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公開番号
2025004935
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-16
出願番号
2023104848
出願日
2023-06-27
発明の名称
コネクタ
出願人
日本圧着端子製造株式会社
代理人
個人
主分類
H01R
4/2445 20180101AFI20250108BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】切断刃とハウジングとの当接を好適に防止してマグネットワイヤの端部を適切に切断でき、コンタクトとマグネットワイヤを適切に圧接でき、さらに、マグネットワイヤが細い場合でも適切にマグネットワイヤの端部を切断できる、コネクタを提供する。
【解決手段】ハウジング11は、マグネットワイヤ100が配置される本体ハウジング部20と、本体ハウジング部20との間でマグネットワイヤ100を挟み込んで保持するカバーハウジング部21とを有する。コンタクト12は、ハウジング11が嵌め込まれる枠体33と、スリット刃34aを有してマグネットワイヤ100に圧接される圧接部34と、マグネットワイヤ100を切断する切断刃35aを有する切断部35とを備える。枠体33には、ハウジング11を枠体33の壁部41に押し付けるように付勢してハウジング11の枠体33内での位置を位置決めするバネ部36が設けられる。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
心線とその周囲のエナメル被覆とを含む電線として構成されたマグネットワイヤに対して圧接されて電気的に接続されるコネクタであって、
前記マグネットワイヤを保持するハウジングと、前記マグネットワイヤに圧接されるコンタクトと、を備え、
前記ハウジングは、前記マグネットワイヤが配置されるワイヤ配置溝が設けられた本体ハウジング部と、前記本体ハウジング部に取り付けられて前記本体ハウジング部との間で前記マグネットワイヤを挟み込んで保持するカバーハウジング部と、を有し、
前記コンタクトは、前記マグネットワイヤを保持した前記ハウジングが嵌め込まれる枠体と、前記枠体の内側で前記枠体と一体に設けられ、前記エナメル被覆を切り破るスリット刃を有して前記マグネットワイヤに圧接される圧接部と、前記枠体と一体に設けられ、前記マグネットワイヤを切断する切断刃を有する切断部と、を有し、
前記本体ハウジング部及び前記カバーハウジング部には、前記ハウジングが前記枠体に嵌め込まれた際に前記圧接部が挿入される圧接部用溝が設けられ、
前記本体ハウジング部には、前記ハウジングが前記枠体に嵌め込まれた際に前記切断部が挿入される切断部用溝が設けられ、
前記枠体には、前記圧接部が前記圧接部用溝に挿入されるとともに前記切断部が前記切断部用溝に挿入されるように、前記ハウジングを前記枠体の壁部に押し付けるように付勢して前記ハウジングの前記枠体内での位置を位置決めするバネ部が設けられていることを特徴とする、コネクタ。
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【請求項2】
請求項1に記載のコネクタであって、
前記カバーハウジング部は、前記本体ハウジング部に対して嵌め込まれるようにして取り付けられることを特徴とする、コネクタ。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のコネクタであって、
前記本体ハウジング部には、前記ワイヤ配置溝に前記マグネットワイヤを誘導するテーパ状のガイド溝が設けられていることを特徴とする、コネクタ。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載のコネクタであって、
前記本体ハウジング部と前記カバーハウジング部とがヒンジ部を介して一体に設けられていることを特徴とする、コネクタ。
【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載のコネクタであって、
前記バネ部は、前記枠体において、前記ハウジングに保持された前記マグネットワイヤが延びるワイヤ長手方向における一方の壁部に設けられ、前記バネ部が前記ハウジングを前記ワイヤ長手方向における前記枠体の他方の壁部に押し付けるように付勢することで、前記ハウジングの前記枠体内での位置を位置決めすることを特徴とする、コネクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、心線とその周囲のエナメル被覆とを含む電線として構成されたマグネットワイヤに対して圧接されて電気的に接続されるコネクタに関する。
続きを表示(約 3,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、電動モータあるいはレゾルバ等の電気機器の巻線として、心線とその周囲のエナメル被覆とを含む電線として構成されたマグネットワイヤが用いられている。電動モータあるいはレゾルバ等の電気機器が他の機器に接続される際には、マグネットワイヤに対して圧接されて電気的に接続されるコネクタが必要となる。このようなマグネットワイヤに対して圧接されて電気的に接続されるコネクタとして、例えば、特許文献1に開示されたコネクタが知られている。
【0003】
特許文献1に開示されたコネクタは、ハウジングとしての絶縁体10及び絶縁カバー11と、コンタクトとしてのワイヤコネクタ素子12と、マグネットワイヤの端部を切断するための金属線切断及び歪緩和素子14と、を備え、マグネットワイヤとしての電線41に対して圧接されて電気的に接続されるように構成されている。
【0004】
絶縁体10は、絶縁カバー11が嵌め込まれる枠状に形成されている。絶縁カバー11の電線溝32に電線41が挿入された状態で、絶縁カバー11が絶縁体10に嵌め込まれる。ワイヤコネクタ素子12と、金属線切断及び歪緩和素子14とは、絶縁体10の内側に配置されている。ワイヤコネクタ素子12には、電線41のエネメル被覆を切り破って電線41に圧接されるスリット刃としてのワイヤコネクタ溝21が設けられている。金属線切断及び歪緩和素子14には、電線41の端部を切断する切断刃24が設けられている。電線41が電線溝32に挿入された状態で絶縁カバー11が絶縁体10に嵌め込まれると、電線41の端部が切断刃24によって切断されるとともに、電線41がワイヤコネクタ素子12に対して圧接される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開昭58-214283号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に開示されたコネクタにおいては、枠状に設けられた絶縁体10と絶縁体10に嵌め込まれる絶縁カバー11との間でガタがあると、絶縁体10に絶縁カバー11を嵌め込む位置のずれが生じてしまうことになる。絶縁体10に絶縁カバー11を嵌め込む位置のずれが生じると、絶縁カバー11と切断刃24とが当接してしまい、マグネットワイヤとしての電線41の端部を適切に切断できない虞がある。また、絶縁体10に絶縁カバー11を嵌め込む位置のずれが生じると、絶縁カバー11が、ワイヤコネクタ素子12のスリット刃のワイヤコネクタ溝21に当接してしまい、マグネットワイヤとしての電線41とコンタクトとしてのワイヤコネクタ素子12とを適切に圧接することができない虞がある。
【0007】
また、絶縁カバー11には、絶縁体10に嵌め込まれる際に、電線41の端部を切断する切断刃24が挿入される溝が設けられている。絶縁体10に絶縁カバー11を嵌め込む位置のずれが生じていない状態では、絶縁カバー11における溝の縁部と切断刃24と間で適切なクリアランスが保たれ、電線41の端部が適切に切断される。しかし、絶縁体10と絶縁カバー11との間にガタがあり、絶縁体10に絶縁カバー11を嵌め込む位置のずれが生じると、絶縁カバー11における溝の縁部と切断刃24と間の隙間が大きくなってしまう虞がある。この場合、マグネットワイヤとしての電線41の径が細い場合、電線41が絶縁カバー11における溝の内側に押し込まれてしまい、電線41を切断できない虞がある。
【0008】
本発明は、上記実情に鑑みることにより、マグネットワイヤとコンタクトとを圧接するとともにマグネットワイヤの端部を切断刃によって切断するコネクタにおいて、切断刃がコネクタのハウジングと当接してしまうことを好適に防止してマグネットワイヤの端部を適切に切断できるとともに、コンタクトとマグネットワイヤを適切に圧接でき、さらに、マグネットワイヤが細い場合であっても適切にマグネットワイヤの端部を切断することできる、コネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1)上記目的を達成するための本発明のある局面に係るコネクタは、心線とその周囲のエナメル被覆とを含む電線として構成されたマグネットワイヤに対して圧接されて電気的に接続されるコネクタに関する。そして、本発明のある局面に係るコネクタは、前記マグネットワイヤを保持するハウジングと、前記マグネットワイヤに圧接されるコンタクトと、を備え、前記ハウジングは、前記マグネットワイヤが配置されるワイヤ配置溝が設けられた本体ハウジング部と、前記本体ハウジング部に取り付けられて前記本体ハウジング部との間で前記マグネットワイヤを挟み込んで保持するカバーハウジング部と、を有し、前記コンタクトは、前記マグネットワイヤを保持した前記ハウジングが嵌め込まれる枠体と、前記枠体の内側で前記枠体と一体に設けられ、前記エナメル被覆を切り破るスリット刃を有して前記マグネットワイヤに圧接される圧接部と、前記枠体と一体に設けられ、前記マグネットワイヤを切断する切断刃を有する切断部と、を有し、前記本体ハウジング部及び前記カバーハウジング部には、前記ハウジングが前記枠体に嵌め込まれた際に前記圧接部が挿入される圧接部用溝が設けられ、前記本体ハウジング部には、前記ハウジングが前記枠体に嵌め込まれた際に前記切断部が挿入される切断部用溝が設けられ、前記枠体には、前記圧接部が前記圧接部用溝に挿入されるとともに前記切断部が前記切断部用溝に挿入されるように、前記ハウジングを前記枠体の壁部に押し付けるように付勢して前記ハウジングの前記枠体内での位置を位置決めするバネ部が設けられていることを特徴とする。
【0010】
この構成によると、本体ハウジング部及びカバーハウジング部で構成されたハウジングでマグネットワイヤが挟まれて保持された状態で、ハウジングがコンタクトの枠体に嵌め込まれる。そして、ハウジングがコンタクトの枠体に嵌め込まれると、コンタクトの枠体に設けられたバネ部によってハウジングが付勢されてハウジングが枠体内の壁部に押し付けられて枠体内でのハウジングの位置決めがなされる。このため、コンタクトの枠体とハウジングとの間でガタがあってコンタクトの枠体へハウジングを嵌め込む位置のずれがあっても、バネ部によってハウジングが枠体の壁部に押し付けられてハウジングの枠体内での位置決めがなされることになる。そして、ハウジングが枠体内に嵌め込まれる際に枠体内でのハウジングの位置決めがなされることで、コンタクトの切断部がハウジングの切断部用溝に確実に挿入されるとともに、コンタクトの圧接部がハウジングの圧接部用溝に確実に挿入される。これにより、コンタクトの切断部がハウジングと当接することなく、ハウジングの切断部用溝に挿入されて、マグネットワイヤの端部がコンタクトの切断部によって確実に切断される。そして、コンタクトの圧接部がハウジングと当接することなく、ハウジングの圧接部用溝に挿入されて、マグネットワイヤが圧接部に圧接される。よって、上記の構成によると、切断刃がコネクタのハウジングと当接してしまうことを好適に防止してマグネットワイヤの端部を適切に切断できるとともに、コンタクトとマグネットワイヤを適切に圧接できる。また、上記の構成によると、ハウジングが枠体内に嵌め込まれる際に枠体内でのハウジングの位置決めがなされるため、マグネットワイヤの径が細い場合であっても、切断部用溝の縁部と切断部の切断刃との間の隙間が大きくなってしまうことを防止することができる。これにより、マグネットワイヤの径が細い場合であっても、マグネットワイヤを確実に切断することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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