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公開番号
2025018319
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023121915
出願日
2023-07-26
発明の名称
レンズ、光学部材および撮像カメラ
出願人
三井化学株式会社
代理人
個人
主分類
G02B
3/00 20060101AFI20250130BHJP(光学)
要約
【課題】高湿条件下での信頼性が向上し、かつ、カラーノイズの発生が抑制された撮像カメラを得ることが可能なレンズを提供する。
【解決手段】樹脂(A)と、色素(B)と、を含む樹脂組成物の成形体を含むレンズであって、前記樹脂組成物からなる厚み1mmの平板プレートをJIS Z 8781-4:2013に準拠して測定したL
*
a
*
b
*
表色系におけるL
*
、a
*
およびb
*
の値がそれぞれ下記範囲内であるレンズ。
L
*
:80以上95以下
a
*
:-5以上5以下
b
*
:-20以上-5以下
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
樹脂(A)と、
色素(B)と、
を含む樹脂組成物の成形体を含むレンズであって、
前記樹脂組成物からなる厚み1mmの平板プレートをJIS Z 8781-4:2013に準拠して測定したL
*
a
*
b
*
表色系におけるL
*
、a
*
およびb
*
の値がそれぞれ下記範囲内であるレンズ。
L
*
:80以上95以下
a
*
:-5以上5以下
b
*
:-20以上-5以下
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記樹脂(A)が熱可塑性樹脂を含む、請求項1に記載のレンズ。
【請求項3】
前記樹脂(A)が、α-オレフィンと環状オレフィンとの共重合体、および、環状オレフィンの開環重合体からなる群から選択される少なくとも一種を含む、請求項1または2に記載のレンズ。
【請求項4】
前記樹脂(A)が、下記一般式[I]で表される環状オレフィンから導かれる構成単位(a)を有する、請求項1~3のいずれかに記載のレンズ。
TIFF
2025018319000016.tif
47
153
(前記一般式[I]中、nは0または1であり、mは0または正の整数であり、qは0または1である。なおqが1の場合には、R
a
およびR
b
は、それぞれ独立に、下記の原子または炭化水素基であり、qが0の場合には、それぞれの結合手が結合して5員環を形成する。R
1
~R
18
ならびにR
a
およびR
b
は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子またはハロゲン原子で置換されていてもよい炭化水素基である。ここでハロゲン原子は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子である。)
【請求項5】
前記樹脂(A)が、エチレンとテトラシクロ[4.4.0.1
2,5
.1
7,10
]-3-ドデセン)との共重合体を含む、請求項1~4のいずれかに記載のレンズ。
【請求項6】
前記色素(B)が下記一般式(1)に示される化合物を含む、請求項1~5のいずれかに記載のレンズ。
TIFF
2025018319000017.tif
61
153
(前記一般式(1)中、R
1
およびR
2
、R
3
およびR
4
、R
5
およびR
6
ならびにR
7
およびR
8
は、各々、水素原子または直鎖、分岐または環状のアルキル基を表す。ただし、R
1
およびR
2
、R
3
およびR
4
、R
5
およびR
6
ならびにR
7
およびR
8
の各々が同一になることはない。MはCuまたはVOを表す。)
【請求項7】
前記一般式(1)中、R
1
、R
3
、R
5
およびR
7
がtert-ブチル基であり、R
2
、R
4
、R
6
およびR
8
が水素原子であり、MがCuである、請求項6に記載のレンズ。
【請求項8】
前記樹脂(A)100質量部に対する前記色素(B)の含有量が0.0003質量部以上0.03質量部以下である、請求項1~7のいずれかに記載のレンズ。
【請求項9】
請求項1~8のいずれかに記載のレンズを含む光学部材。
【請求項10】
請求項9に記載の光学部材を備える撮像カメラ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、レンズ、光学部材および撮像カメラに関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
撮像カメラにおいて、カラーノイズと呼ばれる実際の色味と異なる色が発生する現象が知られている。カラーノイズは、光学系で発生する回折や収差、またはデジタル処理時のノイズ等様々な要因で発生しうるが、画像のコントラスト低下因子であるため、極力発生しないことが望ましい。
【0003】
特許文献1には、光学レンズと、上記光学レンズを介して被写体像を結像させる受光面を備える撮像素子と、を有し、上記撮像素子から出力される画像信号から画像データを生成して記録する撮像装置であって、上記画像データに基づくコントラストデータを算出するコントラストデータ算出手段と、上記画像データに基づく色データを算出する色データ算出手段と、上記コントラストデータに基づいて、被写体像を上記受光面に合焦させる上記光学レンズの第1レンズ位置を決定する第1レンズ位置決定手段と、上記色データに基づいて、上記色データがピークになる上記光学レンズの第2レンズ位置を決定する第2レンズ位置決定手段と、上記第1レンズ位置と上記第2レンズ位置との差分を算出し、上記差分と予め規定された閾値とを比較する判定手段と、を有し、上記判定手段は、上記差分が上記閾値よりも小さいとき、色モアレが生じると判定する、ことを特徴とする撮像装置が開示されている。
【0004】
また、特許文献2には、光学特性情報に基づいて画像に含まれるモアレ成分を推定する推定手段と、推定されたモアレ成分に基づいて補正量を決定する決定手段と、前記補正量に基づいて、前記画像に含まれる前記モアレ成分を低減するように該画像を補正する補正手段と、を有することを特徴とする画像処理装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-053883号公報
特開2017-028594号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、高湿条件下での信頼性が向上し、かつ、カラーノイズの発生が抑制された撮像カメラを得ることが可能なレンズを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
すなわち、本発明によれば、以下に示すレンズ、光学部材および撮像カメラが提供される。
1. 樹脂(A)と、
色素(B)と、
を含む樹脂組成物の成形体を含むレンズであって、
前記樹脂組成物からなる厚み1mmの平板プレートをJIS Z 8781-4:2013に準拠して測定したL
*
a
*
b
*
表色系におけるL
*
、a
*
およびb
*
の値がそれぞれ下記範囲内であるレンズ。
L
*
:80以上95以下
a
*
:-5以上5以下
b
*
:-20以上-5以下
2. 前記樹脂(A)が熱可塑性樹脂を含む、1.に記載のレンズ。
3. 前記樹脂(A)が、α-オレフィンと環状オレフィンとの共重合体、および、環状オレフィンの開環重合体からなる群から選択される少なくとも一種を含む、1.または2.に記載のレンズ。
4. 前記樹脂(A)が、下記一般式[I]で表される環状オレフィンから導かれる構成単位(a)を有する、1.~3.のいずれかに記載のレンズ。
TIFF
2025018319000001.tif
47
153
(前記一般式[I]中、nは0または1であり、mは0または正の整数であり、qは0または1である。なおqが1の場合には、R
a
およびR
b
は、それぞれ独立に、下記の原子または炭化水素基であり、qが0の場合には、それぞれの結合手が結合して5員環を形成する。R
1
~R
18
ならびにR
a
およびR
b
は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子またはハロゲン原子で置換されていてもよい炭化水素基である。ここでハロゲン原子は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子である。)
5. 前記樹脂(A)が、エチレンとテトラシクロ[4.4.0.1
2,5
.1
7,10
]-3-ドデセン)との共重合体を含む、1.~4.のいずれかに記載のレンズ。
6. 前記色素(B)が下記一般式(1)に示される化合物を含む、1.~5.のいずれかに記載のレンズ。
TIFF
2025018319000002.tif
61
153
(前記一般式(1)中、R
1
およびR
2
、R
3
およびR
4
、R
5
およびR
6
ならびにR
7
およびR
8
は、各々、水素原子または直鎖、分岐または環状のアルキル基を表す。ただし、R
1
およびR
2
、R
3
およびR
4
、R
5
およびR
6
ならびにR
7
およびR
8
の各々が同一になることはない。MはCuまたはVOを表す。)
7. 前記一般式(1)中、R
1
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、高湿条件下での信頼性が向上し、かつ、カラーノイズの発生が抑制された撮像カメラを得ることが可能なレンズを提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を実施形態に基づいて説明する。
なお、本開示において、数値範囲を表す「XX以上YY以下」および「XX~YY」の記載は、特に断りのない限り、端点である下限及び上限を含む数値範囲を意味する。数値範囲が段階的に記載されている場合、各数値範囲の上限及び下限は任意に組み合わせることができる。
また、本発明の環状オレフィン系共重合体を構成する各モノマーは、化石原料から得られるモノマーであってもよく、動植物系原料から得られるモノマーであってもよい。
【0010】
[レンズ]
以下、本実施形態のレンズについて詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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