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公開番号2025008718
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023111135
出願日2023-07-06
発明の名称モノポールアンテナ
出願人日本無線株式会社
代理人個人
主分類H01Q 9/42 20060101AFI20250109BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】設置環境によらず安定した特性を得ることが可能で、かつ小型なモノポールアンテナを提供する。
【解決手段】略長方形で金属製のアンテナ素子2の長手方向の長さを素子長とし、この素子長が使用波長の1/2に設定され、アンテナ素子2が長手方向の略中央部で2つ折りにされて、第1のアンテナ素子部21と第2のアンテナ素子部22とが形成され、アンテナ素子2の長手方向の第1のアンテナ素子部21側の自由端縁2aに給電部3が設けられ、この自由端縁2aが給電部3側に向かって傾斜するように形成され、他方の自由端縁2bがグランド板に接するようになっている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
略長方形で金属製のアンテナ素子の長手方向の長さを素子長とし、該素子長が使用波長の1/2に設定され、前記アンテナ素子が長手方向の略中央部で2つ折りにされて、第1のアンテナ素子部と第2のアンテナ素子部とが形成され、
前記アンテナ素子の長手方向の前記第1のアンテナ素子部側または前記第2のアンテナ素子部側の自由端縁に給電部が設けられ、該自由端縁が前記給電部側に向かって傾斜するように形成され、
前記アンテナ素子の他方の自由端縁がグランド板に接するようになっている、
ことを特徴とするモノポールアンテナ。
続きを表示(約 72 文字)【請求項2】
前記給電部が前記自由端縁の略中央に設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載のモノポールアンテナ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、無線通信に用いられるモノポールアンテナに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、小型の板金型アンテナ方式として、逆F型アンテナが知られている(例えば、特許文献1等参照。)。この逆F型アンテナは、グランド板のイメージ効果を利用することで、素子長が1/4λ(λ:波長)となって小型になり、また、短絡素子によってインピーダンス調整が容易なものである。
【0003】
しかしながら、逆F型アンテナでは、グランド板もアンテナの一部として動作し、電流がグランド板にも流れるため、グランド板の周囲環境・設置環境(例えば、金属製筐体)の影響を受けやすい。このため、図5、図6に示すように、金属板を2つ折りにして(折り返して)素子長を1/2λとしたモノポールアンテナ501が知られている(例えば、非特許文献1等参照。)。
【0004】
このモノポールアンテナ501は、アンテナの素子先端をグランド板Gにショートさせることで、グランド板Gに流れる電流を軽減可能としたものである。ここで、モノポールアンテナ501の給電部(給電点)502によりモノポールアンテナ501に電力が供給されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2012-147263号公報
金ヨウ浩、森下久、小柳芳雄著「携帯端末用L字型折り返しモノポールアンテナの基礎検討」電子情報通信学会総合大会、2007年03月07日、p.128
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上記のような従来のモノポールアンテナ501では、給電部502とアンテナ素子(モノポールアンテナ501)間でのインピーダンス不整合により、グランド板Gに一部電流が流れてしまうことが確認されている。このような背景の下、無線通信用のアンテナとして、設置環境による影響が少なく安定した特性が得られ、かつ、小型なアンテナが求められていた。
【0007】
そこで本発明は、設置環境によらず安定した特性を得ることが可能で、かつ小型なモノポールアンテナを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、略長方形で金属製のアンテナ素子の長手方向の長さを素子長とし、該素子長が使用波長の1/2に設定され、前記アンテナ素子が長手方向の略中央部で2つ折りにされて、第1のアンテナ素子部と第2のアンテナ素子部とが形成され、前記アンテナ素子の長手方向の前記第1のアンテナ素子部側または前記第2のアンテナ素子部側の自由端縁に給電部が設けられ、該自由端縁が前記給電部側に向かって傾斜するように形成され、前記アンテナ素子の他方の自由端縁がグランド板に接するようになっている、ことを特徴とするモノポールアンテナである。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のモノポールアンテナにおいて、前記給電部が前記自由端縁の略中央に設けられている、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に記載の発明によれば、アンテナ素子の他方の(反給電部側の)自由端縁がグランド板に接してショートするため、グランド板に流れる電流を軽減することが可能となる。しかも、アンテナ素子の一方の(給電部側の)自由端縁が、給電部側に向かって傾斜するように形成されているため、給電部とアンテナ素子とのインピーダンスの不整合が小さくなり、グランド板などに流れる電流を抑制することが可能となる。この結果、設置環境によらず安定した特性を得ることが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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