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公開番号
2025104808
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023222907
出願日
2023-12-28
発明の名称
紙幣識別装置および自動販売機システム
出願人
富士電機株式会社
代理人
個人
主分類
G07F
5/22 20060101AFI20250703BHJP(チェック装置)
要約
【課題】新札の流通の状況に応じて旧札の受付を抑制することが可能で、かつ、旧札の偽造に対するセキュリティを強化することが可能な紙幣識別装置および自動販売機システムを提供する。
【解決手段】この紙幣識別装置1は、紙幣を識別する識別情報を取得する紙幣情報取得部1aと、紙幣情報取得部が取得した識別情報と、紙幣を適切と判定する判定基準とに基づいて、紙幣を受け付けるか否かを判断する判断部1bと、を備え、判断部1bは、現在発行されている紙幣である新札と、以前発行されていた紙幣である旧札とを受け付ける制御から、新札と旧札との受付状況に基づいて、新札の受付を継続するとともに、旧札の受付を制限する制御に切り替えるように構成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
紙幣を識別する識別情報を取得する紙幣情報取得部と、
前記紙幣情報取得部が取得した識別情報と、紙幣を適切と判定する判定基準とに基づいて、紙幣を受け付けるか否かを判断する判断部と、を備え、
前記判断部は、現在発行されている紙幣である新札と、以前発行されていた紙幣である旧札とを受け付ける制御から、新札と旧札との受付状況に基づいて、新札の受付を継続するとともに、旧札の受付を制限する制御に切り替えるように構成されている、紙幣識別装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記判断部は、旧札の受付を制限する制御として、旧札を受け付けない制御か、または、旧札を適切と判定する判定基準を狭くする制御のうち一方を行うように構成されている、請求項1に記載の紙幣識別装置。
【請求項3】
前記判断部は、旧札の受付を制限する制御として、旧札を適切と判定する判定基準を段階的に狭くする制御を行うように構成されている、請求項2に記載の紙幣識別装置。
【請求項4】
前記判断部は、旧札を適切と判定する判定基準を段階的に狭くし、最終的に旧札を受け付けない制御を行うように構成されている、請求項3に記載の紙幣識別装置。
【請求項5】
前記判断部は、新札を所定数以上連続して受け付けた場合、または、受け付けた紙幣における新札または旧札の割合に基づいて、旧札の受付を制限する制御を行うように構成されている、請求項1に記載の紙幣識別装置。
【請求項6】
前記判断部は、紙幣の種類ごとに新札と旧札との受付状況に基づいて、新札の受付を継続するとともに、旧札の受付を制限する制御に切り替えるように構成されている、請求項1に記載の紙幣識別装置。
【請求項7】
紙幣を識別する識別情報を取得する紙幣情報取得部と、前記紙幣情報取得部が取得した識別情報と、紙幣を適切と判定する判定基準とに基づいて、紙幣を受け付けるか否かを判断する判断部とを有する紙幣識別装置と、制御部とを含む、複数の自動販売機と、
前記複数の自動販売機を管理する管理サーバと、を備え、
少なくとも1台の前記自動販売機の前記紙幣識別装置は、現在発行されている紙幣である新札と、以前発行されていた紙幣である旧札との受付状況に基づいて旧札の受付を制限する制御モードに切り替え、
前記制御部は、前記判断部により旧札の受付を制限する制御モードに切り替えたことを前記管理サーバに送信するように構成され、
前記管理サーバは、少なくとも1台の自動販売機の前記制御部から旧札の受付を制限する制御モードに切り替えたことを取得したことに基づいて、残りの前記複数の自動販売機の前記制御部を介して、前記判断部に対して、新札と旧札とを受け付ける制御モードから、新札の受付を継続するとともに、旧札の受付を制限する制御モードに切り替える指示を行うように構成されている、自動販売機システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、紙幣識別装置および自動販売機システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、紙幣識別装置を備える自動販売機が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1には、紙幣識別部と、ビルバリデータ制御部(判断部)とを含む紙幣識別装置を備える自動販売機が開示されている。特許文献1では、紙幣識別部が、自動販売機に投入された紙幣を正規の紙幣である真券か否かを識別する。また、ビルバリデータ制御部は、紙幣識別部の識別結果が真券であれば紙幣を受け付ける制御を行い、そうでなければ紙幣を返却する制御を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-011530号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、以前発行された紙幣である旧札は、技術が進歩すると偽造されやすくなり、セキュリティが弱くなる。そのため、新しい偽造防止技術が適用されたセキュリティの高い新札が発行される。新札が発行された場合に、旧札を受け付け可能な状態であると偽造された旧札を適切な紙幣として受け付ける可能性があるため、セキュリティが弱くなるという問題点がある、一方で、新札が発行された際に、自動販売機において旧札の受付を停止すると流通している旧札が使用できなくなるという問題点がある。
【0006】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、新札の流通の状況に応じて旧札の受付を抑制することが可能で、かつ、旧札の偽造に対するセキュリティを強化することが可能な紙幣識別装置および自動販売機システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面による紙幣識別装置は、紙幣を識別する識別情報を取得する紙幣情報取得部と、紙幣情報取得部が取得した識別情報と、紙幣を適切と判定する判定基準とに基づいて、紙幣を受け付けるか否かを判断する判断部と、を備え、判断部は、現在発行されている紙幣である新札と、以前発行されていた紙幣である旧札とを受け付ける制御から、新札と旧札との受付状況に基づいて、新札の受付を継続するとともに、旧札の受付を制限する制御に切り替えるように構成されている。
【0008】
この第1の局面による自動販売機では、上記のように、判断部は、現在発行されている紙幣である新札と、以前発行されていた紙幣である旧札とを受け付ける制御から、新札と旧札との受付状況に基づいて、新札の受付を継続するとともに、旧札の受付を制限する制御に切り替えるように構成されている。これにより、判断部が、新札と旧札との受付状況に基づいて、旧札から新札に一部切り替わったタイミング、または、新札から旧札に全部切り替わったタイミングを取得して、旧札の受付を制限する制御に切り替えることができるため、新札の流通の状況に応じて旧札の受付を抑制することができるとともに、旧札の偽造に対するセキュリティを強化することができる。また、判断部が、新札と旧札との受付状況に基づいて、旧札の受付を制限する制御に切り替えることにより、作業者が設定を切り替える必要がなく、作業者の手間が増大することを抑制することができる。
【0009】
上記第1の局面による紙幣識別装置において、好ましくは、判断部は、旧札の受付を制限する制御として、旧札を受け付けない制御か、または、旧札を適切と判定する判定基準を狭くする制御のうち一方を行うように構成されている。このように構成すれば、旧札を受け付けない制御を行うことにより、旧札の流通がほとんどない状態において新札だけを受け付ける制御に容易に切り替えることができるため、旧札よりもセキュリティが高い新札だけを受け付けることによりセキュリティを強化することができる。また、旧札を適切と判定する判定基準を狭くすることにより、旧札の流通がある状態において新札よりもセキュリティが低い旧札を受け付けるか否かを厳しく判断することができるため、セキュリティを効果的に強化することができる。
【0010】
上記第1の局面による紙幣識別装置において、好ましくは、判断部は、旧札の受付を制限する制御として、旧札を適切と判定する判定基準を段階的に狭くする制御を行うように構成されている。このように構成すれば、旧札を適切と判定する判定基準を段階的に狭くすることにより、旧札から新札に切り替わる過渡期において、旧札を適切と判定する判定基準を徐々に狭くすることができるため、旧札の使用状況に応じて旧札の受付を継続しつつ、受付枚数を徐々に減少させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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