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公開番号2025009869
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2024085630
出願日2024-05-27
発明の名称光学フィルム
出願人TOPPANホールディングス株式会社
代理人個人,個人
主分類G02B 1/10 20150101AFI20250109BHJP(光学)
要約【課題】抗菌抗ウイルス性と他の特性とを並立することができる光学フィルムを提供する。
【解決手段】光学フィルム10は、基材20と、銀系抗菌抗ウイルス剤を含む抗菌抗ウイルス層21と、抗菌抗ウイルス層21を覆う被覆層22とを備える。被覆層22における抗菌抗ウイルス層21とは反対側の面が光学フィルム10の表面であって、当該表面を純水に24時間密着させたときに、当該表面の単位面積あたりに溶出するAgイオンの量が20ng/cm2以上である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基材と、
前記基材に支持された抗菌抗ウイルス層と、
前記抗菌抗ウイルス層に対して前記基材とは反対側で前記抗菌抗ウイルス層を覆う被覆層と、を備える光学フィルムであって、
前記抗菌抗ウイルス層は、樹脂成分および銀系抗菌抗ウイルス剤を含み、
前記被覆層は、樹脂成分を含み、
前記被覆層における前記抗菌抗ウイルス層とは反対側の面が前記光学フィルムの表面であって、前記表面を純水に24時間密着させたときに、前記表面の単位面積あたりに溶出するAgイオンの量が20ng/cm

以上である
光学フィルム。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
前記抗菌抗ウイルス層は、前記銀系抗菌抗ウイルス剤に加えて、微粒子を含む
請求項1に記載の光学フィルム。
【請求項3】
前記抗菌抗ウイルス層が含む樹脂成分は、熱硬化樹脂および紫外線硬化樹脂のいずれかである
請求項1に記載の光学フィルム。
【請求項4】
前記被覆層が含む樹脂成分は、熱硬化樹脂および紫外線硬化樹脂のいずれかである
請求項1に記載の光学フィルム。
【請求項5】
前記抗菌抗ウイルス層が含む樹脂成分と、前記被覆層が含む樹脂成分との各々は、紫外線硬化樹脂である
請求項1に記載の光学フィルム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、光学フィルムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
光学フィルムは、光の反射や透過といった作用を制御する機能を有する。例えば、光学フィルムは、表示装置の画面を見やすくすることを目的として、表示装置の表面に配置される。
【0003】
光学フィルムには、ヘイズ等の光学特性の他に、硬度、耐擦傷性、防汚性、滑り性といった種々の特性が用途に応じて求められる。さらに、昨今の衛生意識の向上から、抗菌性や抗ウイルス性を有する光学フィルムの需要も高まっている。
【0004】
例えば、特許文献1には、フィルムに含有させる銀等の抗菌剤および微粒子の平均粒子径を制御することで、光学特性および硬度の低下を抑えつつ抗菌性を発現させた光学フィルムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6720639号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
光学フィルムに抗菌性に加えて抗ウイルス性を付与するためには、抗菌抗ウイルス作用を有する銀等の機能成分の含有量をフィルムにて増大させる必要がある。しかしながら、機能成分の含有量を増やすほど、光学フィルムにおいて抗菌抗ウイルス性と共に他の特性を良好に得ることが困難となる。特に、光学フィルムとしての機能の向上のためには、多くの特性が良好に得られることが好ましいが、付与しようとする特性が多いほど、抗菌抗ウイルス性との並立が難しくなる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための抗ウイルスフィルムの各態様を記載する。
[態様1]基材と、前記基材に支持された抗菌抗ウイルス層と、前記抗菌抗ウイルス層に対して前記基材とは反対側で前記抗菌抗ウイルス層を覆う被覆層と、を備える光学フィルムであって、前記抗菌抗ウイルス層は、樹脂成分および銀系抗菌抗ウイルス剤を含み、前記被覆層は、樹脂成分を含み、前記被覆層における前記抗菌抗ウイルス層とは反対側の面が前記光学フィルムの表面であって、前記表面を純水に24時間密着させたときに、前記表面の単位面積あたりに溶出するAgイオンの量が20ng/cm

以上である、光学フィルム。
【0008】
上記構成によれば、抗菌抗ウイルス層を被覆層が覆っているため、銀系抗菌抗ウイルス剤の含有による抗菌抗ウイルス性以外の特性の低下が、被覆層によって補われる。そして、Agイオンの溶出量が20ng/cm

以上であることから、抗菌抗ウイルス層が被覆層で覆われていても、十分な抗菌性および抗ウイルス性が得られる。したがって、抗菌抗ウイルス性と他の特性との並立が可能である。
【0009】
[態様2]前記抗菌抗ウイルス層は、前記銀系抗菌抗ウイルス剤に加えて、微粒子を含む、[態様1]に記載の光学フィルム。
上記構成によれば、光学フィルムにおける光の散乱性の調整が可能である。
【0010】
[態様3]前記抗菌抗ウイルス層が含む樹脂成分は、熱硬化樹脂および紫外線硬化樹脂のいずれかである、[態様1]または[態様2]に記載の光学フィルム。
上記構成によれば、抗菌抗ウイルス層の形成や材料の入手が容易である。
(【0011】以降は省略されています)

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