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公開番号
2025111060
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-30
出願番号
2024005213
出願日
2024-01-17
発明の名称
液晶装置
出願人
国立大学法人東北大学
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02F
1/1333 20060101AFI20250723BHJP(光学)
要約
【課題】屈曲や強い応力の負荷によっても液晶層の厚み変化を抑制し、表示画像の歪みなどのない、高画質な画像表示を維持することが可能な液晶装置を提供する。
【解決手段】可撓性を有し、可視光透過性材料からなる第1基材と、可撓性を有する第2基材と、前記第1基材および前記第2基材の間に配された液晶層と、可視光透過性材料からなり、内部に液晶を充填した中空体と、を少なくとも有し、前記液晶層は、前記中空体を複数配列してなること、を特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
可撓性を有し、可視光透過性材料からなる第1基材と、
可撓性を有する第2基材と、
前記第1基材および前記第2基材の間に配された液晶層と、
可視光透過性材料からなり、内部に液晶を充填した中空体と、を少なくとも有し、
前記液晶層は、前記中空体を複数配列してなること、を特徴とする液晶装置。
続きを表示(約 800 文字)
【請求項2】
前記中空体は円筒形または多角筒形であること、を特徴とする請求項1に記載の液晶装置。
【請求項3】
前記中空体の内周面には、液晶分子の長軸方向の向きを秩序性を伴って配向させる配向膜が配されていること、を特徴とする請求項1または2に記載の液晶装置。
【請求項4】
前記液晶層の一面に接して、可視光透過性導電材料からなる共通電極が配され、前記液晶層の他面または前記一面に接して、それぞれの前記中空体に対応する複数の画素電極が配されていること、を特徴とする請求項1または2に記載の液晶装置。
【請求項5】
前記第1基材と前記液晶層との間に、第1偏光板が配され、前記第2基材と前記液晶層との間に、前記第1偏光板とは偏光方向が異なる第2偏光板が配されていること、を特徴とする請求項1または2に記載の液晶装置。
【請求項6】
前記液晶層の互いに隣接する前記中空体どうしの間には、それぞれの前記中空体を固定する固定部が形成されていること、を特徴とする請求項1または2に記載の液晶装置。
【請求項7】
前記固定部は、樹脂材料からなること、を特徴とする請求項6に記載の液晶装置。
【請求項8】
前記第1基材と前記液晶層との間、または前記第2基材と前記液晶層との間には、カラーフィルターが配されていること、を特徴とする請求項1または2に記載の液晶装置。
【請求項9】
前記第2基材は可視光透過性材料からなり、前記第2基材の外面側に、前記第1基材に向けて照明光を照射するバックライトが配されていること、を特徴とする請求項1または2に記載の液晶装置。
【請求項10】
前記第2基材と前記液晶層との間に、可視光反射層が形成されていること、を特徴とする請求項1または2に記載の液晶装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、屈曲可能な可撓性を有する液晶装置に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
液晶表示装置は、薄型で軽量であり、かつ、消費電力が小さいことから、PCなどのディスプレイやスマートホンの表示画面として広く用いられている。こうした液晶表示装置の基板などを可撓性の樹脂によって構成した、屈曲可能なフレキシブル液晶表示装置も知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
フレキシブル液晶表示装置の一例として、薄いシート型フレキシブル装置が挙げられる。シート型フレキシブル装置は、搬入・設置が容易であり、例えば、平板状のみならず湾曲した家電・乗り物の所定面(表面や側面等)や、建築物の壁面、柱面、床面などの表示装置として用いることができる。
【0004】
こうした液晶方式のシート型フレキシブル装置は、大気中の水分や酸素による構成材料の劣化が少なくデバイスの信頼性が高いことや、高輝度のフルカラー化や大画面化、高精細化が容易であるという多くの利点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-026232号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来のフレキシブル液晶表示装置は、2枚の基板の間に液晶を封入し、この2枚の基板どうしの間隔を保持するスペーサーを設けた液晶層の構造が一般的であった。このため、フレキシブル液晶表示装置を湾曲させると、一方の基板と他方の基板との曲率に違いによって、湾曲領域の中心部に圧縮力、湾曲領域の端部に拡張力が生じる。このため、液晶層の厚みが不均一になり、表示画像の歪みなど画質が低下しやすいといった課題があった。
【0007】
また、人がぶつかりやすい環境にフレキシブル液晶表示装置が設置された場合、またはフレキシブル液晶表示装置を床面などに設置する場合、反復した外力、衝撃などによって液晶層が部分的に凹むなどにより厚みが不均一になり、表示画像の歪みなど画質が低下しやすいといった課題もあった。
【0008】
この発明は上記課題に鑑みて提案されたものであり、屈曲や強い応力の負荷によっても液晶層の厚み変化を抑制し、表示画像の歪みなどのない、高画質な画像表示を維持することが可能な液晶装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明の一実施形態の液晶装置は、以下の手段を提案している。
(1)本発明の態様1の液晶装置は、可撓性を有し、可視光透過性材料からなる第1基材と、可撓性を有する第2基材と、前記第1基材および前記第2基材の間に配された液晶層と、可視光透過性材料からなり、内部(中空部)に液晶を充填した中空体と、を少なくとも有し、前記液晶層は、前記中空体を複数配列してなること、を特徴とする。
【0010】
(2)本発明の態様2は、態様1の液晶装置において、前記中空体は円筒形または多角筒形であること、を特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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