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公開番号2025031664
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2024140842
出願日2024-08-22
発明の名称ポリオレフィン系樹脂組成物
出願人東ソー株式会社
代理人
主分類C08L 23/00 20060101AFI20250228BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】アルデヒドに由来する臭気が低減されたポストコンシューマーリサイクル(PCR)ポリオレフィンを含む樹脂組成物を提供する。
【解決手段】ポストコンシューマーリサイクル(PCR)ポリオレフィンとアルデヒド捕捉剤とを含み、該アルデヒド捕捉剤がアミノオキシアルキル基を含む特定の化合物と担体とが化学結合により結合したアミノオキシアルキル基担持担体であり、該アミノオキシアルキル基担持担体が下記式(2)~(4)で示される構造のうちいずれか1つ以上の構造を有する、ポリオレフィン系樹脂組成物。
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【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ポストコンシューマーリサイクル(PCR)ポリオレフィンとアルデヒド捕捉剤とを含み、
該アルデヒド捕捉剤が下記式(1)で表される化合物と担体とが化学結合により結合したアミノオキシアルキル基担持担体であり、
該アミノオキシアルキル基担持担体が下記式(2)~(4)で示される構造のうちいずれか1つ以上の構造を有する、ポリオレフィン系樹脂組成物。
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[上記式(1)~(4)中、Rは炭素数1~4のアルキル基を表し、Xは炭素数1~4のアルコキシ基を表し、mは0~2の整数を表し、m’は、0~1の整数を表し、nは1~12の整数を表す。mが0又は1、若しくはm’が0のとき、複数のXは同一又は相異なっていてもよく、mが2のとき、複数のRは同一又は相異なっていてもよい。]
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
ポストコンシューマーリサイクル(PCR)ポリオレフィンにおけるポリオレフィンが、ポリエチレンである、請求項1に記載のポリオレフィン系樹脂組成物。
【請求項3】
式(1)、(2a)~(2c)中、Rがメチル基であり、Xが、各々独立して、メトキシ基、エトキシ基又はイソプロポキシ基である、請求項1に記載のポリオレフィン系樹脂組成物。
【請求項4】
担体が、シリカゲル、アルミナ、ゼオライト、マグネシア、チタニア、ジルコニア、セリア、珪藻土、活性炭、セルロース、又はヒドロキシアパタイトである、請求項1又は2に記載のポリオレフィン系樹脂組成物。
【請求項5】
担体が、シリカゲルである、請求項4に記載のポリオレフィン系樹脂組成物。
【請求項6】
アルデヒド捕捉剤の含有量が、前記ポリオレフィン系樹脂組成物の総量に対して、0.01質量%以上10質量%以下である、請求項1又は2に記載のポリオレフィン系樹脂組成物。
【請求項7】
ポストコンシューマーリサイクル(PCR)ポリオレフィンがアルデヒドを含む、請求項1又は2に記載のポリオレフィン系樹脂組成物。
【請求項8】
ポストコンシューマーリサイクル(PCR)ポリオレフィンに含まれるアルデヒドがアセトアルデヒド及び/又はブチルアルデヒドである、請求項7に記載のポリオレフィン系樹脂組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、アルデヒドに由来する臭気が低減されたポリオレフィン系樹脂組成物に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、プラスチックによる環境汚染が問題視され、プラスチック製品のマテリアルリサイクルが促進されている。
【0003】
プラスチックリサイクルは、リサイクルする原料・分別元によって、「ポストコンシューマーリサイクル(PCR)」と「ポストインダストリアルリサイクル(PIR)」の2つに分けられる。ポストコンシューマーリサイクル(PCR)とは、市場で使用済みの製品を回収、再生資源化することをいい、ポストインダストリアルリサイクル(PIR)とは、市場に出る前の製品製造工程で発生した材料をリサイクル・再利用することをいう。
【0004】
廃プラスチックを再利用し、成形品を得るまでの工程は、一般に、回収した廃プラスチックの洗浄、脱水、粉砕、リペレット、成形が挙げられる。
【0005】
ここで、ポストコンシューマーリサイクル(PCR)に供される廃プラスチックは主成分以外に多種多様な物質を含有しており、洗浄工程後もこのような不純物が残留していることが多い。このようなことから、リサイクルプラスチック材を原材料として用いた成形品は、不純物に由来するアルデヒド等により臭気が発生し使用し難いものであるばかりか、成形加工性が低下するという問題がある。
【0006】
このような状況下、廃プラスチックに含まれる不純物の除去は、これまでにも検討されている。
【0007】
例えば、プラスチック製容器包装廃棄物やその他の一般プラスチック製品の廃棄物等の塩化ビニル樹脂を含む廃プラスチックに、酸化マグネシウムやハイドロタルサイト等の受酸剤を添加し、塩酸の発生を抑制する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0008】
また、ポリオレフィン系包装容器の再生樹脂層を含む多層プラスチック容器に、ゼオライト等の吸着剤を添加し、熱劣化により発生する炭化水素系揮発物を吸着させた、臭気の少ない再生樹脂容器が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0009】
しかしながら、特許文献1に記載の方法は塩酸の抑制方法について、特許文献2に記載の方法は炭化水素系揮発物の吸着による臭気の低減方法についての検討であり、アルデヒドの低減については検討されていない。また、一般に樹脂成型を行う際は200℃以上に加温することが多いが、この際に既存のアルデヒド捕捉剤は失活してしまう場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特許第4828836号公報
特開1995-33172号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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