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公開番号2025017850
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023121147
出願日2023-07-25
発明の名称光トランシーバ及び光トランシーバユニット
出願人株式会社ヨコオ
代理人個人
主分類G02B 6/42 20060101AFI20250130BHJP(光学)
要約【課題】 複数の光モジュールをコンパクトに一体化でき、基板実装時の占有面積の縮小を図ることができる光トランシーバ及び光トランシーバユニットを提供する。
【解決手段】 4個以上の光モジュールと、第一方向に互いに隣接する前記光モジュールの対が、前記第一方向と直交する第二方向に複数配列させた形で組み付けられる筐体と、を備え、前記筐体本体の前記第一側の端部内側が前記第一区画壁部と前記第二区画壁部とにより、複数の前記光モジュールの前記光入出力部に各々接続する光ケーブルプラグを着脱可能に保持する複数のプラグソケット部に区画されている。
【選択図】 図1


特許請求の範囲【請求項1】
各々が光入出力部を有する4個以上の光モジュールと、
第一方向に隣接する前記光モジュールの対が、前記第一方向と直交する第二方向に配列する筐体と、を備え、
前記筐体は、
前記第一方向で対向する一対の本体側壁部と、
前記第一方向と直交する第二方向で対向する本体頂部壁部及び本体底部壁部と、
を含む筐体本体と、
前記第一方向及び前記第二方向の両方に直交する法線方向における前記筐体本体の端部内側に形成され、前記光入出力部が前記法線方向を向いて複数の前記光モジュールが保持される複数の光モジュール保持部と、
一対の前記本体側壁部の間に配設される第一区画壁部と、
前記本体頂部壁部と前記本体底部壁部との間に配置される第二区画壁部と、を有し、
前記筐体本体が前記第一区画壁部と前記第二区画壁部とにより、複数の前記光モジュールの前記光入出力部に各々接続される光ケーブルプラグを着脱可能に保持する複数のプラグソケット部に区画されている光トランシーバ。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
複数の前記プラグソケット部は、前記光ケーブルプラグの、ロック解除操作部とともに備えられたプラグロック部を着脱可能に係合させるロック係合部が、一対の前記本体側壁部の両方に形成されている請求項1記載の光トランシーバ。
【請求項3】
共通の可撓性誘電体層上に複数の伝送線路層が一括形成されたFPC基板を備え、
各前記伝送線路層の第一端が、前記筐体本体に組み付けられた複数の前記光モジュールの各前記入出力端子部に個別に接続され、前記FPC基板は、各前記伝送線路層の第二端をなす複数の接続端子と、自由状態にて前記本体底部壁部より下側に延出する長さの前記可撓性誘電体層と、該可撓性誘電体層の長手方向末端のエッジに沿って配設され前記複数の接続端子を集約する入出力プラグ部と、を有する請求項1記載の光トランシーバ。
【請求項4】
前記筐体は、前記光トランシーバを主基板の実装面に、前記筐体の底面と前記実装面との間に隙間を形成しつつ実装するための取付脚部を有し、該取付脚部が、前記FPC基板の厚さよりも大きな前記隙間を定める請求項3記載の光トランシーバ。
【請求項5】
前記筐体は、前記筐体本体の前記法線方向に結合される補助筐体を有し、
前記補助筐体は、複数の前記光モジュールの各前記入出力端子部と直接又は他部材を介し間接的に当接する補助端部壁部と、前記補助端部壁部を各前記入出力端子部に向け圧接させた状態で前記筐体本体に結合する筐体結合部と、を含む請求項1記載の光トランシーバ。
【請求項6】
前記補助筐体が金属製であり、前記補助端部壁部と前記入出力端子部との間に絶縁キャップを含む請求項5記載の光トランシーバ。
【請求項7】
前記補助筐体は、前記筐体本体の前記本体頂部壁部に重ねて配置される補助頂部壁部と、前記筐体本体の一対の前記本体側壁部にそれぞれ重ねて配置される一対の補助側壁部と、を含み、前記補助頂部壁部と一対の前記補助側壁部とは前記補助端部壁部の対応する縁に一体化されており、
前記筐体本体は、前記本体頂部壁部及び一対の前記本体側壁部にそれぞれ筐体本体側係合部が形成され、
前記補助筐体は、前記補助頂部壁部及び一対の前記補助頂部壁部に前記筐体結合部がそれぞれ形成され、
前記筐体本体側係合部と前記筐体結合部との係合により、前記筐体本体と前記補助筐体との前記法線方向における相対移動が阻止される請求項5又は請求項6に記載の光トランシーバ。
【請求項8】
前記補助筐体の一対の前記補助側壁部の各底縁には補助底部壁部が一体形成され、該補助底部壁部は前記筐体本体の底面に重ねて配置される請求項7記載の光トランシーバ。
【請求項9】
前記補助底部壁部は前記補助側壁部の法線方向における第一側の縁よりも延出して前記本体底部壁部を覆う延出部を有し、前記取付脚部が前記延出部にも一体形成されている請求項8記載の光トランシーバ。
【請求項10】
主基板と、
前記主基板に接続された光トランシーバと、を備え、
前記光トランシーバは、
各々が光入出力部を有する4個以上の光モジュールと、
第一方向に隣接する前記光モジュールの対が、前記第一方向と直交する第二方向に配列する筐体と、を有し、
前記筐体は、
前記第一方向で対向する一対の本体側壁部と、
前記第二方向で対向する本体頂部壁部及び本体底部壁部と、
を含む筐体本体と、
前記第一方向及び前記第二方向の両方に直交する法線方向における前記筐体本体の端部内側に形成され、前記光入出力部が前記法線方向を向いて複数の前記光モジュールが保持される複数の光モジュール保持部と、
一対の前記本体側壁部の間に配設される第一区画壁部と、
前記本体頂部壁部と前記本体底部壁部との間に配置される第二区画壁部と、を含み、
前記筐体本体が前記第一区画壁部と前記第二区画壁部とにより、複数の前記光モジュールの前記光入出力部に各々接続される光ケーブルプラグを着脱可能に保持する複数のプラグソケット部に区画されている光トランシーバユニット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光トランシーバ及び光トランシーバユニットに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来の光信号の送信モジュール(光送信モジュール)と光信号の受信モジュール(光受信モジュール)を各1個内蔵する光トランシーバが、例えば特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-182276号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年になって光通信需要は増加の一途をたどり、1個の光トランシーバに求められる通信容量は急激に増加しつつある。これを受けて、送信部と受信部が複数チャネルある多チャンネル光トランシーバが求められている。しかし、特許文献1の光トランシーバを用いて多極化を図ろうとした場合、複数個の光トランシーバを基板上に平面的に並べて配置する必要があり、基板占有面積が肥大化する。
【0005】
本発明の目的の一例は、複数の光モジュールをコンパクトに一体化でき、基板実装時の占有面積の縮小を図ることができる光トランシーバ及び光トランシーバユニットを提供することにある。本発明の他の目的は、本明細書の記載から明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、各々が光入出力部を有する4個以上の光モジュールと、第一方向に隣接する前記光モジュールの対が、前記第一方向と直交する第二方向に配列する筐体と、を備え、前記筐体は、前記第一方向で対向する一対の本体側壁部と、前記第一方向と直交する第二方向で対向する本体頂部壁部及び本体底部壁部と、を含む筐体本体と、前記第一方向及び前記第二方向の両方に直交する法線方向における前記筐体本体の端部内側に形成され、前記光入出力部が前記法線方向を向いて複数の前記光モジュールが保持される複数の光モジュール保持部と、一対の前記本体側壁部の間に配設される第一区画壁部と、前記本体頂部壁部と前記本体底部壁部との間に配置される第二区画壁部と、を有し、前記筐体本体が前記第一区画壁部と前記第二区画壁部とにより、複数の前記光モジュールの前記光入出力部に各々接続される光ケーブルプラグを着脱可能に保持する複数のプラグソケット部に区画されている光トランシーバである。
【0007】
また、本発明の一態様は、主基板と、前記主基板に接続された光トランシーバと、を備え、前記光トランシーバは、各々が光入出力部を有する4個以上の光モジュールと、第一方向に隣接する前記光モジュールの対が、前記第一方向と直交する第二方向に配列する筐体と、を有し、前記筐体は、前記第一方向で対向する一対の本体側壁部と、前記第二方向で対向する本体頂部壁部及び本体底部壁部と、を含む筐体本体と、前記第一方向及び前記第二方向の両方に直交する法線方向における前記筐体本体の端部内側に形成され、前記光入出力部が前記法線方向を向いて複数の前記光モジュールが保持される複数の光モジュール保持部と、一対の前記本体側壁部の間に配設される第一区画壁部と、前記本体頂部壁部と前記本体底部壁部との間に配置される第二区画壁部と、を含み、前記筐体本体が前記第一区画壁部と前記第二区画壁部とにより、複数の前記光モジュールの前記光入出力部に各々接続される光ケーブルプラグを着脱可能に保持する複数のプラグソケット部に区画されている光トランシーバユニットである。
【0008】
本発明の上記態様によれば、複数の光モジュールをコンパクトに一体化でき、基板実装時の占有面積の縮小を図ることができる光トランシーバ及び光トランシーバユニットが実現される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態をなす光トランシーバの正面側からの分解斜視図である。
図1の光トランシーバの背面側からの分解斜視図である。
本発明の一実施形態をなす光トランシーバユニットを、光トランシーバの組立状態にて示す頂部正面側からの斜視図である。
図3の光トランシーバユニットを、光トランシーバの組立状態にて示す頂部背面側からの斜視図である。
図3の光トランシーバユニットの底部正面側からの斜視図である。
光モジュールの拡大図である。
光モジュールの内部構造と組立形態を説明する図である。
図3の断面図である。
図3において、プラグソケット部の一つに光ケーブルプラグを装着した状態を示す斜視図である。
光ケーブルプラグを装着した状態のプラグソケット部の周辺を拡大して示す断面図である。
FPC基板の模式図である。
図3の光トランシーバユニットの第一の変形態様を示す正面側からの斜視図である。
図3の光トランシーバユニットの第二の変形態様を示す側面図である。
図3の光トランシーバユニットの第三の変形態様を示す背面側からの斜視図である。
図3の光トランシーバユニットの第四の変形態様を示す正面側からの斜視図である。
図3の光トランシーバユニットの第五の変形態様を示す側面図である。
図16の光トランシーバユニットの底面側からの斜視図である。
締結部材により筐体をパネルに固定する態様を示す正面側からの斜視図である。
図18の側面図である。
図18の構成において、締結部材をスナップフィット爪で置き換えた例を示す正面側からの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態をなす光トランシーバ100の正面側からの分解斜視図であり、図2は同じく背面側からの分解斜視図である。本実施形態では4個の光モジュール1と、該光モジュール1が組み付けられる筐体40とを備える。筐体40には、図中、第一方向(Y方向)に互いに隣接する光モジュール1の対が、第一方向と直交する第二方向(Z方向)に複数配列させた形で組み付けられている。第一方向または第二方向に互いに隣接する光モジュール1の対は、例えば光送信モジュールと光受信モジュールとの対であるが、これに限定されない。例えば筐体40に組付けられる全ての光モジュール1を光送信モジュールのみ、あるいは光受信モジュールのみとすることもできる。
(【0011】以降は省略されています)

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