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公開番号
2024127387
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-20
出願番号
2023036513
出願日
2023-03-09
発明の名称
冷却器
出願人
日軽金ALMO株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01L
23/36 20060101AFI20240912BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】発熱体の温度差に対応すべく冷却箇所ごとの冷却性能の向上を図ると共に、冷却液の有効利用を図れるようにした冷却器を提供する。
【解決手段】受熱面側のアッパープレート10と、アッパープレート10と平行に対峙するロアープレート20と、を具備する冷却器1であって、アッパープレート10とロアープレート20が接合されることにより形成される単数又は複数の線状流路2を具備し、線状流路2のいずれかの中間部に、アッパープレート10又はロアープレート20のいずれか一方に突設され、対向するアッパープレート10又はロアープレート20に到達しない高さを有する突起5が1又は複数設けられている。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
受熱面側のアッパープレートと、上記アッパープレートと平行に対峙するロアープレートと、を具備する冷却器であって、
上記アッパープレートと上記ロアープレートが接合されることにより形成される単数又は複数の線状流路を具備し、
上記線状流路のいずれかの中間部に、上記アッパープレート又は上記ロアープレートのいずれか一方に突設され、対向する上記アッパープレート又は上記ロアープレートに到達しない高さを有する突起が1又は複数設けられている、
ことを特徴とする冷却器。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の冷却器であって、
上記線状流路は、上記アッパープレート側が拡開されている、ことを特徴とする冷却器。
【請求項3】
請求項1に記載の冷却器であって、
上記突起の頂部が、対向する上記アッパープレート又は上記ロアープレートと平行な平坦面にて形成されている、ことを特徴とする冷却器。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の冷却器であって、
上記線状流路が単数の場合、上記線状流路は、冷媒流入側と冷媒流出側が連通されると共に、隣接部が互いに平行な蛇行状に形成されている、ことを特徴とする冷却器。
【請求項5】
請求項1又は3に記載の冷却器であって、
上記線状流路における上記アッパープレートに接触する熱源と遠い箇所の上記線状流路に、上記突起が設けられている、ことを特徴とする冷却器。
【請求項6】
請求項1又は2に記載の冷却器であって、
上記上記ロアープレートは、上記線状流路を形成すべく互いに平行な複数の隆起突条を有し、上記隆起突条が上記アッパープレートに接合されている、ことを特徴とする冷却器。
【請求項7】
請求項1又は3に記載の冷却器であって、
上記突起は、上記アッパープレート又は上記ロアープレートのいずれか一方のプレートと一体に形成されている、ことを特徴とする冷却器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば電気自動車やハイブリッド自動車等の車両用バッテリ、インバータなどのパワーデバイス、半導体素子などから発せられる熱を冷却する冷却器に関するものである。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、電気自動車やハイブリッド自動車等の車両において、車両を駆動させるモータの電源にバッテリが使用されている。
【0003】
バッテリは、車両のスタート時や走行時にモータを駆動して車両を加速させる他、急停車時にブレーキをかけて車両を制御するため、大容量のものが使用される。
【0004】
そこで、バッテリの温度が上昇することにより、性能が低下するのを抑制するために、強制的に冷却器を用いてバッテリを冷却する必要がある。
【0005】
従来のこの種の冷却器として、バッテリの底部に配置される冷却プレート(冷却器)の内部に冷媒通路を設けて、冷媒通路に供給される冷媒の気化熱で冷却器を冷却し、冷却された冷却器にバッテリの熱を伝達してバッテリを冷却する構造のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
特許文献1における冷却器の一形態として、互いに平行な複数の冷媒通路を有するアルミニウム製の扁平管に放熱フィンを固定したものが用いられている。
【0007】
特許文献1に記載の冷却器によれば、複数の電池セルを連結したバッテリの底部に配置される冷却器に冷媒を供給して、複数の電池セルを連結したバッテリを冷却することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2010-50000号公報(段落0047、図1,図9,図10)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、複数の電池セル間には温度差による温度境界層がある他、熱源の中心部と離れた箇所に温度差があるため、冷却器表面に温度のばらつき(温度偏差)が生じて、冷却箇所ごとに冷却性能が十分できないという課題がある。
また、バッテリ以外の例えば、インバータなどのパワーデバイス、半導体素子などの発熱体においても同様に冷却器表面に温度のばらつき(温度偏差)が生じて、冷却箇所ごとに冷却性能が十分できないという課題がある。
【0010】
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、発熱体の温度差に対応すべく冷却箇所ごとの冷却性能の向上を図ると共に、冷却液の有効利用を図れるようにした冷却器を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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