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公開番号2025011476
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023113615
出願日2023-07-11
発明の名称ヘッドマウントディスプレイ
出願人株式会社JVCケンウッド
代理人個人
主分類G02B 27/02 20060101AFI20250117BHJP(光学)
要約【課題】コストアップを抑制しつつ、ヘッドマウントディスプレイの視野の拡大が可能なヘッドマウントディスプレイを実現する。
【解決手段】本開示の一形態に係るヘッドマウントディスプレイ(1)は、ユーザの正面に配置される表示パネル(3)と、表示パネル(3)におけるユーザから見て正面表示領域に正面視野映像を表示させ、表示パネル(3)におけるユーザから見て正面表示領域に対して外側表示領域に外側視野映像を表示させる表示制御部(9)と、正面表示領域に正面視野映像を表示するために正面表示領域から出射される表示光をユーザの目に集光させるレンズと、外側表示領域に外側視野映像を表示するために外側表示領域から出射される表示光をユーザの目に向けて反射させ、ユーザの目に集光させる凹面鏡と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ユーザの正面に配置される表示パネルと、
前記表示パネルにおける前記ユーザから見て正面表示領域に正面視野映像を表示させ、前記表示パネルにおける前記ユーザから見て前記正面表示領域に対して外側表示領域に外側視野映像を表示させる表示制御部と、
前記正面表示領域に前記正面視野映像を表示するために当該正面表示領域から出射される表示光を、前記ユーザの目に集光させるレンズと、
前記外側表示領域に前記外側視野映像を表示するために当該外側表示領域から出射される表示光を、前記ユーザの目に向けて反射させ、前記ユーザの目に集光させる凹面鏡と、
を備える、
ヘッドマウントディスプレイ。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記凹面鏡は、前記レンズを介して前記ユーザが前記正面表示領域から出射される表示光を視認する範囲と、前記凹面鏡を介して前記ユーザが前記外側表示領域から出射される表示光を視認する範囲と、が連続するように配置されている、
請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイ。
【請求項3】
前記表示制御部は、左右反転させた外側視野映像を前記外側表示領域に表示させる、
請求項1または2に記載のヘッドマウントディスプレイ。
【請求項4】
前記正面表示領域における前記外側表示領域側の端部から前記レンズに前記正面表示領域から出射される表示光が向かう光路と、前記外側表示領域における前記正面表示領域側の端部から前記凹面鏡に前記外側表示領域から出射される表示光が向かう光路と、の間に光学的な遮蔽を行う遮蔽部をさらに備える、
請求項1または2に記載のヘッドマウントディスプレイ。
【請求項5】
前記正面表示領域と前記外側表示領域とは、1枚の表示パネルで左右方向に連続するように配置されている、
請求項1または2に記載のヘッドマウントディスプレイ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ヘッドマウントディスプレイに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
現状のヘッドマウントディスプレイの視野は110°~120°程度で、180°以上ある人の視野を再現したヘッドマウントディスプレイは実用化されていない。より高い没入感の創出のため、人の視野を再現したヘッドマウントディスプレイが望まれている。これに対し、特許文献1には、レンズと側方ディスプレイを用いてヘッドマウントディスプレイの視野を人の視野並みに拡大するヘッドマウントディスプレイが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-108012号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のヘッドマウントディスプレイは、前方ディスプレイとは別に側方ディスプレイを用いてヘッドマウンドディスプレイの視野を拡大する構成であるため、大幅なコストアップが生じる課題があった。
【0005】
本開示の目的は、上述した課題を解決するためになされたものであり、コストアップを抑制しつつ、ヘッドマウントディスプレイの視野の拡大が可能なヘッドマウントディスプレイを実現する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一形態に係るヘッドマウントディスプレイは、
ユーザの正面に配置される表示パネルと、
前記表示パネルにおける前記ユーザから見て正面表示領域に正面視野映像を表示させ、前記表示パネルにおける前記ユーザから見て前記正面表示領域に対して外側表示領域に外側視野映像を表示させる表示制御部と、
前記正面表示領域に前記正面視野映像を表示するために当該正面表示領域から出射される表示光を、前記ユーザの目に集光させるレンズと、
前記外側表示領域に前記外側視野映像を表示するために当該外側表示領域から出射される表示光を、前記ユーザの目に向けて反射させ、前記ユーザの目に集光させる凹面鏡と、
を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、コストアップを抑制しつつ、ヘッドマウントディスプレイの視野の拡大が可能なヘッドマウントディスプレイを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態のヘッドマウントディスプレイの構成を説明するための図である。
実施の形態のヘッドマウントディスプレイの制御系の構成を示すブロック図である。
実施の形態のヘッドマウントディスプレイにおける表示制御部が撮影映像から左眼用正面視野映像、右眼用正面視野映像、左眼用外側視野映像及び右眼用外側視野映像を切り出す切り出し範囲を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。但し、本開示が以下の実施の形態に限定される訳ではなく、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。
【0010】
図1は、本実施の形態のヘッドマウントディスプレイの構成を説明するための図である。図2は、本実施の形態のヘッドマウントディスプレイの制御系の構成を示すブロック図である。なお、以下の説明では、ヘッドマウントディスプレイを装着した状態でのユーザを基準として、ヘッドマウントディスプレイの前後方向、左右方向及び上下方向を規定して説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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