TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025007177
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023108401
出願日2023-06-30
発明の名称速結端子
出願人河村電器産業株式会社
代理人個人,個人
主分類H01R 4/48 20060101AFI20250109BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電線と端子との接続の安定性の向上が図れる速結端子を提供する。
【解決手段】速結端子1は、電線100が挿入される挿入穴3Bを有している本体3と、本体3に収容され、電線100と接触して電線100と電気的に接続される端子5と、本体3に収容され、端子5に対する電線100の接触状態を保持する保持体7と、電線100が挿入穴3Bを介して本体3に挿入されて電線100が本体3における規定位置まで挿入された場合に、保持体7による電線100の保持を可能にする接続機構9と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電線と電気的に接続される速結端子であって、
前記電線が挿入される挿入穴を有している本体と、
前記本体に収容され、前記電線と接触して前記電線と電気的に接続される端子と、
前記本体に収容され、前記端子に対する前記電線の接触状態を保持する保持体と、
前記電線が前記挿入穴を介して前記本体に挿入されて当該電線が前記本体における規定位置まで挿入された場合に、前記保持体による前記電線の保持を可能にする接続機構と、を備える、速結端子。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記接続機構は、
前記電線が前記規定位置に到達したときに当接し、前記電線の進入方向への移動に連動して移動する第一部材と、
前記電線と前記保持体との接触を許可しない第一位置と、前記電線と前記保持体との接触を許可する第二位置と、に移動可能に設けられている第二部材と、を有し、
前記第二部材は、前記第一部材と係合しているときに前記第一位置に位置し、前記第一部材との係合が解除されているときに前記第二位置に位置し、
前記第一部材の移動によって前記第一部材と前記第二部材との係合が解除され、前記第二部材が前記第一位置から前記第二位置に移動する、請求項1に記載の速結端子。
【請求項3】
前記第一部材は、前記電線の先端に接触して前記電線が前記本体から抜ける方向に前記電線を押し返す押返部材を有する、請求項2に記載の速結端子。
【請求項4】
前記保持体は、
前記電線を前記端子側に付勢して前記電線を押圧する押圧部と、
前記電線に接触して前記電線が前記本体から抜ける方向に移動することを規制する規制部と、を有し、
前記接続機構は、前記電線が前記本体における前記規定位置まで挿入された場合に、前記規制部と前記電線との接触を可能にする、請求項2に記載の速結端子。
【請求項5】
前記挿入穴において前記電線が挿入されていることを検知する第一検知部と、
前記第一部材と前記第二部材とが係合していることを検知する第二検知部と、
前記第一検知部において前記電線が検知されており、且つ、前記第二検知部において前記第一部材と前記第二部材との係合が検知されている場合に作動する報知部と、を備える、請求項2に記載の速結端子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、速結端子に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来の速結端子として、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1に記載の速結端子は、樹脂製の本体と、電線と電気的に接続される端子と、電線を端子に向かって押圧して、電線と端子との接触状態を保持する保持体と、を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-92846号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
速結端子において、電線が本体における規定位置(本体の奥まで)まで挿入されていない場合、電線と端子との接続が不安定になったり、電線が抜けたりするおそれがある。そのため、電線と端子との安定的な接続(確実な接続)を確保するためには、電線が規定位置まで確実に挿入されている必要がある。しかしながら、速結端子では、端子や保持体の配置やスペース等の制限により、電線の位置を視認可能とするための構造を実現するのは容易ではない。
【0005】
本発明は、電線と端子との接続の安定性の向上が図れる速結端子を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明に係る速結端子は、電線と電気的に接続される速結端子であって、電線が挿入される挿入穴を有している本体と、本体に収容され、電線と接触して電線と電気的に接続される端子と、本体に収容され、端子に対する電線の接触状態を保持する保持体と、電線が挿入穴を介して本体に挿入されて当該電線が本体における規定位置まで挿入された場合に、保持体による電線の保持を可能にする接続機構と、を備える。
【0007】
本発明に係る速結端子では、接続機構は、電線が挿入穴を介して本体に挿入されて当該電線が本体における規定位置まで挿入された場合に、保持体による電線の保持を可能にする。すなわち、速結端子では、電線が本体の規定位置まで挿入されていない場合には、保持体による電線の保持が行われない。そのため、速結端子では、電線が本体に確実に挿入されている場合にのみ電線を保持体によって保持できる。したがって、速結端子では、電線と端子との接続の安定性の向上が図れる。
【0008】
(2)上記(1)の速結端子において、接続機構は、電線が規定位置に到達したときに当接し、電線の進入方向への移動に連動して移動する第一部材と、電線と保持体との接触を許可しない第一位置と、電線と保持体との接触を許可する第二位置と、に移動可能に設けられている第二部材と、を有し、第二部材は、第一部材と係合しているときに第一位置に位置し、第一部材との係合が解除されているときに第二位置に位置し、第一部材の移動によって第一部材と第二部材との係合が解除され、第二部材が第一位置から第二位置に移動してもよい。この構成では、電線が第一部材に当接することによって第一部材が移動し、この移動によって、第二部材が第一位置から第二位置に移動する。すなわち、電線と保持体との接触が可能となる。したがって、電線が本体に確実に挿入されている場合にのみ電線を保持体によって保持できる。
【0009】
(3)上記(2)の速結端子において、第一部材は、電線の先端に接触して電線が本体から抜ける方向に電線を押し返す押返部材を有していてもよい。この構成では、保持体によって電線と端子との接触状態が保持されるまでは、電線が抜ける方向に付勢される。したがって、電線が本体に確実に挿入されている場合にのみ電線を保持体によって保持できる。
【0010】
(4)上記(1)~(3)のいずれか一つの速結端子において、保持体は、電線を端子側に付勢して電線を押圧する押圧部と、電線に接触して電線が本体から抜ける方向に移動することを規制する規制部と、を有し、接続機構は、電線が本体における規定位置まで挿入された場合に、規制部と電線との接触を可能にしてもよい。この構成では、電線が本体の規定位置まで挿入されていない場合には規制部と電線とが接触しない。そのため、規定位置まで挿入されていない場合には、電線が抜ける方向に移動可能となっている。したがって、作業者等は、電線が抜ける方向に移動しなくなった場合、電線が規定位置まで進入したことを確認できる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
テーブルタップ
18日前
キヤノン株式会社
電子機器
18日前
三洋化成工業株式会社
軟磁性材料
8日前
古河電池株式会社
制御弁式鉛蓄電池
14日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
18日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
18日前
株式会社ヨコオ
同軸コネクタ
14日前
株式会社ユーシン
スイッチ装置
18日前
日新電機株式会社
変圧器
2日前
株式会社ユーシン
スイッチ装置
18日前
株式会社半導体エネルギー研究所
電池
7日前
個人
六角形パネル展開アレーアンテナ
18日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
8日前
株式会社ヨコオ
ソケット
1日前
住友電装株式会社
コネクタ
14日前
三洲電線株式会社
撚線導体
8日前
ローム株式会社
半導体装置
18日前
TDK株式会社
コイル部品
14日前
三洋化成工業株式会社
リチウムイオン電池
8日前
日産自動車株式会社
電子機器
21日前
大和電器株式会社
コンセント
14日前
オムロン株式会社
リード線整列治具
18日前
トヨタバッテリー株式会社
二次電池
1日前
太陽誘電株式会社
コイル部品
18日前
ニチコン株式会社
コンデンサ
14日前
株式会社デンソー
半導体装置
18日前
株式会社デンソー
半導体装置
18日前
富士電機株式会社
半導体装置
18日前
個人
ユニバーサルデザインコンセントプラグ
18日前
TDK株式会社
電子部品
14日前
日本無線株式会社
モノポールアンテナ
18日前
ローム株式会社
半導体発光装置
14日前
シャープ株式会社
アンテナ装置
1日前
河村電器産業株式会社
速結端子
21日前
株式会社村田製作所
電池パック
8日前
河村電器産業株式会社
接続装置
2日前
続きを見る