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公開番号2025008582
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023110858
出願日2023-07-05
発明の名称眼鏡フレーム
出願人株式会社インターメスティック
代理人個人,個人,個人
主分類G02C 5/16 20060101AFI20250109BHJP(光学)
要約【課題】プラスチック製のテンプル部を有する眼鏡フレーム(セルフレーム)において、屈曲性に優れる眼鏡フレームを提供すること。
【解決手段】本発明は、一対のレンズLを装着可能なフロント部1と、該フロント部1の両端にそれぞれ設けられたヒンジ部2と、該ヒンジ部2に回動可能に取り付けられたテンプル部3と、テンプル部3に連続する耳掛け部4とを有する眼鏡フレームにおいて、テンプル部3が、プラスチック製であり、少なくともテンプル部3の長さ方向に直交する左右幅を、テンプル部3の他の部分よりも小さくした薄肉部32を有し、該薄肉部32には、該薄肉部32を覆うようにテンプルカバー部5が取り付けられており、薄肉部32及びテンプルカバー部5からなる屈曲部が、テンプル部3の他の部分よりも左右方向に対する剛性が小さい眼鏡フレーム100である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
一対のレンズを装着可能なフロント部と、該フロント部の両端にそれぞれ設けられたヒンジ部と、該ヒンジ部に回動可能に取り付けられたテンプル部と、テンプル部に連続する耳掛け部とを有する眼鏡フレームにおいて、
前記テンプル部が、プラスチック製であり、少なくとも前記テンプル部の長さ方向に直交する左右幅を、前記テンプル部の他の部分よりも小さくした薄肉部を有し、
該薄肉部には、該薄肉部を覆うようにテンプルカバー部が取り付けられており、
前記薄肉部及び前記テンプルカバー部からなる屈曲部が、前記テンプル部の他の部分よりも左右方向に対する剛性が小さい眼鏡フレーム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記薄肉部が、前記テンプル部の長さ方向に直交する左右幅及び長さ方向に直交する上下幅を、前記テンプル部の他の部分よりも段状に小さくした部分であり、
前記テンプルカバー部の外面が、前記テンプル部の他の部分の外面と面一になっている請求項1記載の眼鏡フレーム。
【請求項3】
前記テンプル部が、前記ヒンジ部に回動可能に取り付けられた前側部、該前側部に連続する前記薄肉部、及び、該薄肉部に連続する後側部からなり、
前記テンプル部の他の部分が、前記前側部又は前記後側部であり、
前記前側部、前記薄肉部、及び、前記後側部が同じ材質で一体に成型されたものである請求項1記載の眼鏡フレーム。
【請求項4】
前記薄肉部が断面視矩形状であり、
前記薄肉部には、板状の補強板が埋設されている請求項1記載の眼鏡フレーム。
【請求項5】
前記薄肉部が断面視矩形状であり、
前記薄肉部には、板状の補強板が埋設されており、
前記補強板の前端が、前記薄肉部の前端を超えて、前記前側部に進入し該前側部に埋設されており、前記補強板の後端が、前記薄肉部の後端を超えて、前記後側部に進入し該後側部に埋設されている請求項3記載の眼鏡フレーム。
【請求項6】
前記補強板が、板状の本体部と、前記本体部の上端に設けられ、該上端から上方に突出した上リブ部と、前記本体部の下端に設けられ、該下端から下方に突出した下リブ部とを有し、
前記本体部、前記上リブ部及び前記下リブ部が前記薄肉部に埋設されている請求項4又は5に記載の眼鏡フレーム。
【請求項7】
前記補強板が、板状の本体部と、前記本体部の内側側面に設けられ、該内側側面から内方に突出した内リブ部と、前記本体部の外側側面に設けられ、該外側側面から外方に突出した外リブ部とを有し、
前記薄肉部には、前記補強板の左右にそれぞれ位置決め穴が設けられており、
前記内リブ部及び前記外リブ部がそれぞれ対応する前記位置決め穴に挿入されることで、前記補強板が位置決めされている請求項4又は5に記載の眼鏡フレーム。
【請求項8】
前記テンプルカバー部が、エラストマーからなるものである請求項1記載の眼鏡フレーム。
【請求項9】
前記耳掛け部が芯材と、該芯材を覆うように該芯材に取り付けられた耳掛けカバー部とを有し、
前記芯材の前端が、前記後側部に進入し該後側部に埋設されている請求項1又は8に記載の眼鏡フレーム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、眼鏡フレームに関し、より詳しくは、プラスチック製のテンプル部を有する眼鏡フレームにおいて、屈曲性に優れる眼鏡フレームに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
眼鏡フレームは、一般に、一対のレンズを装着可能なフロント部と、該フロント部の両端にそれぞれ設けられたヒンジ部と、該ヒンジ部に回動可能に取り付けられたテンプル部と、テンプル部に連続する耳掛け部とを有しており、テンプル部で頭部を挟み込むと共に、耳掛け部を耳に掛けることで装着される。
【0003】
眼鏡フレームにおいては、着脱の際に、テンプル部を外側に広げる操作が行われるため、一般に、テンプル部には屈曲性が付与される。
ところが、テンプル部全体の屈曲性が小さ過ぎると、両側のテンプル部での頭部を挟み込む際の締めが強くなり、頭部を圧迫するという欠点がある。
一方で、テンプル部全体の屈曲性が大き過ぎると、両側のテンプル部での頭部を挟み込む際の締めが弱くなり、眼鏡フレームがずれ易くなるという欠点がある。
すなわち、何れにしても、眼鏡フレームの掛け心地が悪いものとなる。
また、上述したように、テンプル部を外側に広げる操作が、眼鏡フレームの着脱の度に行われるため、テンプル部に負荷がかかり、疲労破壊を引き起こす恐れもある。
【0004】
これに対し、テンプル部に対し、部分的に屈曲性を付与した眼鏡フレームが知られている。
例えば、フロント枠両端に前端部が連結され、かつ、後端部に装着者の側頭部に当接する耳掛部を有する左右一対のテンプル部材であって、テンプル本体が、フロント枠側に形成された板バネ部と;この板バネ部の後側に耳掛部を含めて形成された、板バネ部よりも曲げ剛性の大きい高剛性部とから構成される一方、板バネ部は、上下幅が一定となるように、或いは前側から後側に向かって上下幅が所定比率で狭まるテーパ状を成すよう形成されると共に、板バネ部の厚みが、板バネ部の上下幅と、長さ方向の位置と、高剛性部の側頭部当接位置との関係で所定の式を満たすように形成されている眼鏡フレームのテンプル部材が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第5699248号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1記載の眼鏡フレームのテンプル部材は、板バネ部が屈曲性を担当することで、テンプル部材の板バネ部以外の部分が疲労破壊を引き起こすことを抑制することができる。
【0007】
しかしながら、上記特許文献1記載の眼鏡フレームは、テンプル部材に金属製を採用したメタルフレームである。なお、眼鏡フレームにおいては、プラスチック製のセルフレームと、金属製のメタルフレームとがあり、これらは何れも市販されている。
メタルフレームは、上記特許文献1記載の眼鏡フレームのテンプル部材のように、部分的に屈曲性を付与することが可能であるものの、セルフレームは、プラスチック製であるので、十分な屈曲性を有していない。
【0008】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、プラスチック製のテンプル部を有する眼鏡フレーム(セルフレーム)において、屈曲性に優れる眼鏡フレームを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者等は、テンプル部に、薄肉部及びテンプルカバー部からなる屈曲部を設け、当該屈曲部を、テンプル部の他の部分よりも左右方向に対する剛性が小さいものとすることにより、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0010】
本発明は、一対のレンズを装着可能なフロント部と、該フロント部の両端にそれぞれ設けられたヒンジ部と、該ヒンジ部に回動可能に取り付けられたテンプル部と、テンプル部に連続する耳掛け部とを有する眼鏡フレームにおいて、テンプル部が、プラスチック製であり、少なくともテンプル部の長さ方向に直交する左右幅を、テンプル部の他の部分よりも小さくした薄肉部を有し、該薄肉部には、該薄肉部を覆うようにテンプルカバー部が取り付けられており、薄肉部及びテンプルカバー部からなる屈曲部が、テンプル部の他の部分よりも左右方向に対する剛性が小さい眼鏡フレームである。
(【0011】以降は省略されています)

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