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公開番号
2025006333
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023107059
出願日
2023-06-29
発明の名称
照明装置
出願人
株式会社スマートセンシング
代理人
個人
,
個人
主分類
G02F
1/13 20060101AFI20250109BHJP(光学)
要約
【課題】液晶レンズアレイのさらなる活用を図ること。
【解決手段】本開示の照明装置は、第一の基板と第二の基板との間に形成された液晶層と、第一の基板と液晶層との間に配置され、複数の電極が所定のパターンで配列されて形成されたパターン電極層と、第二の基板と液晶層との間に配置されたグランド電極層と、パターン電極層に印加する電圧を制御する制御部と、を備え、パターン電極層の各電極により各液晶レンズが形成され、複数の液晶レンズの集合体により形成された液晶レンズアレイと、液晶レンズアレイに対して光を照射して液晶レンズアレイから透過させる光源と、を備え、制御部は、各電極に対する電圧を制御することで液晶レンズアレイからの光の透過状態を制御し、液晶レンズアレイが、液晶レンズアレイから透過された光を所定の対象物に対する照明光として照射するよう配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第一の基板及び第二の基板と、
前記第一の基板と前記第二の基板との間に形成された液晶層と、
前記第一の基板と前記液晶層との間に配置され、複数の電極が所定のパターンで配列されて形成されたパターン電極層と、
前記第二の基板と前記液晶層との間に配置されたグランド電極層と、
前記パターン電極層に印加する電圧を制御する制御部と、を備え、
前記パターン電極層の各前記電極により各液晶レンズが形成されており、複数の前記液晶レンズの集合体により形成された液晶レンズアレイと、
前記液晶レンズアレイに対して光を照射して当該液晶レンズアレイから透過させる光源と、
を備え、
前記制御部は、各前記電極に対する電圧を制御することで前記液晶レンズアレイからの光の透過状態を制御し、
前記液晶レンズアレイは、当該液晶レンズアレイから透過された光を所定の対象物に照明光として照射するよう配置されている、
照明装置。
続きを表示(約 890 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の照明装置であって、
前記制御部は、各前記電極に対する電圧を制御することで前記液晶レンズアレイから透過した前記照明光としての光の焦点を制御する、
照明装置。
【請求項3】
請求項1に記載の照明装置であって、
前記制御部は、前記電極の配置に応じて各前記電極に対する電圧を制御する、
照明装置。
【請求項4】
請求項3に記載の照明装置であって、
前記制御部は、前記電極の配置に応じて設定されたそれぞれ複数の前記電極からなる電極グループ毎に、当該電極グループに属する各前記電極に対する電圧を制御する、
照明装置。
【請求項5】
請求項4に記載の照明装置であって、
前記制御部は、特定の前記電極グループに属する各前記電極に対してのみ電圧を印加するよう制御する、
照明装置。
【請求項6】
請求項1に記載の照明装置であって、
前記光源からの光が入射されて前記液晶レンズアレイに対して出射するコリメータレンズを備えた、
照明装置。
【請求項7】
第一の基板及び第二の基板と、
前記第一の基板と前記第二の基板との間に形成された液晶層と、
前記第一の基板と前記液晶層との間に配置された電極層と、
前記第二の基板と前記液晶層との間に配置されたグランド電極層と、
前記電極層に印加する電圧を制御する制御部と、
を備えた液晶レンズと、
前記液晶レンズに対して光を照射して当該液晶レンズから透過させる光源と、
前記光源からの光が入射されて前記液晶レンズに対して出射するコリメータレンズと、
を備え、
前記制御部は、前記電極層に対する電圧を制御することで前記液晶レンズからの光の透過状態を制御し、
前記液晶レンズは、当該液晶レンズから透過された光を所定の対象物に照明光として照射するよう配置されている、
照明装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、液晶レンズアレイを用いた照明装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載のように、屈折率が電圧により変化するという液晶の性質を利用した液晶レンズアレイが開発されている。具体的に、特許文献1では、液晶層を挟む電極の電圧を可変調整することで液晶レンズの焦点距離を変更し、可動部を有しない照明制御装置として記載している。一例として、特許文献1では、液晶レンズアレイを、スマートフォンやタブレット端末等の情報処理端末において水平視差を考慮した三次元表示装置として利用可能であることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-112157号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した特許文献1では、液晶レンズアレイを3D表示装置として利用することしか記載されておらず、他の用途は記載されていない。このため、液晶レンズのさらなる活用を図ることができない、という問題が生じる。
【0005】
このため、本開示の目的は、上述した課題である、液晶レンズのさらなる活用を図ることができない、ことを解決することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一形態である照明装置は、
第一の基板及び第二の基板と、
前記第一の基板と前記第二の基板との間に形成された液晶層と、
前記第一の基板と前記液晶層との間に配置され、複数の電極が所定のパターンで配列されて形成されたパターン電極層と、
前記第二の基板と前記液晶層との間に配置されたグランド電極層と、
前記パターン電極層に印加する電圧を制御する制御部と、を備え、
前記パターン電極層の各前記電極により各液晶レンズが形成されており、複数の前記液晶レンズの集合体により形成された液晶レンズアレイと、
前記液晶レンズアレイに対して光を照射して当該液晶レンズアレイから透過させる光源と、
を備え、
前記制御部は、各前記電極に対する電圧を制御することで前記液晶レンズアレイからの光の透過状態を制御し、
前記液晶レンズアレイは、当該液晶レンズアレイから透過された光を所定の対象物に照明光として照射するよう配置されている、
という構成をとる。
【0007】
また、照明装置では、
前記制御部は、各前記電極に対する電圧を制御することで前記液晶レンズアレイから透過した前記照明光としての光の焦点を制御する、
という構成をとる。
【0008】
また、照明装置では、
前記制御部は、前記電極の配置に応じて各前記電極に対する電圧を制御する、
という構成をとる。
【0009】
また、照明装置では、
前記制御部は、前記電極の配置に応じて設定されたそれぞれ複数の前記電極からなる電極グループ毎に、当該電極グループに属する各前記電極に対する電圧を制御する、
という構成をとる。
【0010】
また、照明装置では、
前記制御部は、特定の前記電極グループに属する各前記電極に対してのみ電圧を印加するよう制御する、
という構成をとる。
(【0011】以降は省略されています)
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