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公開番号2025033974
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023140059
出願日2023-08-30
発明の名称着脱式跳ね上げ眼鏡
出願人株式会社エニックス
代理人個人,個人
主分類G02C 5/00 20060101AFI20250306BHJP(光学)
要約【課題】フロント枠を容易にフレームに着脱できる一方で、使用中においてフロント枠が不用意に外れにくく、外観上の不体裁を防止することができるとともに安価に製造することができる着脱式跳ね上げ眼鏡を提供すること。
【解決手段】フロント枠2には、レンズ21上方に設けられたフロントバー22を備え、フロントバー22の背面側からは後方に突出する軸基端部25が所定間隔をおいて複数配置されるとともに、各軸基端部25の先端部から左右何れかの方向に延びる軸部26が設けられ、これらフロントバー22と軸基端部25と軸部26とが継目なく一体に形成される一方、フレーム1には、フロントバー22と対向する位置にバックバー14を備え、バックバー14には、各軸基端部25を受け入れ可能となるように設けられた複数の受入部16と、各受入部16の側壁部161に設けられた軸受部17とを備える構成とした。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
レンズを保持する弾性素材からなるフロント枠と、前記フロント枠を着脱可能であるとともに跳ね上げ可能に支持するフレームとを備える着脱式跳ね上げ眼鏡であって、
前記フロント枠には、前記レンズ上方に設けられたフロントバーを備え、
前記フロントバーの背面側からは後方に突出する軸基端部が所定間隔をおいて複数配置されるとともに、各前記軸基端部の先端部から左右何れかの方向に延びる軸部が設けられ、これらフロントバーと軸基端部と軸部とが継目なく一体に形成される一方、
前記フレームには、前記フロントバーと対向する位置にバックバーを備え、
前記バックバーには、各前記軸基端部を受け入れ可能となるように設けられた複数の受入部と、各前記受入部の側壁部に設けられた軸受部とを備えることを特徴とする、着脱式跳ね上げ眼鏡。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
レンズを保持する弾性素材からなるフロント枠と、前記フロント枠を着脱可能であるとともに跳ね上げ可能に支持するフレームとを備える着脱式跳ね上げ眼鏡であって、
前記フレームには、左右の智間にバックバーを備え、
前記バックバーの前面側からは前方に突出する軸基端部が所定間隔をおいて複数配置されるとともに、各前記軸基端部の先端部から左右何れかの方向に延びる軸部が設けられ、
これらバックバーと軸基端部と軸部とが継目なく一体に形成される一方、
前記フロント枠には、前記バックバーと対向する位置にフロントバーを備え、
前記フロントバーには、各前記軸基端部を受け入れ可能となるように設けられた複数の受入部と、各前記受入部の側壁部に設けられた軸受部とを備えていることを特徴とする、着脱式跳ね上げ眼鏡。
【請求項3】
前記受入部は前記軸基端部の略全体を収容可能な奥行に構成されることで、フロント枠を降ろした状態において、前記軸基端部及び前記受入部に隣接する部分においては前記フロントバーの背面と前記バックバーの前面とが近接乃至密着するとともに、前記軸基端部及び前記受入部に隣接する部分よりも智側の部分においては前記フロントバーの背面と前記バックバーの前面とが離間していることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の着脱式跳ね上げ眼鏡。
【請求項4】
前記フロントバーは、前記フロントバーを降ろした状態で正面視した場合において、前記バックバーの全体が前記フロントバーによって覆い隠されるように構成されていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の着脱式跳ね上げ眼鏡。
【請求項5】
前記フロントバーには背面側から後方に突出するストッパーが継目なく一体に設けられ、
前記フロントバーを降ろした状態では前記ストッパーが前記バックバーの上面または下面に接する一方、
前記フロントバーを跳ね上げた状態では前記ストッパーが前記バックバーの上面または下面以外の面に接することを特徴とする、請求項1または2に記載の着脱式跳ね上げ眼鏡。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、レンズが取り付けられたフロント枠を必要に応じて着脱することができるとともに、フロント枠を跳ね上げることができる着脱式跳ね上げ眼鏡に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
加齢により老眼が進行した人は手元が見えにくくなるため、必要に応じて老眼鏡を装着して手元を視認する。しかし、遠くを見るには老眼鏡が不要である場合もあり、手元を見るときだけ老眼鏡を利用する人も多い。
しかし、手元を見るときのために普段から老眼鏡を携行し、装着したり外したりするのは煩わしく不便である。
【0003】
そこで、従来では、老眼鏡のレンズが取り付けられたフロント枠を跳ね上げることができる跳ね上げ眼鏡が用いられている。跳ね上げ眼鏡を用いれば、フレームを装着した状態のままフロント枠を跳ね上げ、レンズを介することなく裸眼で遠くを視認することができる。その一方で、フレームを装着した状態のままフロント枠を降ろし、レンズを介することで手元を視認することができる。
このように、跳ね上げ眼鏡を用いれば、フレームは常時装着した状態のまま、必要に応じて裸眼の状態と老眼鏡のレンズを介した状態とを切り換えて視認することができる。
【0004】
例えば、特許文献1には、前掛眼鏡(フロント枠に相当)をスムーズかつ任意の角度に跳ね上げることができる跳ね上げ眼鏡の技術が開示されている。この跳ね上げ眼鏡800は、図10に示すように、眼鏡81 (フレームに相当)に前掛眼鏡82が付勢連結装置83を介して枢着されている。

勢連結装置83は、軸受突部84・84と嵌入突部85と軸体86とコイルバネ87と押圧支持ネジ88とから構成されている。
【0005】
上記構成であることにより、コイルバネ87の付勢力によって、押圧支持ネジ88の締め付けの摩擦力が増大する。摩擦力が大きくなることで、跳ね上げ時の回転によって押圧支持ネジ88が緩む方向に回転してしまうことを防止することができる。
【0006】
また、特許文献2には、居眠りを防止することができる機能を備えた跳ね上げ眼鏡の技術が開示されている。この居眠り防止用眼鏡900は、図11に示すように、フロントフレーム91(フロント枠に相当)のブリッジ裏面側からヒンジ部92・92が一体に突出している。また、ブローバー93には軸部94・94が設けられている。
【0007】
この軸部94・94に、ヒンジ部92・92が嵌合することで回転軸が構成されるため、ヒンジ部92・92を支点として、フロントフレーム91を上方に跳ね上げることができる。
また、ヒンジ部92・92は弾性的に拡開させて軸部94・94に嵌合させる構成であるため、容易に取り付けができる一方で、必要に応じて取り外して、別のフロントフレームと交換することもできる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2011-75862号公報
実用新案登録第3227691号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところが、特許文献1の技術では、跳ね上げのための枢着部の構造が複雑であり、製造コストが高いものとなっていた。また、コイルバネを挿入したりネジを締めたりする必要があるため、枢着部が大きくなり、フロント枠が前方に張り出すこととなる。そのため、外観上不体裁となるという問題もあった。
【0010】
一方、特許文献2の技術では、軸部にヒンジ部を押し付けて嵌合させる構成であるため、製造コストを低減させることができる。しかし、ヒンジ部が弾性的に拡開して軸部に嵌合することから、ヒンジ部を軸部から抜き去ろうとする力が働くと、軸部からヒンジ部が容易に外れてしまう。換言すると、使用中において意図しないときにフロント枠がブローバーから外れやすい構成であるという問題があった。
(【0011】以降は省略されています)

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