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公開番号
2024148749
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-18
出願番号
2023062139
出願日
2023-04-06
発明の名称
積層基板
出願人
住友化学株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01L
21/205 20060101AFI20241010BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】GaN層におけるSi濃度分布の面内不均一性が抑制された積層基板を提供する。
【解決手段】積層基板は、下地基板と、下地基板の上方にエピタキシャル成長され、シリコンが含有された窒化ガリウムで構成された窒化ガリウム層と、を備え、窒化ガリウム層は、半径50mm以上の上面を有し、窒化ガリウム層の厚さは、4μm以上であり、窒化ガリウム層の上面におけるシリコン濃度は、上面の中心における中心シリコン濃度に対して上面の縁から10mmの径方向位置における外周シリコン濃度が高い分布を有し、中心シリコン濃度は、4×10
15
cm
-3
以上2×10
16
cm
-3
未満であり、中心シリコン濃度からの外周シリコン濃度の超過分である外周シリコン混入濃度は、1.2×10
15
cm
-3
以下である。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
下地基板と、
前記下地基板の上方にエピタキシャル成長され、シリコンが含有された窒化ガリウムで構成された窒化ガリウム層と、
を備え、
前記窒化ガリウム層は、半径50mm以上の上面を有し、
前記窒化ガリウム層の厚さは、4μm以上であり、
前記窒化ガリウム層の前記上面におけるシリコン濃度は、前記上面の中心における中心シリコン濃度に対して前記上面の縁から10mmの径方向位置における外周シリコン濃度が高い分布を有し、
前記中心シリコン濃度は、4×10
15
cm
-3
以上2×10
16
cm
-3
未満であり、
前記中心シリコン濃度からの前記外周シリコン濃度の超過分である外周シリコン混入濃度は、1.2×10
15
cm
-3
以下である、
積層基板。
続きを表示(約 280 文字)
【請求項2】
前記上面の縁から幅20mmの円環状領域よりも内側の円状領域において、前記窒化ガリウム層の前記上面におけるシリコン濃度の、前記中心シリコン濃度からの超過分は、0.4×10
15
cm
-3
以下である、
請求項1に記載の積層基板。
【請求項3】
前記窒化ガリウム層の前記上面におけるシリコン濃度は、前記上面の中心から30mmの径方向位置における中間シリコン濃度が、前記中心シリコン濃度よりも高く、前記外周シリコン濃度よりも低い分布を有する、
請求項1または2に記載の積層基板。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、積層基板に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
各種の下地基板上に窒化ガリウム(GaN)層をエピタキシャル成長させた積層基板は、半導体装置を作製するための材料として用いられる(例えば特許文献1参照)。半導体装置の生産効率を向上させるために、積層基板の大径化が進められている。GaN層に添加されるn型不純物として、シリコン(Si)が用いられている。
【0003】
詳細は後述するように、本願発明者は、大径で、添加されたSi濃度が低く、また、GaN層が厚い積層基板について検討したところ、GaN層におけるSi濃度分布の面内不均一性(具体的にはGaN層の外周側でSi濃度が高くなるという不均一性)が生じやすいとの知見を見出した。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-199601号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の一目的は、GaN層におけるSi濃度分布の面内不均一性が抑制された積層基板を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば
下地基板と、
前記下地基板の上方にエピタキシャル成長され、シリコンが含有された窒化ガリウムで構成された窒化ガリウム層と、
を備え、
前記窒化ガリウム層は、半径50mm以上の上面を有し、
前記窒化ガリウム層の厚さは、4μm以上であり、
前記窒化ガリウム層の前記上面におけるシリコン濃度は、前記上面の中心における中心シリコン濃度に対して前記上面の縁から10mmの径方向位置における外周シリコン濃度が高い分布を有し、
前記中心シリコン濃度は、4×10
15
cm
-3
以上2×10
16
cm
-3
未満であり、
前記中心シリコン濃度からの前記外周シリコン濃度の超過分である外周シリコン混入濃度は、1.2×10
15
cm
-3
以下である、
積層基板
が提供される。
【発明の効果】
【0007】
GaN層におけるSi濃度分布の面内不均一性が抑制された積層基板が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態による積層基板を例示する概略断面図である。
図2は、GaN層におけるSi濃度の測定の仕方を説明するための、GaN層の上面図である。
図3は、実施形態によるGaN層の製造装置を示す概略側面図である。
図4は、実施形態の第1の例のGaN層の上面におけるSi濃度分布の一例を示すグラフである。
図5は、図4と同様な第1の例のSi濃度分布を、模式的に示すグラフである。
図6は、実施形態の第2の例のGaN層の上面におけるSi濃度分布の一例を示すグラフである。
図7は、図6と同様な第2の例のSi濃度分布を、模式的に示すグラフである。
図8は、比較形態によるGaN層の製造装置を示す概略側面図である。
図9は、比較形態によるGaN層の上面におけるSi濃度分布の一例を示すグラフである。
図10は、図9と同様な比較形態のSi濃度分布を、模式的に示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の実施形態による積層基板100について説明する。図1は、積層基板100を例示する概略断面図である。積層基板100は、少なくとも、下地構造10と、下地構造10上に形成された窒化ガリウム(GaN)層20と、を有する。
【0010】
下地構造10は、少なくとも、GaN層20をエピタキシャル成長させるための結晶基板である下地基板を有する。下地構造10は、必要に応じ、下地基板とGaN層20との間にバッファ層を有してもよい。バッファ層の構造は、必要に応じて適宜選択されてよい。
(【0011】以降は省略されています)
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