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公開番号
2024118574
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-02
出願番号
2023024930
出願日
2023-02-21
発明の名称
端子
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01R
13/11 20060101AFI20240826BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】相手側端子ががたついてしまうことをより確実に抑制することが可能な端子を提供する。
【解決手段】端子1の本体部2は、少なくとも第1方向の一方側に開口部S2aが形成された空間S1を有する筒状部20を備えている。また、本体部2は、第1方向と交差する第2方向に弾性変形可能であって、開口部S2aから空間S1内に挿入される相手側端子82に接触することが可能な弾性接触片221を備えている。また、本体部2は、第1,第2方向と交差する第3方向に弾性変形可能な状態で空間S1内に配置され、開口部S2aから空間S1内に挿入される相手側端子82に第3方向の外側から接触することが可能な振動抑制部231を備えている。そして、本体部2は、振動抑制部231が第3方向の外側に撓んだ際に当接できるように構成されて、振動抑制部231の第3方向の外側への過度の撓みを規制することが可能な撓み規制部233を備えている。
【選択図】図12
特許請求の範囲
【請求項1】
本体部を備える端子であって、
前記本体部は、
少なくとも第1方向の一方側に開口部が形成された空間を有する筒状部と、
前記第1方向と交差する第2方向に弾性変形可能な状態で前記空間内に配置され、前記開口部から前記空間内に挿入される相手側端子に接触することが可能な弾性接触片と、
前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に弾性変形可能な状態で前記空間内に配置され、前記開口部から前記空間内に挿入される相手側端子に前記第3方向の外側から接触することが可能な振動抑制部と、
前記振動抑制部が前記第3方向の外側に撓んだ際に当接できるように構成されて、前記振動抑制部の前記第3方向の外側への過度の撓みを規制することが可能な撓み規制部と、
を備える、
端子。
続きを表示(約 770 文字)
【請求項2】
本体部を備える端子であって、
前記本体部は、
少なくとも第1方向の一方側に開口部が形成された空間を有する筒状部と、
前記第1方向と交差する第2方向に弾性変形可能な状態で前記空間内に配置され、前記開口部から前記空間内に挿入される相手側端子に接触することが可能な弾性接触片と、
前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に弾性変形可能な状態で前記空間内に配置され、前記開口部から前記空間内に挿入される相手側端子に前記第3方向の外側から接触することが可能な振動抑制部と、
を備え、
前記振動抑制部の全体が前記空間内に収容されている、
端子。
【請求項3】
本体部を備える端子であって、
前記本体部は、
少なくとも第1方向の一方側に開口部が形成された空間を有する筒状部と、
前記第1方向と交差する第2方向に弾性変形可能な状態で前記空間内に配置され、前記開口部から前記空間内に挿入される相手側端子に接触することが可能な弾性接触片と、
前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に弾性変形可能な状態で前記空間内に配置され、前記開口部から前記空間内に挿入される相手側端子に前記第3方向の外側から接触することが可能な振動抑制部と、
を備え、
前記振動抑制部は、前記第1方向の他方側が自由端となる片持ち梁状に形成されている、
端子。
【請求項4】
前記本体部は、
前記振動抑制部が前記第3方向の外側に撓んだ際に当接できるように構成されて、前記振動抑制部の前記第3方向の外側への過度の撓みを規制することが可能な撓み規制部をさらに備える、
請求項2または請求項3に記載の端子。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、端子に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
この種の従来の端子としては、特許文献1に開示されたものが提案されている。この特許文献1では、端子として雌端子を例示しており、雌端子は、前方から雄端子(相手側端子)が接続される筒状の接続筒部と、接続筒部の内部に挿入された雄端子に対して第1の方向から弾性的に接触する弾性接触片と、を備えている。
【0003】
さらに、特許文献1では、雌端子が、第1の方向とは交差する第2の方向から雄端子に弾性的に接触する振動抑制部を備えるようにしている。こうすることで、接続筒部に接続された雄端子のがたつきを抑制し、端子間の接触不良を防止できるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-089867号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような構成をした端子においては、相手側端子ががたついてしまうことをより確実に抑制できるようにするのが好ましい。
【0006】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、相手側端子ががたついてしまうことをより確実に抑制することが可能な端子を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の態様に係る端子は、本体部を備える端子であって、前記本体部は、少なくとも第1方向の一方側に開口部が形成された空間を有する筒状部と、前記第1方向と交差する第2方向に弾性変形可能な状態で前記空間内に配置され、前記開口部から前記空間内に挿入される相手側端子に接触することが可能な弾性接触片と、前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に弾性変形可能な状態で前記空間内に配置され、前記開口部から前記空間内に挿入される相手側端子に前記第3方向の外側から接触することが可能な振動抑制部と、前記振動抑制部が前記第3方向の外側に撓んだ際に当接できるように構成されて、前記振動抑制部の前記第3方向の外側への過度の撓みを規制することが可能な撓み規制部と、を備える。
【0008】
また、本発明の態様に係る端子は、本体部を備える端子であって、前記本体部は、少なくとも第1方向の一方側に開口部が形成された空間を有する筒状部と、前記第1方向と交差する第2方向に弾性変形可能な状態で前記空間内に配置され、前記開口部から前記空間内に挿入される相手側端子に接触することが可能な弾性接触片と、前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に弾性変形可能な状態で前記空間内に配置され、前記開口部から前記空間内に挿入される相手側端子に前記第3方向の外側から接触することが可能な振動抑制部と、を備え、前記振動抑制部の全体が前記空間内に収容されている。
【0009】
また、本発明の態様に係る端子は、本体部を備える端子であって、前記本体部は、少なくとも第1方向の一方側に開口部が形成された空間を有する筒状部と、前記第1方向と交差する第2方向に弾性変形可能な状態で前記空間内に配置され、前記開口部から前記空間内に挿入される相手側端子に接触することが可能な弾性接触片と、前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に弾性変形可能な状態で前記空間内に配置され、前記開口部から前記空間内に挿入される相手側端子に前記第3方向の外側から接触することが可能な振動抑制部と、を備え、前記振動抑制部は、前記第1方向の他方側が自由端となる片持ち梁状に形成されている。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、相手側端子ががたついてしまうことをより確実に抑制することが可能な端子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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