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公開番号2025043523
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-01
出願番号2023150841
出願日2023-09-19
発明の名称処理システムおよび処理方法
出願人株式会社日本製鋼所
代理人個人
主分類C08J 11/12 20060101AFI20250325BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】再利用が可能な物質を効率よく回収する処理システム等を提供すること。
【解決手段】処理システム1は、供給装置10、切替機構20、熱分解装置30および第1回収装置50を有している。供給装置10は、分岐部を有する供給管11に対して処理対象を連続的にまたは断続的に供給する。切替機構20は、分岐部における処理対象の流路を選択可能に切り替える。熱分解装置30は、分岐した複数の供給管のそれぞれの下流において処理対象を受け取り、受け取った処理対象にマイクロ波を照射して熱分解する。第1回収装置50は、熱分解により生じた流体を含む第1生成物を複数の熱分解装置から順次回収する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
分岐部を有する供給管に対して処理対象を連続的にまたは断続的に供給する供給装置と、
前記分岐部における前記処理対象の流路を選択可能に切り替える切替機構と、
分岐した複数の供給管のそれぞれの下流において前記処理対象を受け取り、受け取った前記処理対象にマイクロ波を照射して熱分解する複数の熱分解装置と、
熱分解により生じた流体を含む第1生成物を複数の前記熱分解装置から順次回収する第1回収装置と、を備える
処理システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記供給装置は、加熱および混練した前記処理対象を連続して前記供給管に押し出す押出装置、または加熱および混練した前記処理対象を断続的に前記供給管に射出する射出装置である、
請求項1に記載の処理システム。
【請求項3】
前記熱分解装置は、
所定量の前記処理対象を受け入れる容器と、
前記容器内の前記処理対象を熱分解するために前記処理対象に対してマイクロ波を照射する照射装置と、
熱分解して生成された前記第1生成物を送出する第1送出口と、
前記第1生成物以外の第2生成物を送出する第2送出口と、を有する、
請求項1に記載の処理システム。
【請求項4】
前記熱分解装置から前記第2生成物を順次回収し、回収した前記第2生成物から炭素を分離して抽出する第2回収装置をさらに備える、
請求項3に記載の処理システム。
【請求項5】
前記切替機構は、熱分解された前記処理対象を送出した後の前記熱分解装置に、前記供給装置から受け取った前記処理対象を供給するように前記流路を切り替える、
請求項1~4のいずれか一項に記載の処理システム。
【請求項6】
前記流路を所定の切替条件に基づいて切り替えるよう前記切替機構を制御する制御装置をさらに備える、
請求項5に記載の処理システム。
【請求項7】
前記制御装置は、前記切替条件として予め設定された切替時間ごとに前記流路を切り替えるよう前記切替機構を制御する、
請求項6に記載の処理システム。
【請求項8】
前記供給装置は、樹脂を少なくとも含む前記処理対象を前記供給管に供給し、
前記熱分解装置は、前記マイクロ波を照射することにより少なくとも水素が抽出可能に前記処理対象を熱分解する、
請求項1に記載の処理システム。
【請求項9】
前記供給装置は、前記樹脂と、熱分解を促すための触媒と、を含む前記処理対象を前記供給管に供給する、
請求項8に記載の処理システム。
【請求項10】
前記熱分解装置は、周波数2.45GHzの前記マイクロ波を照射することにより前記処理対象を熱分解する、
請求項9に記載の処理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は処理システムおよび処理方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
廃プラスチックを分解して再利用が可能な物質を取り出す技術として、ケミカルリサイクルと呼ばれる手法が存在する。
【0003】
例えば、特許文献1に記載の処理装置は、廃プラスチックを加熱して、塩素系ポリマ-を熱分解させて塩素化合物を発生させ、溶融廃プラスチックと塩素化合物とに分離する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-317072号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
循環型社会の実現に向けて、リサイクル技術のさらなる向上が期待されている。
【0006】
本開示は、このような課題を解決するために成されたものであって、再利用が可能な物質を効率よく回収する処理システム等を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示にかかる処理システムは、供給装置、切替機構、熱分解装置および第1回収装置を有している。供給装置は、分岐部を有する供給管に対して処理対象を連続的にまたは断続的に供給する。切替機構は、分岐部における処理対象の流路を選択可能に切り替える。熱分解装置は、分岐した複数の供給管のそれぞれの下流において処理対象を受け取り、受け取った処理対象にマイクロ波を照射して熱分解する。第1回収装置は、熱分解により生じた流体を含む第1生成物を複数の熱分解装置から順次回収する。
【0008】
本開示にかかる処理方法は、処理システムが、以下の処理を実行する。処理システムは、分岐部を有する供給管に対して処理対象を連続的にまたは断続的に供給する。処理システムは、分岐部における処理対象の流路を順次選択する。処理システムは、分岐した複数の供給管のそれぞれに設けられた熱分解装置のうち、選択にかかる熱分解装置に対して処理対象を供給する。処理システムは、処理対象を受け取った熱分解装置に処理対象を熱分解させる。処理システムは、熱分解の後に生じた流体を複数の熱分解装置から順次回収する。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、再利用が可能な物質を効率よく回収する処理システムおよび処理方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態1にかかる処理システムの全体構成図である。
実施の形態1にかかる処理システムのブロック図である。
実施の形態1にかかる処理方法のフローチャートである。
切替機構と熱分解装置の状態変化を示す図である。
熱分解装置の構成図である。
熱分解装置の第1の状態を示す図である。
熱分解装置の第2の状態を示す図である。
熱分解装置の処理方法を示すフローチャートである。
実施の形態2にかかる処理システムの全体構成図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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