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公開番号
2025012993
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023116229
出願日
2023-07-14
発明の名称
レンズ装置および撮像装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
15/10 20060101AFI20250117BHJP(光学)
要約
【課題】マスター光学系に別の光学系を追加することで、光学系全体の大型化を回避しつつ、歪曲収差を抑制する。
【解決手段】光学系は、第1光学系LAと、該第1光学系の最も物体側の面より像側に挿抜が可能な第2光学系LCとを有する。第2光学系は、光学系への挿入状態において、非挿入状態に比べて、最大像高における歪曲収差が10%以上低くなるように構成されている。第2光学系の横倍率をβcとするとき、0.5≦βc≦1.3なる条件を満足する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1光学系と、該第1光学系の最も物体側の面より像側に挿抜が可能な第2光学系とを有する光学系であって、
前記第2光学系は、前記光学系への挿入状態において、非挿入状態に比べて、最大像高における歪曲収差が10%以上低くなるように構成され、
前記第2光学系の横倍率をβcとするとき、
0.5≦βc≦1.3
なる条件を満足することを特徴とする光学系。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記第2光学系の焦点距離をfc、前記第2光学系の挿入が可能な状態での前記第1光学系の単体での焦点距離をfmcとするとき、
4≦fc/fmc≦200
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項3】
前記第2光学系の挿入状態での前記光学系のバックフォーカスをskc、前記第2光学系の最も物体側の面から最も像側の面までの光軸上の長さをTcとするとき、
0.1≦skc/Tc≦1.2
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項4】
前記第2光学系の挿入が可能な状態での前記第1光学系の光学全長をTTLmとするとき、
2≦TTLm/Tc≦10
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項5】
前記第2光学系が挿入された状態での前記光学系の最大像高をYc、前記第2光学系の挿入が可能な状態および挿入が不可能な状態での前記第1光学系の最大像高のうち最小の最大像高をYmmとするとき、
0.9≦Yc/Ymm≦3.0
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項6】
前記第2光学系の挿入状態での前記光学系の全画角をθc、前記第2光学系の挿入が可能な状態での前記第1光学系の単体での全画角をθmmとするとき、
0.3≦θc/θmm≦1.2
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項7】
前記第2光学系の挿入状態での前記光学系の最大像高での歪曲収差量をDist_c(%)、前記第2光学系の挿入が可能な状態において前記第1光学系の単体で発生する最大像高での歪曲収差量をDist_m(%)とするとき、
15≦Dist_c-Dist_m≦80
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項8】
前記第1光学系は、複数のレンズ群の間隔を変化させることで焦点距離が可変であり、
前記第2光学系の焦点距離をfc、前記複数のレンズ群のうち最も物体側の第1レンズ群の焦点距離をfLA1とするとき、
-12≦fc/fLA1≦-1
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項9】
前記第2光学系は、1つ以上の負レンズと1つ以上の正レンズを含み、全体として正の屈折力を有することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項10】
前記第2光学系は、非球面レンズを含み、
前記非球面レンズにおける有効径内の周辺部が負の非球面量を有することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置に好適なレンズ装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
魚眼レンズから低歪曲な広角レンズを取得する方法として、特許文献1には、魚眼レンズ(マスター光学系)の物体側に負の屈折力を有する非球面のドーム型レンズを配置することで、魚眼レンズの射影方式を一般射影方式に変換する方法が開示されている。また特許文献2には、光学系の物体側と像側の間の中間部分を交換することで、射影方式を変更する方法が開示されている。
【0003】
一般射影方式は、レンズの焦点距離をf、物体からの光が光軸となす角度をθ、物体像の像高をyとするとき、
y=ftanθ (a)
となる射影方式である。また、一般射影方式における歪曲収差量D(%)は、実際の像高をyp、理想像高をy0とするとき、
D=100×(yP-y0)/y0 (b)
で表される。
【0004】
魚眼レンズで180°近い画角を得るためには、式(b)で表される歪曲収差量を大きくする必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2008-197541号公報
特開2019-174753号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1のように、魚眼レンズの物体側にドーム型レンズを配置すると、光学系全体としての大型化を招く。また特許文献2のように光学系の中間部分を交換する方法では、交換作業が必要となったり、交換を可能とするための構成が複雑になったりする。
【0007】
本発明は、マスター光学系に別の光学系を追加することで、光学系全体の大型化を回避しつつ、歪曲収差を抑制できるようにしたレンズ装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一側面としての光学系は、第1光学系と、該第1光学系の最も物体側の面より像側に挿抜が可能な第2光学系とを有する。第2光学系は、光学系への挿入状態において、非挿入状態に比べて、最大像高における歪曲収差が10%以上低くなるように構成されている。第2光学系の横倍率をβcとするとき、
0.5≦βc≦1.3
なる条件を満足することを特徴とする。なお、上記光学系を備えた撮像装置も、本発明の他の一側面を構成する。さらに本発明の他の一側面としての第2の光学系は、第1光学系の最も物体側の面より像側に挿抜が可能な第2光学系であって、該第2光学系は、第1光学系への挿入状態において、非挿入状態に比べて、最大像高における歪曲収差が10%以上低くなるように構成され、
第2光学系の横倍率をβcとするとき、
0.5≦βc≦1.3
なる条件を満足することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、第1光学系の最も物体側の面より像側に第2光学系を追加することで、光学系全体の大型化を回避しつつ、歪曲収差を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例1の光学系の(a)広角端での断面図と(b)望遠端かつ追加レンズ群挿入状態での断面図。
数値例1の光学系の(A)広角端、(B)中間ズーム位置、(C)望遠端および(D)望遠端かつ追加レンズ群挿入状態での収差図。
実施例2の光学系の(a)広角端での断面図と(b)望遠端かつ追加レンズ群挿入状態での断面図。
数値例2の光学系の(A)広角端、(B)中間ズーム位置、(C)望遠端および(D)望遠端かつ追加レンズ群挿入状態での収差図。
実施例3の光学系の(a)追加レンズ群非挿入状態での断面図と(b)追加レンズ群挿入状態での断面図。
数値例3の光学系の(A)追加レンズ群非挿入状態と(B)追加レンズ群挿入状態での収差図。
実施例4の光学系の(a)追加レンズ群非挿入状態での断面図と(b)追加レンズ群挿入状態での断面図。
数値例4の光学系の(A)追加レンズ群非挿入状態と(B)追加レンズ群挿入状態での収差図。
実施例5の光学系の(a)広角側焦点状態での断面図、(b)望遠側焦点状態での断面図および(c)望遠側焦点状態かつ追加レンズ群挿入状態での断面図。
数値例5の光学系の(A)広角側焦点状態、(b)望遠側焦点状態および(c)望遠側焦点状態かつ追加レンズ群挿入状態での収差図。
非球面量の定義を示す図。
実施例1~5の光学系を備えた撮像装置の概略図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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