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公開番号2024115053
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-26
出願番号2023020504
出願日2023-02-14
発明の名称セメント抵抗器
出願人ミクロン電気株式会社
代理人個人
主分類H01C 1/028 20060101AFI20240819BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】セメント抵抗器の取付作業の工数を低減すると共に、小型化を図る。
【解決手段】抵抗素子5と、抵抗素子を収容し、抵抗素子の一端5aが接続される導電性のケース2と、抵抗素子の他端5bが接続され、ケースの外部に導出される電極6とを備え、抵抗素子をケースに収容した状態でケース内にセメント7を充填して硬化させたセメント抵抗器1。ケースは、ケースの外面から突出する板状部2aを備え、板状部に貫通孔2bを穿設してもよく、電極6を板状に形成し、貫通孔6bを穿設してもよい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
抵抗素子と、
該抵抗素子を収容し、該抵抗素子の一端が接続される導電性のケースと、
前記抵抗素子の他端が接続され、前記ケースの外部に導出される電極とを備え、
前記抵抗素子を前記ケースに収容した状態で該ケース内にセメントを充填して硬化させたことを特徴とするセメント抵抗器。
続きを表示(約 140 文字)【請求項2】
前記ケースは、該ケースの外面から突出する板状部を備え、該板状部には貫通孔が穿設されることを特徴とする請求項1に記載のセメント抵抗器。
【請求項3】
前記電極は板状に形成され、貫通孔が穿設されることを特徴とする請求項1又は2に記載のセメント抵抗器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、抵抗素子をセメントで封入した抵抗器に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、図4に示すようなセメント抵抗器が用いられている。このセメント抵抗器11は、図4(a)に示すように、セラミック基板13に厚膜ペースト14を印刷して形成された厚膜抵抗素子(以下「抵抗素子」と略称する。)15と、抵抗素子15からケース12の外部に導出される正負2本の電極16、17を金属製のケース12に収容し、図4(b)に示すように、抵抗素子15等をセメント20で封止して製造される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記セメント抵抗器11を取り付ける際には、例えば、ケース12の外面から突出する板状部18、19に穿設された貫通孔18a、19aを利用して相手方の筐体等にねじで締結し、さらに各電極16、17を相手方の電極に締結する必要があるため、作業が煩雑になるという問題があった。
【0004】
また、金属製のケース12、2本の電極16、17及びセメント抵抗器11の内部の導電部は、セメント抵抗器11が取り付けられる筐体等への漏電を防止するために要求される耐電圧を満足させる必要があり、セメント抵抗器11全体が大型化するという問題もあった。
【0005】
そこで、本発明は、セメント抵抗器の取付作業の工数を低減すると共に、セメント抵抗器の小型化を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明は、セメント抵抗器であって、抵抗素子と、該抵抗素子を収容し、該抵抗素子の一端が接続される導電性のケースと、前記抵抗素子の他端が接続され、前記ケースの外部に導出される電極とを備え、前記抵抗素子を前記ケースに収容した状態で該ケース内にセメントを充填して硬化させたことを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、導電性のケースそのものを一つの電極として機能させたため、ケースを相手方の電極に接続した時点で、セメント抵抗器の片側の取付作業と、片側の電気接続が完了する。また、導電性のケースそのものを一つの電極としたことにより、従来要求された相手方の筐体等への漏電を防止するための耐電圧が不要となる。これらにより、セメント抵抗器の取付作業の工数削減及び小型化が可能となる。さらに、他方の電極をケースの外部に導出して取付部としても利用したため、セメント抵抗器の取付作業の工数をさらに削減することができ、小型化も可能となる。
【0008】
上記セメント抵抗器に、前記ケースの外面から突出する板状部を設け、該板状部に貫通孔を穿設することで、貫通孔を利用して相手方の電極に容易に接続することができる。
【0009】
上記セメント抵抗器において、前記電極を板状に形成して貫通孔を穿設することで、貫通孔を利用して相手方の電極に容易に接続することができる。
【発明の効果】
【0010】
以上説明したように、本発明によれば、取付作業の工数を低減することができると共に、小型のセメント抵抗器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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