TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025004596
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-15
出願番号
2023104383
出願日
2023-06-26
発明の名称
撮像素子
出願人
株式会社日本触媒
代理人
弁理士法人WisePlus
主分類
G02B
5/22 20060101AFI20250107BHJP(光学)
要約
【課題】簡易な構造でありながら、ゴースト現象等の発生を抑制して画質を向上させた撮像素子を提供する。
【解決手段】少なくともカバーガラス、光学レンズ群、及び、受光素子を光入射側から順に備える撮像素子であって、該光学レンズ群は、近赤外線吸収色素を含むレンズ素子を少なくとも1つ含み、該近赤外線吸収色素は、吸収極大波長が670~750nmの範囲にあるスクアリリウム系色素と、吸収極大波長が750~850nmの範囲にあるシアニン系色素とを含み、該カバーガラスは、少なくとも一方の表面に赤外線反射膜を有することを特徴とする撮像素子。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくともカバーガラス、光学レンズ群、及び、受光素子を光入射側から順に備える撮像素子であって、
該光学レンズ群は、近赤外線吸収色素を含むレンズ素子を少なくとも1つ含み、
該近赤外線吸収色素は、吸収極大波長が670~750nmの範囲にあるスクアリリウム系色素と、吸収極大波長が750~850nmの範囲にあるシアニン系色素とを含み、
該カバーガラスは、少なくとも一方の表面に赤外線反射膜を有する
ことを特徴とする撮像素子。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
前記スクアリリウム系色素及びシアニン系色素は、分光透過率曲線において、波長670~850nmの範囲における吸収極大の平行線透過率が1%である場合に、波長450~570nmの範囲において平行線透過率が60%以下となる吸収極大を有しないことを特徴とする請求項1に記載の撮像素子。
【請求項3】
前記レンズ素子における前記スクアリリウム系色素の含有量は、光入射側レンズ表面の単位面積当たり0.01~0.3g/m
2
であることを特徴とする請求項1に記載の撮像素子。
【請求項4】
前記レンズ素子における前記シアニン系色素の含有量は、光入射側レンズ表面の単位面積当たり0.01~0.5g/m
2
であることを特徴とする請求項1に記載の撮像素子。
【請求項5】
前記スクアリリウム系色素の含有量(X)と前記シアニン系色素の含有量(Y)の質量比(X/Y)が、1/5~5/1であることを特徴とする請求項1に記載の撮像素子。
【請求項6】
前記レンズ素子は、熱可塑性樹脂を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の撮像素子。
【請求項7】
前記レンズ素子のレンズ内の最小厚みと最大厚みの比(最小厚み/最大厚み)が、0.5~1.0であることを特徴とする請求項1に記載の撮像素子。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像素子に関する。より詳しくは、簡易な構造で、良好な画質の画像を得ることができる撮像素子に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、固体撮像素子を用いたデジタルカメラ等の撮像装置が主流になっている。このような撮像装置に使用されるカメラモジュール(撮像素子)は、パーソナルコンピューターやスマートフォン等の情報通信機器に搭載されるようになり、小型化や省スペース化が求められ、かつ、より良好な画質も求められている。
【0003】
このような撮像素子では、レンズやカメラ本体の中で強い光の反射が起こることによって画像の一部や全体が白っぽくなり、画像の鮮明さが損なわれるフレア現象や、反射した光が不要画像として写るゴースト現象が生じる場合がある。良好な画質の画像を得るためには、これらの現象を極力抑えることが必要である。
【0004】
これまでに、画質を向上させるために様々な方法が検討されている。
例えば、特許文献1には、ゴースト現象の主要な原因として、近赤外光の反射膜を含む近赤外線カットフィルタがCMOS等の受光素子の近傍にあることが記載され、近赤外光反射部と、近赤外光吸収部を別体とするカメラ構造とすることにより、画質を向上させたことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2018/155634号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記のとおり、ゴースト現象の発生を抑え、画質を向上させたカメラ構造が提案されているが、撮像素子には更なる小型化が求められており、画質が良好で、より小型化が可能な撮像素子を開発する余地があった。本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、簡易な構造でありながら、ゴースト現象等の発生を抑制して画質を向上させた撮像素子を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、上記の課題を解決すべく、撮像素子の構成について種々検討したところ、特定の2種の近赤外線吸収色素を含むレンズ素子を含む光学レンズ群と、少なくとも一方の表面に赤外線反射膜を有するカバーガラスと、受光素子とを、光入射側から特定の順で備えることにより、近赤外線吸収部を設けない簡易な構造でありながらゴースト現象等の発生を抑制して画質を向上させることができ、更に小型化することも可能な撮像素子となることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち、本発明は、下記の態様の発明を提供する。
<1>少なくともカバーガラス、光学レンズ群、及び、受光素子を光入射側から順に備える撮像素子であって、該光学レンズ群は、近赤外線吸収色素を含むレンズ素子を少なくとも1つ含み、該近赤外線吸収色素は、吸収極大波長が670~750nmの範囲にあるスクアリリウム系色素と、吸収極大波長が750~850nmの範囲にあるシアニン系色素とを含み、該カバーガラスは、少なくとも一方の表面に赤外線反射膜を有することを特徴とする撮像素子。
<2>上記スクアリリウム系色素及びシアニン系色素は、分光透過率曲線において、波長670~850nmの範囲における吸収極大の平行線透過率が1%である場合に、波長450~570nmの範囲において平行線透過率が60%以下となる吸収極大を有しないことを特徴とする上記<1>に記載の撮像素子。
<3>上記レンズ素子における上記スクアリリウム系色素の含有量は、光入射側レンズ表面の単位面積当たり0.01~0.3g/m
2
であることを特徴とする上記<1>又は<2>に記載の撮像素子。
<4>上記レンズ素子における前記シアニン系色素の含有量は、光入射側レンズ表面の単位面積当たり0.01~0.5g/m
2
であることを特徴とする上記<1>~<3>のいずれかに記載の撮像素子。
<5>上記スクアリリウム系色素の含有量(X)と前記シアニン系色素の含有量(Y)の質量比(X/Y)が、1/5~5/1であることを特徴とする上記<1>~<4>のいずれかに記載の撮像素子。
<6>上記レンズ素子は、熱可塑性樹脂を更に含むことを特徴とする上記<1>~<5>のいずれかに記載の撮像素子。
<7>上記レンズ素子のレンズ内の最小厚みと最大厚みの比(最小厚み/最大厚み)が、0.5~1.0であることを特徴とする上記<1>~<6>のいずれかに記載の撮像素子。
【発明の効果】
【0009】
本発明の撮像素子は、レンズ素子の少なくとも1つが近赤外線吸収部として機能するため、別途近赤外線吸収部を設ける必要がなく、簡易な構造でありながら、ゴースト現象等の発生を抑制して画質を向上させることができ、更に従来品より小型化することも可能である。また、赤外線反射膜の層数低減によって層構成の設計が容易になることにより、品質、歩留まりの低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例で得られた色素樹脂膜1の分光透過率曲線を示す図である。
実施例で得られた赤外線反射膜が形成されたカバーガラスの分光透過率曲線を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社日本触媒
二液型樹脂組成物
8日前
株式会社日本触媒
吸水性樹脂の製造方法
8日前
株式会社日本触媒
吸水性樹脂の製造方法
8日前
株式会社日本触媒
リサイクル吸水性樹脂
今日
株式会社日本触媒
吸水性樹脂の製造方法
8日前
株式会社日本触媒
再生吸水性樹脂の製造方法
今日
株式会社日本触媒
リサイクル吸水性樹脂組成物
今日
株式会社日本触媒
リサイクル吸水性樹脂の製造方法
今日
株式会社日本触媒
リサイクル吸水性樹脂の製造方法
8日前
株式会社日本触媒
再生吸水性樹脂組成物の製造方法
今日
株式会社日本触媒
硬化性組成物、硬化物、及び物品
1か月前
株式会社日本触媒
リサイクル吸水性樹脂の製造方法
今日
株式会社日本触媒
再生吸水性樹脂組成物の製造方法
今日
株式会社日本触媒
再生吸水性樹脂組成物の製造方法
今日
株式会社日本触媒
リサイクル吸水性樹脂及びその製造方法
今日
株式会社日本触媒
光照射利用システム、光反応方法、及び光反応装置
22日前
株式会社日本触媒
吸水性樹脂の可溶化方法および吸水性樹脂の製造方法
29日前
株式会社日本触媒
再生吸水性樹脂組成物の製造方法及び再生吸水性樹脂組成物
今日
株式会社日本触媒
樹脂組成物、光学フィルターおよび光学フィルターの製造方法
21日前
株式会社日本触媒
リサイクル吸水性樹脂組成物およびリサイクル吸水性樹脂組成物の製造方法
8日前
株式会社日本触媒
リサイクル吸水性樹脂の製造方法、および、リサイクル吸水性樹脂を原料の一部として用いる吸水性樹脂の製造方法
今日
株式会社日本触媒
リサイクル吸水性樹脂の製造方法、および、リサイクル吸水性樹脂を原料の一部として用いる吸水性樹脂の製造方法
8日前
株式会社日本触媒
リサイクル吸水性樹脂の製造方法、および、リサイクル吸水性樹脂を原料の一部として用いる吸水性樹脂の製造方法
8日前
株式会社日本触媒
リサイクル吸水性樹脂の製造方法、および、リサイクル吸水性樹脂を原料の一部として用いる吸水性樹脂の製造方法
今日
個人
ライトグリップ
今日
日本精機株式会社
表示装置
8日前
恵和株式会社
光学素子
今日
住友化学株式会社
光学積層体
7日前
住友化学株式会社
光学積層体
7日前
矢崎総業株式会社
光トランシーバ
4日前
日本精機株式会社
ヘッドアップディスプレイ装置
8日前
ブラザー工業株式会社
走査光学装置
8日前
キヤノン株式会社
画像表示装置
8日前
キヤノン株式会社
画像表示装置
7日前
キヤノン株式会社
画像表示装置
今日
クアーズテック合同会社
蛍光体プレート
今日
続きを見る
他の特許を見る