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公開番号
2025029508
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-06
出願番号
2023134232
出願日
2023-08-21
発明の名称
光マイクロスイッチ
出願人
新光技研株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G02B
6/35 20060101AFI20250227BHJP(光学)
要約
【課題】ON時の光信号の劣化を抑制し、かつ、OFF時の光信号の誤伝送を抑制することに貢献することができる光マイクロスイッチを提供すること。
【解決手段】光マイクロスイッチは、入力用光ファイバと出力用光ファイバとの間の光路を変更する光路変更用光ファイバと、半円状の光路変更用光ファイバを保持するとともに揺動可能に構成された可動部材と、を備え、可動部材は、入力用光ファイバの端面、及び、出力用光ファイバの端面と、光路変更用光ファイバの両端面とが対向するON状態と、入力用光ファイバの端面と光路変更用光ファイバの一方の端面とが対向したまま、出力用光ファイバの端面と光路変更用光ファイバの他方の端面とが対向しないOFF状態との間で切替可能に揺動する。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
外部からの操作により光信号をスイッチングするように構成された光マイクロスイッチであって、
第1の位置に配置されるとともに、光信号を前記光マイクロスイッチに入力するように構成された入力用光ファイバと、
前記第1の位置とは異なる第2の位置に配置されるとともに、前記光マイクロスイッチから前記光信号を出力するように構成された出力用光ファイバと、
前記入力用光ファイバと前記出力用光ファイバとの間の光路を変更するように構成された光路変更用光ファイバと、
前記光路変更用光ファイバを保持するとともに揺動又は回動可能に構成された可動部材と、
を備え、
前記可動部材は、
前記入力用光ファイバの端面と前記光路変更用光ファイバの一方の端面とが対向し、かつ、前記出力用光ファイバの端面と前記光路変更用光ファイバの他方の端面とが対向するON状態と、
前記入力用光ファイバの端面及び前記出力用光ファイバの端面のうちの一方の端面と前記光路変更用光ファイバの前記一方の端面とが対向したまま、前記入力用光ファイバの端面及び前記出力用光ファイバの端面のうちの他方の端面と前記光路変更用光ファイバの前記他方の端面とが対向しないOFF状態と、
の間で切替可能に揺動又は回動するように構成され、
前記入力用光ファイバの端面及び前記出力用光ファイバの端面のうちの前記一方の端面の中心、及び、前記光路変更用光ファイバの前記一方の端面の中心は、前記可動部材の揺動又は回動の中心軸と同軸になるように配されている、
光マイクロスイッチ。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記第1の位置及び前記第2の位置とは異なる第3の位置に配置されるとともに、前記光マイクロスイッチから前記光信号を出力するように構成された他の出力用光ファイバを備え、
前記可動部材は、
前記入力用光ファイバの端面と前記光路変更用光ファイバの前記一方の端面とが対向し、かつ、前記出力用光ファイバの端面と前記光路変更用光ファイバの前記他方の端面とが対向し、かつ、前記他の出力用光ファイバの端面と前記光路変更用光ファイバの前記他方の端面とが対向しない状態と、
前記入力用光ファイバの端面と前記光路変更用光ファイバの前記一方の端面とが対向し、かつ、前記出力用光ファイバの端面と前記光路変更用光ファイバの前記他方の端面とが対向せず、かつ、前記他の出力用光ファイバの端面と前記光路変更用光ファイバの前記他方の端面とが対向した状態と、
の間で切替可能に揺動又は回動するように構成されている、
請求項1記載の光マイクロスイッチ。
【請求項3】
前記入力用光ファイバの及び前記出力用光ファイバの各端部を保持するように構成された保持部材と、
前記保持部材が装着されるとともに、前記可動部材を揺動又は回動可能に支持するように構成されたケースと、
押し込むことにより本体を直線的に移動させる操作部を有する操作部材と、
前記ケースの内側における、前記操作部材と前記ケースとの間において、前記操作部材が移動する方向に圧縮するように配置された圧縮バネと、
を備え、
前記ケースは、前記操作部をスライド可能に支持するように構成され、
前記操作部材及び前記可動部材は、前記操作部が押し込まれることにより前記操作部材が前記可動部材を揺動又は回動させるように係合した構成となっている、
請求項2記載の光マイクロスイッチ。
【請求項4】
前記可動部材は、ピン部を有し、
前記操作部材は、前記ピン部と係合するとともに、前記操作部が押し込まれることにより前記ピン部を押し込んで前記可動部材を揺動又は回動させるように構成されている、
請求項3記載の光マイクロスイッチ。
【請求項5】
前記可動部材に保持された捩りバネを備え、
前記可動部材は、前記捩りバネの一対のアーム部の捩り力の反力を受けるように構成され、
前記操作部材は、前記捩りバネの前記一対のアーム部の一方のアーム部と係合するとともに、前記操作部が押し込まれることにより前記一方のアーム部を押し込んで前記可動部材を揺動又は回動させるように構成され、
前記捩りバネは、前記可動部材が揺動又は回動して前記ケースに当接した状態で、さらに前記操作部が押し込まれたときに弾性変形するように構成されている、
請求項3記載の光マイクロスイッチ。
【請求項6】
引張バネを備え、
前記ケースは、前記引張バネの一端が引っ掛けられるバネ引掛部を有し、
前記可動部材は、前記引張バネの他端が引っ掛けられるバネ引掛部を有し、
前記引張バネは、前記ケースの前記バネ引掛部と前記可動部材の前記バネ引掛部とを結ぶ線分が前記可動部材の揺動又は回動の前記中心軸と交差するときに最も伸び、前記線分が前記中心軸から離れるに従い縮むように構成されている、
請求項4又は5記載の光マイクロスイッチ。
【請求項7】
前記ケースは、前記ケースの内側において、前記可動部材の揺動又は回動可能な範囲を規制するストッパ部を有する、
請求項3乃至5のいずれか一に記載の光マイクロスイッチ。
【請求項8】
前記光路変更用光ファイバは、複数のコアの周囲にクラッド材を有するマルチコアファイバである、
請求項1乃至5のいずれか一に記載の光マイクロスイッチ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光マイクロスイッチに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
光信号をスイッチング(ON/OFF切替、光路切替)する手段として、例えば、内部の光路の一部に空間を設け、当該空間に反射鏡、反射板、プリズム等の光方向変換手段を配設し、当該光方向変換手段の角度や位置を変えて光路を制御することにより光信号をスイッチングする光マイクロスイッチがある(例えば、特許文献1~3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭58-089727号
実開昭62-200230号
特開平01-195622号
実開昭60-59437号
実開昭60-12217号
特開昭60-063830号
特開2006-195078号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
以下の分析は、本願発明者により与えられる。
【0005】
しかしながら、光ファイバから空間に出た光は空間で拡がろうとする(放射する)ので、光方向変換手段を用いた光マイクロスイッチでは、入力用光ファイバから光方向変換手段を経てONにするべき出力用光ファイバに入力される光信号が劣化(接続損失が発生、S/N(Signal/Noise)比が悪化)したり、入力用光ファイバから空間を経てOFFにするべき光ファイバに光(放射した光の一部)が入り込んで光信号が誤伝送される可能性がある。
【0006】
本発明の主な課題は、ON時の光信号の劣化を抑制し、かつ、OFF時の光信号の誤伝送を抑制することに貢献することができる光マイクロスイッチを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一視点に係る光マイクロスイッチは、外部からの操作により光信号をスイッチングするように構成された光マイクロスイッチであって、第1の位置に配置されるとともに、光信号を前記光マイクロスイッチに入力するように構成された入力用光ファイバと、前記第1の位置とは異なる第2の位置に配置されるとともに、前記光マイクロスイッチから前記光信号を出力するように構成された出力用光ファイバと、前記入力用光ファイバと前記出力用光ファイバとの間の光路を変更するように構成された光路変更用光ファイバと、前記光路変更用光ファイバを保持するとともに揺動又は回動可能に構成された可動部材と、を備え、前記可動部材は、前記入力用光ファイバの端面と前記光路変更用光ファイバの一方の端面とが対向し、かつ、前記出力用光ファイバの端面と前記光路変更用光ファイバの他方の端面とが対向するON状態と、前記入力用光ファイバの端面及び前記出力用光ファイバの端面のうちの一方の端面と前記光路変更用光ファイバの前記一方の端面とが対向したまま、前記入力用光ファイバの端面及び前記出力用光ファイバの端面のうちの他方の端面と前記光路変更用光ファイバの前記他方の端面とが対向しないOFF状態と、の間で切替可能に揺動又は回動するように構成され、前記入力用光ファイバの端面及び前記出力用光ファイバの端面のうちの前記一方の端面の中心、及び、前記光路変更用光ファイバの前記一方の端面の中心は、前記可動部材の揺動又は回動の中心軸と同軸になるように配されている。
【発明の効果】
【0008】
前記一視点によれば、ON時の光信号の劣化を抑制し、かつ、OFF時の光信号の誤伝送を抑制することに貢献することができる光マイクロスイッチを提供することである。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示に係る光マイクロスイッチの一例の構成を模式的に示した斜視図である。
本開示に係る光マイクロスイッチの一例における保持部材の構成を模式的に示した(A)出力用光ファイバが2本の場合の斜視図、(B)出力用光ファイバが1本の場合の斜視図である。
本開示に係る光マイクロスイッチの一例の動作を模式的に示した(A)切替前の分解斜視図、(B)切替後の分解斜視図である。
本開示に係る光マイクロスイッチの一例における揺動部材の動作を模式的に示した(A)切替前の分解正面図、(B)切替後の分解正面図である。
本開示に係る光マイクロスイッチの第1変形例の動作を模式的に示した(A)切替前の分解斜視図、(B)切替後の分解斜視図、(C)切替後に操作部を動作限度位置まで移動した状態の分解斜視図である。
本開示に係る光マイクロスイッチの第1変形例における揺動部材の動作を模式的に示した(A)切替前の分解正面図、(B)切替後の分解正面図である。
本開示に係る光マイクロスイッチの第2変形例の動作を模式的に示した(A)切替前の分解斜視図、(B)切替後の分解斜視図である。
本開示に係る光マイクロスイッチの第2変形例における揺動部材の動作を模式的に示した(A)切替前の分解正面図、(B)切替中の分解正面図、(C)切替後の分解正面図である。
本開示に係る光マイクロスイッチの第3変形例における揺動部材の動作を模式的に示した(A)切替前の分解正面図、(B)切替中の分解正面図、(C)切替後の分解正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、形態について図面を参照しつつ説明する。なお、本出願において図面参照符号を付している場合は、それらは、専ら理解を助けるためのものであり、図示の態様に限定することを意図するものではない。また、下記の実施形態は、あくまで例示であり、本発明を限定するものではない。
(【0011】以降は省略されています)
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