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公開番号
2025022146
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2023126439
出願日
2023-08-02
発明の名称
画像投影装置
出願人
株式会社小糸製作所
代理人
弁理士法人プロウィン
主分類
G02B
27/01 20060101AFI20250206BHJP(光学)
要約
【課題】照射光の利用効率を高めることが可能な画像投影装置を提供する。
【解決手段】無偏光の照射光を照射する光源(11)と、照射光が背面から入射し、表示面から画像光を出射する画像表示部(18)と、第1方向の偏光を第1光として反射し、第1方向に交わる第2方向の偏光を第2光として透過する反射型偏光部(13)と、第1光または第2光の光路上に配置された二分の一波長板(14)とを備え、画像表示部(18)の第1表示領域で第1光が照射され、第2表示領域で第2光が照射され、第1表示領域の面積をS1とし、第2表示領域の面積をS2とし、反射型偏光部(13)における第1光の反射率をPrとし、第2光の透過率をPtとし、Pr/Ptは、S2/S1に比例する画像投影装置。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
無偏光の照射光を照射する光源と、
前記照射光が背面から入射し、表示面から画像光を出射する画像表示部と、
第1方向の偏光を第1光として反射し、前記第1方向に交わる第2方向の偏光を第2光として透過する反射型偏光部と、
前記第1光または前記第2光の光路上に配置された二分の一波長板とを備え、
前記画像表示部の第1表示領域で前記第1光が照射され、前記第2表示領域で前記第2光が照射され、
前記第1表示領域の面積をS
1
とし、前記第2表示領域の面積をS
2
とし、
前記反射型偏光部における前記第1光の反射率をPrとし、前記第2光の透過率をPtとし、
Pr/Ptは、S
2
/S
1
に比例することを特徴とする画像投影装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の画像投影装置であって、
前記二分の一波長板が前記第1光の光路上に配置されており、
前記第2光の光路上に前記第2光を反射する反射部が設けられており、
前記二分の一波長板の透過率をPhとし、
前記反射部の反射率をRmとし、
定数をαとしたとき、
Pr/Pt=α・Rm・(1/Ph)・(S
2
/S
1
)
の関係を満たすことを特徴とする画像投影装置。
【請求項3】
請求項1に記載の画像投影装置であって、
前記二分の一波長板が前記第2光の光路上に配置されており、
前記第2光の光路上に前記第2光を反射する反射部が設けられており、
前記反射部の反射率をRmとし、
前記二分の一波長板の透過率をPhとし、
定数をαとしたとき、
Pr/Pt=α・Rm・Ph・(S
2
/S
1
)
の関係を満たすことを特徴とする画像投影装置。
【請求項4】
請求項1に記載の画像投影装置であって、
前記二分の一波長板が前記第1光の光路上に配置されており、
前記第1光の光路上に前記第1光を反射する反射部が設けられており、
前記二分の一波長板の透過率をPhとし、
前記反射部の反射率をRmとし、
定数をαとしたとき、
Pr/Pt=α・(1/Rm)・(1/Ph)・(S
2
/S
1
)
の関係を満たすことを特徴とする画像投影装置。
【請求項5】
請求項1に記載の画像投影装置であって、
前記二分の一波長板が前記第2光の光路上に配置されており、
前記第1光の光路上に前記第1光を反射する反射部が設けられており、
前記反射部の反射率をRmとし、
前記二分の一波長板の透過率をPhとし、
定数をαとしたとき、
Pr/Pt=α・(1/Rm)・Ph・(S
2
/S
1
)
の関係を満たすことを特徴とする画像投影装置。
【請求項6】
請求項2から5の何れか一つに記載の画像投影装置であって、
前記第1表示領域から照射される前記第1光の立体角をω
1
とし、前記第2表示領域から照射される前記第2光の立体角をω
2
としたとき、
前記定数α=ω
2
/ω
1
であることを特徴とする画像投影装置。
【請求項7】
請求項1に記載の画像投影装置であって、
前記第1表示領域と前記第2表示領域は、一つの前記画像表示部において隣接して設けられていることを特徴とする画像投影装置。
【請求項8】
請求項1に記載の画像投影装置であって、
前記第1表示領域と前記第2表示領域は、一つの前記画像表示部において分離して設けられていることを特徴とする画像投影装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像投影装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、車両内に各種情報を表示する装置として、アイコンを点灯表示する計器盤が用いられている。また、表示する情報量の増加とともに、計器盤に画像表示装置を埋め込むことや、計器盤全体を画像表示装置で構成することも提案されている。
【0003】
しかし、計器盤は車両のフロントガラス(ウィンドシールド)より下方に位置しているため、計器盤に表示された情報を運転者等の搭乗者が視認するには、運転中に視線を下方に移動させる必要があり好ましくない。そこで、フロントガラスに画像を投影して、搭乗者が車両の前方を視認したときに情報を読み取れるようにするヘッドアップディスプレイ(以下HUD:Head Up Display)のような画像投影装置が提案されている。(例えば、特許文献1,2を参照)。
【0004】
特許文献1,2の画像投影装置は、画像照射部が画像を含んだ照射光を照射し、自由曲面ミラー等で照射光を反射させて、ウィンドシールド等の表示部を介して空間中に画像が結像するように搭乗者の視点の位置に到達させる。これにより、搭乗者は視点に入射した照射光によって、奥行き方向における結像位置に画像が表示されているように認識することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-119248号公報
特開2019-119262号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このような従来の画像投影装置では、液晶表示装置等の画像表示部を用いて投影画像を表示し、画像表示部の背面側から照射光を照射して画像光を投影している。しかし、液晶表示装置等の画像表示部では、特定方向の偏光のみを透過するため、無偏光の照射光が入射した場合には、特定方向以外の偏光は画像の投影に利用されず光の利用効率が低下する。
【0007】
そこで本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであり、照射光の利用効率を高めることが可能な画像投影装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明の画像投影装置は、無偏光の照射光を照射する光源と、前記照射光が背面から入射し、表示面から画像光を出射する画像表示部と、第1方向の偏光を第1光として反射し、前記第1方向に交わる第2方向の偏光を第2光として透過する反射型偏光部と、前記第1光または前記第2光の光路上に配置された二分の一波長板とを備え、前記画像表示部の第1表示領域で前記第1光が照射され、前記第2表示領域で前記第2光が照射され、前記第1表示領域の面積をS
1
とし、前記第2表示領域の面積をS
2
とし、前記反射型偏光部における前記第1光の反射率をPrとし、前記第2光の透過率をPtとし、Pr/Ptは、S
2
/S
1
に比例することを特徴とする。
【0009】
このような本発明の画像投影装置では、光源からの照射光を反射型偏光部で偏光分離し、二分の一波長板で分離した一方の照射光の偏光方向を回転させ、反射型偏光部における第1光の反射率Prと、第2光の透過率Ptとの比率Pr/Ptが、第1表示領域の面積S
1
と、第2表示領域の面積S
2
との比率S
2
/S
1
に比例することで、照射光の利用効率を高め、第1表示領域と第2表示領域の輝度を揃えることが可能となる。
【0010】
また、本発明の一態様では、前記二分の一波長板が前記第1光の光路上に配置されており、前記第2光の光路上に前記第2光を反射する反射部が設けられており、前記二分の一波長板の透過率をPhとし、前記反射部の反射率をRmとし、定数をαとしたとき、Pr/Pt=α・Rm・(1/Ph)・(S
2
/S
1
)の関係を満たす。
(【0011】以降は省略されています)
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