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公開番号2024060780
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-07
出願番号2022168285
出願日2022-10-20
発明の名称コネクタ
出願人日本航空電子工業株式会社
代理人個人
主分類H01R 12/53 20110101AFI20240425BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】伝送特性を向上可能なコンプレッションタイプのコネクタを提供すること。
【解決手段】コネクタ10は、ハウジング20と端子30とシェル40とを備えている。端子30は、ハウジング20に保持された被保持部32と、被保持部32から後方に延びる第1部位34と、被保持部32から前方に延びる第2部位36とを有している。第1部位34は、ケーブル70に接続された被接続部342を有している。第2部位36は、弾性変形可能な支持部366と、支持部366に支持された接触部38とを有している。接触部38は、コネクタ10が回路基板80に固定されたとき、回路基板80に押し付けられる。シェル40は、第1上板部42と、第1上板部42の下方に位置する第2上板部43とを有している。第1上板部42は、端子30の第1部位34を上方から覆っている。第2上板部43は、端子30の第2部位36を上方から覆っている。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
第1対象物に接続可能であり、且つ、第2対象物に対して相対的に移動しないように固定可能なコネクタであって、
前記コネクタは、ハウジングと、2つ以上の端子と、シェルとを備えており、
前記ハウジングは、保持部を有しており、
前記端子は、ピッチ方向に並んでおり、
前記端子の夫々は、被保持部と、第1部位と、第2部位とを有しており、
前記端子の夫々において、前記被保持部は、前記保持部に保持されており、前記第1部位は、前記ピッチ方向と直交する前後方向において前記被保持部から後方に延びており、前記第2部位は、前記被保持部から前方に延びており、
前記第1部位は、被接続部を有しており、
前記被接続部は、前記第1対象物に接続され、
前記第2部位は、支持部と、接触部とを有しており、
前記支持部は、弾性変形可能であり、
前記接触部は、前記支持部に支持されており、前記コネクタが前記第2対象物に固定されたとき、前記第2対象物に押し付けられ、
前記シェルは、前記ハウジングの上面を少なくとも部分的に覆っており、
前記シェルは、第1上板部と、第2上板部と、連結部とを有しており、
前記第2上板部は、前記連結部を介して前記第1上板部に連結されており、
前記第1上板部は、前記ピッチ方向に沿って前記2つ以上の端子に亘って延びており、前記ピッチ方向及び前記前後方向の双方と直交する上下方向において前記端子の前記第1部位を上方から覆っており、
前記第2上板部は、前記ピッチ方向に沿って前記2つ以上の端子に亘って延びており、前記端子の前記第2部位を上方から覆っており、
前記第2上板部は、前記第1上板部の下方に位置している
コネクタ。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
請求項1記載のコネクタであって、
前記第1対象物は、1本以上のケーブルである
コネクタ。
【請求項3】
請求項2記載のコネクタであって、
前記ケーブルは、1本以上の所定ケーブルを含んでおり、
前記所定ケーブルの夫々は、グランド導体を有しており、
前記端子は、前記所定ケーブルに夫々対応する1つ以上の所定端子を含んでおり、
前記所定端子には、搭載部が夫々設けられており、
前記搭載部の夫々は、前記所定端子の前記第1部位から後方に離れて位置しており、
前記グランド導体の夫々は、対応する前記所定端子の後方の前記搭載部に搭載され、接続される
コネクタ。
【請求項4】
請求項3記載のコネクタであって、
前記搭載部の夫々は、前記所定端子の前記被接続部の下方に位置している
コネクタ。
【請求項5】
請求項3又は請求項4記載のコネクタであって、
前記コネクタは、付加的シェルを備えており、
前記付加的シェルは、前記ハウジングの下面を少なくとも部分的に覆っており、
前記付加的シェルは、第1下板部と、第2下板部と、付加的連結部とを有しており、
前記第2下板部は、前記付加的連結部を介して前記第1下板部に連結されており、
前記第1下板部は、前記ピッチ方向に沿って延びており、前記所定端子の後方の前記搭載部を下方から覆っており、
前記第2下板部は、前記ピッチ方向に沿って延びており、前記所定端子の前記被接続部を下方から覆っており、
前記第2下板部は、前記第1下板部の上方に位置している
コネクタ。
【請求項6】
請求項1記載のコネクタであって、
前記ハウジングは、1つ以上の可視部を有しており、
前記可視部の夫々は、前記連結部と隣接しており、前記上下方向において少なくとも部分的に前記連結部と同じ位置にあり、且つ、前記第1コネクタの外部から視認可能である
コネクタ。
【請求項7】
請求項6記載のコネクタであって、
前記連結部は、前記前後方向において前記第1上板部と前記第2上板部との間に位置しており、前記ピッチ方向に沿って延びており、
1つ以上の前記可視部は、2つの前記可視部を含んでおり、
2つの前記可視部は、前記連結部の前記ピッチ方向における両側に夫々位置している
コネクタ。
【請求項8】
請求項1記載のコネクタであって、
前記ハウジングは、介在部を有しており、
前記介在部は、前記保持部から前方に延びており、前記端子の夫々の前記第2部位を部分的に覆っており、
前記介在部の上端は、前記保持部の上端の下方に位置しており、
前記介在部は、前記第2上板部と前記第2部位との間に介在している
コネクタ。
【請求項9】
請求項1記載のコネクタであって、
前記端子の夫々の前記第2部位は、延長部と、折り返し部とを有しており、
前記延長部は、前記被保持部から前方に延びており、
前記折り返し部は、前記延長部の前端に繋がっており、後方に折り返されており、
前記支持部は、前記折り返し部から後方に延びており、
前記接触部は、下方を向いている
コネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、対象物に押し付けて接続する所謂コンプレッションタイプのコネクタに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、このタイプのコネクタが開示されている。
【0003】
図25を参照すると、特許文献1には、導電路97が形成された筐体(対象物)96に固定可能なコネクタ90が開示されている。コネクタ90は、ケーブル98に接続された端子92を備えている。端子92は、上下に移動可能に支持された接点部(接触部)93を有している。コネクタ90を対象物96に固定すると、接触部93は、対象物96の導電路97に押し付けられて導電路97と接触し、これにより、対象物96とケーブル98とは互いに電気的に接続される。即ち、特許文献1のコネクタ90は、対象物96に押し付けて接続するコンプレッションタイプのコネクタである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5088427号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
コンプレッションタイプのコネクタについて、伝送特性を向上したいという要望がある。
【0006】
そこで、本発明は、伝送特性を向上可能なコンプレッションタイプのコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願発明者は、所定のコンプレッションタイプのコネクタの伝送特性について研究した。この所定のコネクタは、前後方向に沿って延びる端子と、端子の被保持部を保持するハウジングと、端子を覆うシェルとを備えていた。端子は、前後方向において被保持部の両側に夫々位置する第1部位および第2部位を有していた。第1部位は、ケーブル等の第1対象物に接続される部位だった。第2部位は、コネクタが回路基板等の第2対象物に固定されたとき第2対象物に押し付けられる接触部を有していた。研究の結果、第2部位と、第2部位を覆うシェルの一部(第2上板部)との間の距離が大きすぎる場合、伝送特性が劣化する傾向があることが分かった。一方、第2上板部を第2部位に近づけることで、第1部位、第2部位および被保持部のインピーダンスが整合され、これにより、伝送特性を向上できることが分かった。本発明は、上述の知見に基づき、以下のコネクタを提供する。
【0008】
本発明は、第1のコネクタとして、
第1対象物に接続可能であり、且つ、第2対象物に対して相対的に移動しないように固定可能なコネクタであって、
前記コネクタは、ハウジングと、2つ以上の端子と、シェルとを備えており、
前記ハウジングは、保持部を有しており、
前記端子は、ピッチ方向に並んでおり、
前記端子の夫々は、被保持部と、第1部位と、第2部位とを有しており、
前記端子の夫々において、前記被保持部は、前記保持部に保持されており、前記第1部位は、前記ピッチ方向と直交する前後方向において前記被保持部から後方に延びており、前記第2部位は、前記被保持部から前方に延びており、
前記第1部位は、被接続部を有しており、
前記被接続部は、前記第1対象物に接続され、
前記第2部位は、支持部と、接触部とを有しており、
前記支持部は、弾性変形可能であり、
前記接触部は、前記支持部に支持されており、前記コネクタが前記第2対象物に固定されたとき、前記第2対象物に押し付けられ、
前記シェルは、前記ハウジングの上面を少なくとも部分的に覆っており、
前記シェルは、第1上板部と、第2上板部と、連結部とを有しており、
前記第2上板部は、前記連結部を介して前記第1上板部に連結されており、
前記第1上板部は、前記ピッチ方向に沿って前記2つ以上の端子に亘って延びており、前記ピッチ方向及び前記前後方向の双方と直交する上下方向において前記端子の前記第1部位を上方から覆っており、
前記第2上板部は、前記ピッチ方向に沿って前記2つ以上の端子に亘って延びており、前記端子の前記第2部位を上方から覆っており、
前記第2上板部は、前記第1上板部の下方に位置している
コネクタを提供する。
【0009】
本発明は、第2のコネクタとして、第1のコネクタであって、
前記第1対象物は、1本以上のケーブルである
コネクタを提供する。
【0010】
本発明は、第3のコネクタとして、第2のコネクタであって、
前記ケーブルは、1本以上の所定ケーブルを含んでおり、
前記所定ケーブルの夫々は、グランド導体を有しており、
前記端子は、前記所定ケーブルに夫々対応する1つ以上の所定端子を含んでおり、
前記所定端子には、搭載部が夫々設けられており、
前記搭載部の夫々は、前記所定端子の前記第1部位から後方に離れて位置しており、
前記グランド導体の夫々は、対応する前記所定端子の後方の前記搭載部に搭載され、接続される
コネクタを提供する。
(【0011】以降は省略されています)

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