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公開番号2025032967
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-12
出願番号2024108528
出願日2024-07-05
発明の名称対物レンズ
出願人株式会社エビデント
代理人インフォート弁理士法人
主分類G02B 21/02 20060101AFI20250305BHJP(光学)
要約【課題】高NAと長WDを有し、且つ、十分に広い視野内において収差が良好に補正された対物レンズを提供する。
【解決手段】対物レンズ1は、物体側から順に配置された、物体側に凹面を有し正の屈折力を有する第1メニスカスレンズ成分を最も物体側に有する正の屈折力を有する正の第1レンズ群と、正負正からなる第1の3枚接合レンズからなる第2レンズ群と、負正負からなる第2の3枚接合レンズからなる第3レンズ群と、像側に凹面を有し負の屈折力を有する第2メニスカスレンズ成分を最も像側に有する負の第4レンズ群と、物体側に凹面を有し負の屈折力を有する第3メニスカスレンズ成分を最も物体側に有する第5レンズ群と、からなる。対物レンズ1は、以下の条件式を満たす。但し、fは対物レンズの焦点距離であり、f2は第2レンズ群の焦点距離である。
0.21 < |f/f2| < 0.3 ・・・(1)
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
対物レンズであって、物体側から順に配置された、
正の屈折力を有する第1レンズ群であって、前記物体側に凹面を有する第1メニスカスレンズ成分であって正の屈折力を有する第1メニスカスレンズ成分を最も前記物体側に有する、第1レンズ群と、
正レンズと負レンズと正レンズからなる第1の3枚接合レンズからなる第2レンズ群と、
負レンズと正レンズと負レンズからなる第2の3枚接合レンズからなる第3レンズ群と、
負の屈折力を有する第4レンズ群であって、像側に凹面を有する第2メニスカスレンズ成分であって負の屈折力を有する第2メニスカスレンズ成分を最も前記像側に有する、第4レンズ群と、
前記物体側に凹面を有する第3メニスカスレンズ成分であって負の屈折力を有する第3メニスカスレンズ成分を最も前記物体側に有する第5レンズ群と、からなり、
以下の条件式
0.21 < |f/f2| < 0.3 ・・・(1)
を満たす
ことを特徴とする対物レンズ。
但し、fは、前記対物レンズの焦点距離である。f2は、前記第2レンズ群の焦点距離である。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
白色干渉計用の対物レンズであって、物体側から順に配置された、
ビームスプリッタと、
参照ミラーと、
正の屈折力を有する第1レンズ群であって、前記物体側に凹面を有する第1メニスカスレンズ成分であって正の屈折力を有する第1メニスカスレンズ成分を最も前記物体側に有する、第1レンズ群と、
正レンズと負レンズと正レンズからなる第1の3枚接合レンズからなる第2レンズ群と、
負レンズと正レンズと負レンズからなる第2の3枚接合レンズからなる第3レンズ群と、
負の屈折力を有する第4レンズ群であって、像側に凹面を有する第2メニスカスレンズ成分であって負の屈折力を有する第2メニスカスレンズ成分を最も前記像側に有する、第4レンズ群と、
前記物体側に凹面を有する第3メニスカスレンズ成分であって負の屈折力を有する第3メニスカスレンズ成分を最も前記物体側に有する第5レンズ群と、からなり、
以下の条件式
0.21 < |f/f2| < 0.3 ・・・(1)
を満たす
ことを特徴とする対物レンズ。
但し、fは、前記対物レンズの焦点距離である。f2は、前記第2レンズ群の焦点距離である。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の対物レンズにおいて、
以下の条件式
0.05 < |f/f3| < 0.2 ・・・(2)
を満たすことを特徴とする対物レンズ。
但し、f3は、前記第3レンズ群の焦点距離である。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載の対物レンズにおいて、
前記第1メニスカスレンズ成分は、2枚のメニスカスレンズを接合した接合レンズであり、
以下の条件式
17 < |ν1-ν2| < 40 ・・・(3)
を満たすことを特徴とする対物レンズ。
但し、ν1は前記2枚のメニスカスレンズのうちの前記物体側に配置されたメニスカスレンズのd線に対するアッベ数であり、ν2は前記2枚のメニスカスレンズのうちの前記像側に配置されたメニスカスレンズのd線に対するアッベ数である。
【請求項5】
請求項1または請求項2に記載の対物レンズにおいて、
前記第1メニスカスレンズ成分は、2枚のメニスカスレンズを接合した接合レンズであり、
以下の条件式
3.4 < n1+n2 < 4.0 ・・・(4)
を満たすことを特徴とする対物レンズ。
但し、n1は前記2枚のメニスカスレンズのうちの前記物体側に配置されたメニスカスレンズのe線に対する屈折率であり、n2は前記2枚のメニスカスレンズのうちの前記像側に配置されたメニスカスレンズのe線に対する屈折率である。
【請求項6】
請求項1または請求項2に記載の対物レンズにおいて、
以下の条件式
WD/L > 0.065 ・・・(5)
を満たすことを特徴とする対物レンズ。
但し、WDは標本面から前記第1レンズ群の最も前記物体側の面までの光軸上の距離の空気換算長であり、Lは前記第1レンズ群の最も前記物体側の面から前記第5レンズ群の最も前記像側の面までの光軸上の距離である。
【請求項7】
請求項1または請求項2に記載の対物レンズにおいて、
前記第1レンズ群は、前記物体側に凹面を向けた1枚の正のメニスカスレンズからなる
ことを特徴とする対物レンズ。
【請求項8】
請求項1または請求項2に記載の対物レンズにおいて、
前記第4レンズ群は、前記像側に凹面を向けた1枚の負のメニスカスレンズからなる
ことを特徴とする対物レンズ。
【請求項9】
請求項3に記載の対物レンズにおいて、
前記第1メニスカスレンズ成分は、2枚のメニスカスレンズを接合した接合レンズであり、
以下の条件式
17 < |ν1-ν2| < 40 ・・・(3)
を満たすことを特徴とする対物レンズ。
但し、ν1は前記2枚のメニスカスレンズのうちの前記物体側に配置されたメニスカスレンズのd線に対するアッベ数であり、ν2は前記2枚のメニスカスレンズのうちの前記像側に配置されたメニスカスレンズのd線に対するアッベ数である。
【請求項10】
請求項3に記載の対物レンズにおいて、
前記第1メニスカスレンズ成分は、2枚のメニスカスレンズを接合した接合レンズであり、
以下の条件式
3.4 < n1+n2 < 4.0 ・・・(4)
を満たすことを特徴とする対物レンズ。
但し、n1は前記2枚のメニスカスレンズのうちの前記物体側に配置されたメニスカスレンズのe線に対する屈折率であり、n2は前記2枚のメニスカスレンズのうちの前記像側に配置されたメニスカスレンズのe線に対する屈折率である。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書の開示は、対物レンズに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
ウェハの検査などの産業用途で用いられる対物レンズには、高分解能で高いスループットを実現するため、高開口数(NA)と広視野の両立が望まれている。また、さらに高いスループットを実現するためには、被検物と対物レンズとの衝突リスクを回避しながら搬送速度を向上させる必要があるため、長い作動距離(WD)も望まれている。
【0003】
このような技術的な課題に関連する技術は、例えば、特許文献1に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第3093835号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1には、高いNAを実現した20X対物レンズが記載されているが、WDは1mm程度であり、さらに長いWDを有する対物レンズが望まれている。
【0006】
以上のような実情を踏まえ、本発明の一側面に係る目的は、高NAと長WDを有し、且つ、十分に広い視野内において収差が良好に補正された対物レンズを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る対物レンズは、物体側から順に配置された、正の屈折力を有する第1レンズ群であって、前記物体側に凹面を有する第1メニスカスレンズ成分であって正の屈折力を有する第1メニスカスレンズ成分を最も前記物体側に有する、第1レンズ群と、正レンズと負レンズと正レンズからなる第1の3枚接合レンズからなる第2レンズ群と、負レンズと正レンズと負レンズからなる第2の3枚接合レンズからなる第3レンズ群と、負の屈折力を有する第4レンズ群であって、像側に凹面を有する第2メニスカスレンズ成分であって負の屈折力を有する第2メニスカスレンズ成分を最も前記像側に有する、第4レンズ群と、前記物体側に凹面を有する第3メニスカスレンズ成分であって負の屈折力を有する第3メニスカスレンズ成分を最も前記物体側に有する第5レンズ群と、からなる。対物レンズは、以下の条件式を満たす。但し、fは、前記対物レンズの焦点距離である。f2は、前記第2レンズ群の焦点距離である。
0.21 < |f/f2| < 0.3 ・・・(1)
【0008】
本発明の別の態様に係る対物レンズは、白色干渉計用の対物レンズであって、物体側から順に配置された、ビームスプリッタと、参照ミラーと、正の屈折力を有する第1レンズ群であって、前記物体側に凹面を有する第1メニスカスレンズ成分であって正の屈折力を有する第1メニスカスレンズ成分を最も前記物体側に有する、第1レンズ群と、正レンズと負レンズと正レンズからなる第1の3枚接合レンズからなる第2レンズ群と、負レンズと正レンズと負レンズからなる第2の3枚接合レンズからなる第3レンズ群と、負の屈折力を有する第4レンズ群であって、像側に凹面を有する第2メニスカスレンズ成分であって負の屈折力を有する第2メニスカスレンズ成分を最も前記像側に有する、第4レンズ群と、前記物体側に凹面を有する第3メニスカスレンズ成分であって負の屈折力を有する第3メニスカスレンズ成分を最も前記物体側に有する第5レンズ群と、からなる。対物レンズは、以下の条件式
を満たす。但し、fは、前記対物レンズの焦点距離である。f2は、前記第2レンズ群の焦点距離である。
0.21 < |f/f2| < 0.3 ・・・(1)
【発明の効果】
【0009】
上記の態様によれば、高NAと長WDを有し、且つ、十分に広い視野内において収差が良好に補正された対物レンズを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施例1に係る対物レンズ1の断面図である。
結像レンズ10の断面図である。
対物レンズ1と結像レンズ10からなる光学系の収差図である。
本発明の実施例2に係る対物レンズ2の断面図である。
対物レンズ2と結像レンズ10からなる光学系の収差図である。
本発明の実施例3に係る対物レンズ3の断面図である。
対物レンズ3と結像レンズ10からなる光学系の収差図である。
本発明の実施例4に係る対物レンズ4の断面図である。
対物レンズ4と結像レンズ10からなる光学系の収差図である。
本発明の実施例5に係る対物レンズ5の断面図である。
対物レンズ5と結像レンズ10からなる光学系の収差図である。
本発明の実施例6に係る対物レンズ6の断面図である。
対物レンズ6と結像レンズ10からなる光学系の収差図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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