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公開番号
2025020945
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-13
出願番号
2023124589
出願日
2023-07-31
発明の名称
二液型樹脂組成物
出願人
株式会社日本触媒
代理人
弁理士法人WisePlus
主分類
C08F
2/44 20060101AFI20250205BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】 従来よりも、硬化時のモノマー転化率が高い二液型樹脂組成物を提供する。
【解決手段】 A液及びB液からなる二液型樹脂組成物であって、該A液は、重合性単量体と、反応促進剤とを含有し、該重合性単量体は、置換基を有していてもよい炭素数4~15の炭化水素基を有する(メタ)アクリレートを含み、該反応促進剤は、金属化合物を含み、該B液は、開始剤と反応促進助剤とを含有し、該反応促進助剤は、ジケトン化合物を含む、二液型樹脂組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
A液及びB液からなる二液型樹脂組成物であって、
該A液は、重合性単量体と、反応促進剤とを含有し、
該重合性単量体は、置換基を有していてもよい炭素数4~15の炭化水素基を有する(メタ)アクリレートを含み、
該反応促進剤は、金属化合物を含み、
該B液は、開始剤と反応促進助剤とを含有し、
該反応促進助剤は、ジケトン化合物を含む、二液型樹脂組成物。
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
前記置換基を有していてもよい炭素数4~15の炭化水素基を有する(メタ)アクリレートは、炭素数4~15のアルキル(メタ)アクリレートである、請求項1に記載の二液型樹脂組成物。
【請求項3】
前記ジケトン化合物、前記金属化合物における金属及び開始剤の合計の含有割合が、前記重合性単量体100質量%に対して2~50質量%である、請求項1に記載の二液型樹脂組成物。
【請求項4】
前記重合性単量体100質量%に対して、前記開始剤の含有割合が1.5質量%以上である、請求項1に記載の二液型樹脂組成物。
【請求項5】
前記重合性単量体の含有割合が、A液の総量(但し、A液に無機粒子が含まれる場合、無機粒子は除く)100質量%に対して、40~99.9質量%である、請求項1に記載の二液型樹脂組成物。
【請求項6】
前記置換基を有していてもよい炭素数4~15の炭化水素基を有する(メタ)アクリレートの含有量が、重合性単量体100質量%に対して、40~99.8質量%である、請求項1に記載の二液型樹脂組成物。
【請求項7】
前記A液及び/又はB液が、(メタ)アクリル系ポリマーを含む、請求項1に記載の二液型樹脂組成物。
【請求項8】
前記A液及び/又はB液が、可塑剤を含む、請求項1に記載の二液型樹脂組成物。
【請求項9】
前記A液及び/又はB液が、無機粒子を含む、請求項1に記載の二液型樹脂組成物。
【請求項10】
放熱材用途に用いられる、請求項1~9のいずれかに記載の二液型樹脂組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、二液型樹脂組成物に関する。より詳しくは、放熱材料等に有用な二液型樹脂組成物に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、自動車のバッテリーやパソコン等の電子機器等の性能向上に伴い発熱量が増加し、効率よく熱を放散するための放熱材が求められている。
放熱材料としては、例えば、樹脂に金属フィラーを分散させた熱伝導性組成物が知られている。
放熱材用樹脂組成物に関して、特許文献1には、A液およびB液を含む放熱材用二液型樹脂組成物であって、前記A液が(メタ)アクリル系ポリマー、ラジカル重合性モノマー、反応促進剤、ならびに(メタ)アクリレート系架橋剤およびアリル系架橋剤からなる群より選ばれた少なくとも1種の架橋剤を含有し、前記B液が(メタ)アクリル系ポリマーおよび過酸化物系重合開始剤を含有する放熱材用二液型樹脂組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開2021/039749号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の通り、従来、放熱材用途に用いられる樹脂組成物が開発されているが、残存モノマーによる臭気の問題、基板や人体への影響を充分に低減する観点から、二液型樹脂組成物は、硬化時のモノマー転化率(単官能モノマー転化率)をより向上させることが期待されている。
【0005】
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、従来よりも、硬化時のモノマー転化率が高い二液型樹脂組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、二液型樹脂組成物について種々検討したところ、置換基を有していてもよい炭素数4~15の炭化水素基を有する(メタ)アクリレートを含む重合性単量体と反応促進剤とを含有するA液と、ジケトン化合物を含む反応促進助剤と開始剤とを含有するB液からなる二液型樹脂組成物が、従来の二液型樹脂組成物よりも、硬化時のモノマー転化率が高いことを見いだし、上記課題をみごとに解決することができることに想到し、本発明に到達したものである。
【0007】
本発明は、以下の二液型樹脂組成物等を包含する。
〔1〕A液及びB液からなる二液型樹脂組成物であって、該A液は、重合性単量体と、反応促進剤とを含有し、該重合性単量体は、置換基を有していてもよい炭素数4~15の炭化水素基を有する(メタ)アクリレートを含み、該反応促進剤は、金属化合物を含み、該B液は、開始剤と反応促進助剤とを含有し、該反応促進助剤は、ジケトン化合物を含む、二液型樹脂組成物。
〔2〕上記置換基を有していてもよい炭素数4~15の炭化水素基を有する(メタ)アクリレートは、炭素数4~15のアルキル(メタ)アクリレートである、上記〔1〕に記載の二液型樹脂組成物。
〔3〕上記ジケトン化合物、上記金属化合物における金属及び開始剤の合計の含有割合が、上記重合性単量体100質量%に対して2~50質量%である、上記〔1〕又は〔2〕に記載の二液型樹脂組成物。
〔4〕上記重合性単量体100質量%に対して、上記開始剤の含有割合が1.5質量%以上である、上記〔1〕~〔3〕のいずれかに記載の二液型樹脂組成物。
〔5〕上記重合性単量体の含有割合が、A液の総量(但し、A液に無機粒子が含まれる場合、無機粒子は除く)100質量%に対して、40~99.9質量%である、上記〔1〕~〔4〕のいずれかに記載の二液型樹脂組成物。
〔6〕上記置換基を有していてもよい炭素数4~15の炭化水素基を有する(メタ)アクリレートの含有量が、重合性単量体100質量%に対して、40~99.8質量%である、上記〔1〕~〔5〕のいずれかに記載の二液型樹脂組成物。
〔7〕上記A液及び/又はB液が、(メタ)アクリル系ポリマーを含む、上記〔1〕~〔6〕のいずれかに記載の二液型樹脂組成物。
〔8〕上記A液及び/又はB液が、可塑剤を含む、上記〔1〕~〔7〕のいずれかに記載の二液型樹脂組成物。
〔9〕上記A液及び/又はB液が、無機粒子を含む、上記〔1〕~〔8〕のいずれかに記載の二液型樹脂組成物。
〔10〕放熱材用途に用いられる、上記〔1〕~〔9〕のいずれかに記載の二液型樹脂組成物。
【発明の効果】
【0008】
本発明の二液型樹脂組成物は、上述の構成よりなり、従来の二液型樹脂組成物よりも硬化時のモノマー転化率が高いため、残存モノマーによる臭気の問題、基板や人体への影響を充分に低減することができ、例えば、放熱材用の樹脂、接着剤、粘着剤等に好適に用いることができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に本発明の好ましい形態について具体的に説明するが、本発明は以下の記載のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において適宜変更して適用することができる。なお、以下に記載される本発明の個々の好ましい形態を2又は3以上組み合わせた形態も、本発明の好ましい形態に該当する。
【0010】
本発明の二液型樹脂組成物は、A液とB液とからなる二液型の樹脂組成物である。A液とB液と反応させて硬化物等を得ることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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