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公開番号2025099010
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2022086778
出願日2022-05-27
発明の名称レンズ装置、撮像装置、レンズ駆動方法
出願人ソニーグループ株式会社
代理人個人,個人
主分類G02B 7/08 20210101AFI20250626BHJP(光学)
要約【課題】操作リングの操作を違和感なく適切に行える環境を提供する。
【解決手段】本技術に係るレンズ装置は、中心軸の軸周り方向に回転操作される操作リングと、前記操作リングの操作に応じて光軸方向に移動可能な光学レンズと、通常撮影時と対面撮影時とで前記操作リングの回転方向に対する前記光学レンズの移動方向を変更する演算処理部と、を備えたものである。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項1】
中心軸の軸周り方向に回転操作される操作リングと、
前記操作リングの操作に応じて光軸方向に移動可能な光学レンズと、
通常撮影時と対面撮影時とで前記操作リングの回転方向に対する前記光学レンズの移動方向を変更する演算処理部と、を備えた
レンズ装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記通常撮影時と前記対面撮影時の判定は、前記光学レンズを介して入射される光を受光し光電変換を行う画素が配列された撮像素子から出力される画素信号に基づく画像が表示される表示部の表示面が向く方向が反転しているか否かを示す反転信号に基づいて行われる
請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項3】
前記操作リングはフォーカス操作リングとされ、
前記光学レンズはフォーカスレンズとされた
請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項4】
前記操作リングはズーム操作リングとされ、
前記光学レンズはズームレンズとされた
請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項5】
中心軸の軸周り方向に回転操作される操作リングと、
前記操作リングの操作に応じて光軸方向に移動可能な光学レンズと、
前記光学レンズを介して入射した光を受光して光電変換を行う画素が配列された撮像素子と、
前記撮像素子から出力される画像信号に基づいた画像が表示される表示部と、
前記表示部の表示面が向く方向に基づいて前記操作リングの回転方向に対する前記光学レンズの移動方向を変更する演算処理部と、を備えた
撮像装置。
【請求項6】
前記操作リングはフォーカス操作リングとされ、
前記光学レンズはフォーカスレンズとされた
請求項5に記載の撮像装置。
【請求項7】
前記操作リングはズーム操作リングとされ、
前記光学レンズはズームレンズとされた
請求項5に記載の撮像装置。
【請求項8】
前記演算処理部は、前記操作リングの回転方向と前記光学レンズの移動方向の対応を通知するためのアイコン画像を前記表示部に表示させる表示処理を行う
請求項5に記載の撮像装置。
【請求項9】
前記演算処理部は、
前記操作リングの操作によらず自動で前記光学レンズの移動が行われるオートモードと、前記操作リングの操作によって前記光学レンズの移動が行われる手動モードとを切り替える処理を行い、
前記オートモードにおいて前記アイコン画像を表示させないように前記表示処理を行う
請求項8に記載の撮像装置。
【請求項10】
前記演算処理部は、
前記操作リングの回転方向に対して前記光学レンズの移動方向を反転させない状態において前記アイコン画像を第1態様で表示させ、
前記光学レンズの移動方向を反転させた状態において前記アイコン画像を前記第1態様とは異なる第2態様で表示させる
請求項8に記載の撮像装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本技術は、例えばフォーカス操作リングやズーム操作リング等の操作リングを備えたレンズ装置、撮像装置及びレンズ駆動方法に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
撮像装置の撮影態様が存在する。例えば、ファインダを介して被写体を視認しながら撮影する通常撮影や、被写体側に撮影者自身が移動して撮影する対面撮影などである。
通常撮影時と対面撮影時では適切な操作態様や表示態様が異なる場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-58292号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、特許文献1においては、表示手段の使用方法によって変化する消費電力に応じてバッテリ残量を算出し表示する技術が開示されている。
【0005】
ところで、交換レンズやビデオカメラ、デジタルスチルカメラ等の各種レンズ装置には、内部にレンズ等の光学素子が配置され、外周側に設けられた操作リングの回転操作により光学素子を光軸方向に移動させてフォーカシングやズーミングが可能に構成されたものがある。
【0006】
操作リングの回転操作によりフォーカシングやズーミングを行う方式としては、メカ駆動方式、電気駆動方式を挙げることができる。メカ駆動方式は、光学素子を移動させるカム環と操作リングとを機械的に連結し、操作リングの回転に応じた力が機械的にカム環に伝達されて光学素子が移動される方式である。
【0007】
また、電気駆動方式は、操作リングの回転量や回転方向を所定のセンサにより電気的に読み取り、演算回路で光学素子の駆動量を計算し、計算した駆動量に基づきドライブ回路がアクチュエータを駆動して光学素子を移動させる方式(所謂バイワイヤ方式)である。
【0008】
電気駆動方式においては、操作リングの操作方法とそれに対する光学レンズの光軸方向における移動について、撮影態様を考慮することが好ましい。
例えば、通常撮影に慣れた撮影者が対面撮影を行った場合に、操作リングの操作方向に対して移動される光学レンズの移動方向に違和感を覚える場合がある。この場合には、適切なフォーカシングやズーミングを円滑に行うことが難しく、撮影者は好適な撮影機会を逃してしまう可能性がある。
【0009】
本技術はこのような問題を鑑みて為されたものであり、操作リングの操作を違和感なく適切に行える環境を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本技術に係るレンズ装置は、中心軸の軸周り方向に回転操作される操作リングと、
前記操作リングの操作に応じて光軸方向に移動可能な光学レンズと、通常撮影時と対面撮影時とで前記操作リングの回転方向に対する前記光学レンズの移動方向を変更する演算処理部と、を備えたものである。
これにより、通常撮影時と対面撮影時において撮影者から見た操作リングの操作方向と光学レンズの移動方向を一致させることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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