分であり、裸ファイバ部分とも称される。また、被覆材で被覆された部分は、光ファイバ素線又は光ファイバ心線とも称される。
【0010】
(2)前記凹部は、前記ベース部材に形成された前記V溝の延在方向に非平行な方向に延びるように形成されていてもよい。この構成は、ファイバクランプの下面の一部(凹部が形成されていない部分)によって光ファイバがベース部材11に押し付けられるのを確かなものとすることができるという効果をもたらす。そのため、この構成は、V溝に設置された光ファイバとファイバクランプとを適切に接触させることができ、ひいては、光ファイバがV溝内に正確に位置決めされるようになるという効果をもたらす。
(【0011】以降は省略されています)

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