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公開番号2024108711
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-13
出願番号2023013222
出願日2023-01-31
発明の名称コンデンサ
出願人ニチコン株式会社
代理人個人,個人
主分類H01G 4/228 20060101AFI20240805BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】収容ケースに充填樹脂を注入する際の樹脂漏れや収容ケースに対するコンデンサ素子の収容効率の低下を防ぎつつ、バスバーを収容ケースに精度よく固定することができるコンデンサを提供することを目的とする。
【解決手段】コンデンサ1は第3のバスバー40と収容ケース70を備え、第3のバスバー40は嵌合部44を備え、収容ケース70はコンデンサ素子10Bなどを収容する収容ケース本体部71の外壁面に配置された被嵌合部72を備え、嵌合部44を被嵌合部72に嵌合させることで第3のバスバー40を収容ケース本体部71に固定する。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項1】
第1の端面電極と第2の端面電極とを有するコンデンサ素子と、
一端が前記第1の端面電極に接続された第1バスバーと、
一端が前記第2の端面電極に接続された第2バスバーと、
開口部を有し、前記コンデンサ素子、前記第1バスバーおよび前記第2バスバーの一部を収容した状態で充填樹脂が充填された収容ケースと
を備え、
前記第2バスバーは前記第2の端面電極に接続される電極接続部と、前記電極接続部から前記収容ケースの内壁面に沿って延びる延出部と、一方端が前記延出部に連結され前記収容ケースの開口部端縁を跨いで前記収容ケース外に引き出される連結部と、前記連結部の他方端から前記収容ケースの外壁面に沿って降下し、前記収容ケースと嵌合する嵌合部とを有し、
前記収容ケースの前記外壁面に前記第2バスバーの前記嵌合部と嵌合されることで前記第2バスバーを位置決めする被嵌合部が形成されていることを特徴とするコンデンサ。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記被嵌合部は前記収容ケースに一体成形されていることを特徴とする請求項1に記載のコンデンサ。
【請求項3】
前記被嵌合部は前記嵌合部が降下する第1の方向に延設され、前記第1の方向に直交する第2の方向に互いに隔てて対向配置された一対のガイド部を有し、
前記一対のガイド部の間に前記嵌合部が嵌合することで前記第2バスバーが位置決めされる
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコンデンサ。
【請求項4】
前記第2バスバーは前記嵌合部の前記連結部とは反対側の端から折れ曲がって形成される外部接続端子部をさらに備え、
前記外部接続端子部における前記嵌合部側の幅が前記嵌合部における前記外部接続端子部側の幅よりも小さい
ことを特徴とする請求項3に記載のコンデンサ。
【請求項5】
前記一対のガイド部の少なくとも一方は、前記第2バスバーの前記嵌合部が前記第2の方向に直交する第3の方向に移動するのを規制するように当該嵌合部を挟持することを特徴とする請求項3に記載のコンデンサ。
【請求項6】
前記収容ケースは前記収容ケースの前記外壁面から張り出した鍔部を有し、
前記外部接続端子部は前記鍔部に載置される
ことを特徴とする請求項4に記載のコンデンサ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コンデンサ素子の電極に接続されるバスバーを収容ケースに固定する構造を有するコンデンサに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、アルミニウム、亜鉛などを蒸着した一対の金属化フィルムを重ね合わせて巻回し、その一方の第1の巻回端面および他方の第2の巻回端面それぞれに亜鉛、はんだなどの金属を溶射して第1の電極引出部(第1の端面電極)および第2の電極引出部(第2の端面電極)が形成されたコンデンサ素子を、第1の電極引出部に第1の端子(第1のバスバー)を接続し、第2の電極引出部に第2の端子(第2のバスバー)を接続した状態で、一つの面が開口した箱状をした樹脂ケース(収容ケース)に収容し、収容した後に樹脂ケースの空きスペースに樹脂を注入することで製造される、コンデンサがある(例えば特許文献1を参照)。
【0003】
特許文献1に記載のコンデンサは、第1の端子および第2の端子に切り欠きを設け、樹脂ケースの開口部端面に第1の凹部および第2の凹部を設け、第1の端子の切り欠きおよび第2の端子の切り欠きを樹脂ケースの開口部端面に設けた第1の凹部および第2の凹部に嵌合することで、第1の端子および第2の端子の樹脂ケースへの位置決めの精度を良くして、第1の端子および第2の端子を樹脂ケースに固定するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-210546号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、第1の端子および第2の端子に切り欠きを設け、樹脂ケースの開口部端面に第1の凹部および第2の凹部を設けた構造である場合、凹部形成箇所が他の箇所に比べ樹脂ケースの開口部端面の高さ位置が低くなるため、充填樹脂を樹脂ケースの開口から樹脂ケース内に注入する際に、樹脂ケースの開口部端面に設けられた第1の凹部および第2の凹部から充填樹脂がケース外に漏れてしまうおそれがある。また、この充填樹脂の漏れを考慮して樹脂ケースの高さを高くした場合には収容ケースに対するコンデンサ素子の収容効率が低下してしまう。
【0006】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、収容ケースに充填樹脂を注入する際の樹脂漏れや収容ケースに対するコンデンサ素子の収容効率の低下を防ぎつつ、バスバーを収容ケースに精度よく固定することができるコンデンサを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記の目的を達成するために、本発明にかかるコンデンサは、第1の端面電極と第2の端面電極とを有するコンデンサ素子と、一端が前記第1の端面電極に接続された第1バスバーと、一端が前記第2の端面電極に接続された第2バスバーと、開口部を有し、前記コンデンサ素子、前記第1バスバーおよび前記第2バスバーの一部を収容した状態で充填樹脂が充填された収容ケースとを備え、前記第2バスバーは前記第2の端面電極に接続される電極接続部と、前記電極接続部から前記収容ケースの内壁面に沿って延びる延出部と、一方端が前記延出部に連結され前記収容ケースの開口部端縁を跨いで前記収容ケース外に引き出される連結部と、前記連結部の他方端から前記収容ケースの外壁面に沿って降下し、前記収容ケースと嵌合する嵌合部とを有し、前記収容ケースの前記外壁面に前記第2バスバーの前記嵌合部と嵌合されることで前記第2バスバーを位置決めする被嵌合部が形成されていることを特徴としている。
【0008】
この構成によれば、第2バスバーの嵌合部と嵌合する被嵌合部を収容ケースの外壁面に配置することで、収容ケースの開口部端縁に凹部などを設ける必要がなく、コンデンサ素子を収容した状態の収容ケースに充填樹脂を注入する際の樹脂漏れや収容ケースに対するコンデンサ素子の収容効率の低下を防ぎつつ、第2バスバーを収容ケースに精度よく固定することができる。
【0009】
また、前記被嵌合部は前記収容ケースに一体成形されてもよい。
【0010】
この構成によれば、被嵌合部を収容ケースに一体成形することで製造に必要な金型や製造する部品の点数の増加を抑えてコストの上昇を抑えることができるとともに、組み立てる部品の点数の増加を抑えて組み立て作業の負荷の増大を抑えることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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