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公開番号2024124127
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023032086
出願日2023-03-02
発明の名称電磁接触器
出願人富士電機株式会社
代理人個人,個人
主分類H01H 50/42 20060101AFI20240905BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電磁接触器において、非励磁へと切り替える釈放時にリブの撓みを抑制する。
【解決手段】電磁接触器11は、スプール21と、補助ヨーク26と、を備えている。スプール21は、奥行方向に延びる巻き軸31にコイル32が巻かれ、奥行方向の一方に奥行方向と直交した四方を取り囲むリブ35が形成されている。補助ヨーク26は、リブ35における四隅の接合点に接合されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
奥行方向に延びる巻き軸にコイルが巻かれ、奥行方向の一方に奥行方向と直交した四方を取り囲むリブが形成されているスプールと、
前記リブにおける四隅の接合点に接合された補助ヨークと、を備えていることを特徴とする電磁接触器。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記リブは、
奥行方向と直交する幅方向の両側に設けられ、奥行方向と直交する縦方向に延び、前記スプールのうち奥行方向における一方のフランジに支持された一対の縦リブと、
縦方向の両側に設けられ、幅方向に延び、前記フランジから奥行方向に離れた状態で両端が前記縦リブの端部同士に支持された一対の幅リブと、を備え、
前記縦リブと前記幅リブとが交わる四隅に前記補助ヨークが接合されていることを特徴とする請求項1に記載の電磁接触器。
【請求項3】
前記巻き軸の内側に挿通された進退可能なプランジャと、
前記リブに嵌め込まれた永久磁石と、を備え、
前記補助ヨークは、前記コイルへの通電がない非励磁のときに、前記プランジャを吸着して釈放状態を維持することを特徴とする請求項1に記載の電磁接触器。
【請求項4】
前記リブの四隅には、奥行方向に凸となる突起部が形成され、
前記補助ヨークの四隅には、奥行方向に貫通した貫通穴が形成され、
前記貫通穴に嵌まり合った前記突起部がかしめられていることを特徴とする請求項1に記載の電磁接触器。
【請求項5】
奥行方向と直交する板状に形成され、前記フランジと前記幅リブとの間に差し込まれた底面ヨークを備え、
前記幅リブには、縦方向の外側を向いた外周面に、奥行方向に沿った囲み壁が形成され、
前記幅リブ、前記囲み壁、及び前記底面ヨークで囲まれた領域に接着剤が流し込まれていることを特徴とする請求項2に記載の電磁接触器。
【請求項6】
奥行方向と直交する板状に形成され、前記フランジと前記幅リブとの間に差し込まれた底面ヨークと、
前記リブに嵌め込まれた永久磁石と、を備え、
前記永久磁石には、縦方向の外側を向いた外周縁に、内側に凹となる第一の凹部が形成され、
前記補助ヨークには、縦方向の外側を向いた外周縁に、内側に凹となる第二の凹部が形成され、
前記幅リブ、前記第一の凹部、前記第二の凹部、及び前記底面ヨークで囲まれた領域に接着剤が流し込まれていることを特徴とする請求項3に記載の電磁接触器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電磁接触器に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示された電磁接触器は、電磁石部のスプールに永久磁石及び補助ヨークを設けてあり、コイルへの通電がない非励磁のときに、プランジャを補助ヨークに吸着させることで釈放状態を維持する構造になっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-112552号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
補助ヨークの固定方法として、スプールに永久磁石を取り囲むリブを形成し、対向する二つのリブの中央に補助ヨークを固定することが考えられる。しかしながら、二つのリブの中央だけで補助ヨークを固定する構造では、非励磁へと切り替える釈放時に、プランジャから受ける荷重によってリブが撓み、プランジャがオーバーシュートする可能性があった。
本発明の目的は、電磁接触器において、非励磁へと切り替える釈放時にリブの撓みを抑制することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様に係る電磁接触器は、スプールと、補助ヨークと、を備えている。スプールは、奥行方向に延びる巻き軸にコイルが巻かれ、奥行方向の一方に奥行方向と直交した四方を取り囲むリブが形成されている。補助ヨークは、リブにおける四隅の接合点に接合されている。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、リブと補助ヨークとが四隅の接合点で接合されているため、非励磁へと切り替える釈放時にリブの撓みを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
電磁接触器を示す図である。
第一実施形態のスプールを示す図である。
底面ヨーク、永久磁石、補助ヨークを示す図である。
第一実施形態の電磁石部を示す図である。
比較例のスプール、補助ヨークを示す図である。
比較例の電磁石部を示す図である。
比較例における幅リブの撓みを示す図である。
第二実施形態のスプールを示す図である。
第二実施形態の電磁石部を示す図である。
幅リブと底面ヨークとを固定した状態を示す図である。
第三実施形態の永久磁石、補助ヨークを示す図である。
第三実施形態の電磁石部を示す図である。
幅リブと底面ヨークとを固定した状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図面は模式的なものであって、現実のものとは異なる場合がある。また、以下の実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであり、構成を下記のものに特定するものでない。すなわち、本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
【0009】
《第一実施形態》
《構成》
以下の説明では、互いに直交する三方向を、便宜的に、縦方向、幅方向、及び奥行方向とする。
図1は、電磁接触器11を示す図である。
ここでは、電磁接触器11において、幅方向の中心を通り、縦方向及び奥行方向に沿った断面を、幅方向の一方から見た状態を示している。まず電磁接触器11の基本的な構造について説明する。電磁接触器11は、カプセルケース12と、カプセルカバー13と、一対の固定接触子14と、可動接触子15と、接点支え16と、電磁石部17と、を備えている。
【0010】
カプセルケース12は、絶縁性を有する樹脂製であり、縦方向の両側、幅方向の両側、及び奥行方向の手前が閉塞され、奥行方向の奥が開放された深型の容器状に形成されている。
カプセルカバー13は、絶縁性を有する樹脂製であり、縦方向の両側、幅方向の両側、及び奥行方向の奥が閉塞され、奥行方向の手前が開放された浅型の容器状に形成され、カプセルケース12における奥行方向の奥に嵌め合わされ、密閉されている。
一対の固定接触子14は、導電性を有する金属であり、縦方向に延び、縦方向及び幅方向に沿った平板状に形成され、カプセルケース12における奥行方向の手前に設けられている。一対の固定接触子14は、縦方向に間隔をあけて並び、カプセルケース12の内側から外側へと突き抜けており、インサート成形によってカプセルケース12に一体化されている。固定接触子14は、奥行方向の奥を向いた端面のうち縦方向の内側端部が固定接点となる。
(【0011】以降は省略されています)

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